かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

火ノ山連峰 岩峰遊歩

2016年11月21日 | 山歩き

今日で7日連続の山歩き、筋肉痛など体の痛みやだるさは、老体で反応が鈍い(笑)のか、
全く感じない。今夏の遠征で7日連続で百名山を歩いた時に比べたら、どうということもない。

ただ、昨日の日暮ヶ岳の健康登山でやや気疲れも感じたので、郷土の名山:火ノ山連峰の岩峰を
遊歩し、気持ちをほぐすことにする。火ノ山連峰は低山ながらゴジラの背のような岩峰の
アップダウンが続き、それなりの高度感が味わえ、さながらミニアルプスの景観を呈する。

古くから山岳愛好家に支持され、週日に登山者は少ないものの、郷土の誇れる名山だ。
久しぶりに南端の仁光寺登山口に回り込み、潟上登山口まで全山縦走し、セミナーパーク
第5駐車場に戻る。

陶ヶ岳を越え、最初の鞍部から摩崖仏を巡り、岩屋山への縦走路に戻るコースが
新たに整備されており、早速歩いてみた。昨年、山岳関係者から情報は得ていたが、
違う山岳関係者がステップやチェーン、ロープを設置され、初心者でも支障なく
歩けるようになっていた。金光さんも情報を得られ、きっと歩かれたことだろう。
これで郷土の誇れる山に新たな魅力が加わった。山岳関係者に深く感謝します。
このことで気疲れもあっという間に吹き飛んでしまったようだ。

コースタイム セミナー第5P→仁光寺登山口(40分)→亀山(45分)→火ノ山(55分)
→陶ヶ岳(45分)→岩屋山(20分)→鯨岩(10分)→潟上登山口(15分)→セミナー第5P
(35分) 亀山、火ノ山で10分休憩 所要 4時間35分 軟弱、高年齢ゆえ長めです。

歩行ログ(測位 70毎)

いざあの山へ。

山紫水明の我が郷土、里山、溜池、田園、瀬戸の海と自然に恵まれる。この自然の恩恵を受けて来た
先祖に思いをはせる。

椹野川をはさみ、名田島の田園と後方の雨乞山、御伊勢山、相原山、どれも歩いた山ばかりじゃ。

火ノ山山頂より名田島の田園パッチワーク、小郡市街、雨乞山、御伊勢山、後方の禅定寺山、平原岳など。

一部茶葉に染まる陶ヶ岳周辺。

陶ヶ岳山頂では3名の登山者。簡単な挨拶を交わす。どこから登ったのですか?と聞かれたので
「セミナーPから南端(仁光寺)登山口へ回り、縦走して来ました。今から潟上登山口まで行き、
セミナーPに戻ります」と言うとびっくりされた。そうでもないのだけど。

陶ヶ岳すぐの鞍部より摩崖仏に向かう途中の岩壁、ステップとチェーンが設置されている。

その先には2か所にそれぞれ2体の小さ目の摩崖仏がある。

2つ目の摩崖仏、次回行った時にはじっくりと見ることにしよう。

鯨岩より高倉山、花ヶ岳方面、これも歩いた山だ。

山を歩きながら思い出した。亡父は若い頃、東京で信号機の制作に従事したことがあり、丹沢や秩父の
山を歩き回っていた。私の子供は小さい頃から山野を連れ回し、長男は大学でワンゲルに所属、現在も
細々ながら山歩きを続けている。長女と次女は子育てや仕事に忙しく、山歩きは遠のいているが、また
いつの日か復活することもあるだろう。こと山歩きに関しては3代継承が出来ていると言える。
欲を言えば孫も山歩きをすれば4代継承になるが、こればかりは強要は出来ない。

我が家の納屋には、亡父が使っていたピッケルが今でも眠っている。戦前のもので、使うことは無い
だろうがなかなか捨てられずにいる。