農ある暮らしの中で

片田舎で過ごす 静かな農ある暮らしを色々な思いをこめながら日々綴っていきたいと思います。

「沈黙」 サイレント

2017年02月03日 | 映画

遠藤周作の「沈黙」が映画になった。

巨匠スコセッシュ監督が
二十年という歳月をかけて映画にした。
この小説を いったいどのようにして映画にしてゆくのだろうか…とても興味深かった。

絶対に観てみたかった。

この小説は長崎に残る一枚の踏み絵から始まる。
隠れキリシタンの迫害がテーマである。
小説を読んだ後 沈黙の舞台である長崎の外見に出かけた。
作者がどんな思いでこの小説を書いたのか
その思いや空気を感じたくなるのだ。

スコセッシュ監督もやはりそうだった。

映画は小説を読んだ時程の 身体の底から湧き出てくるような
嗚咽はなかった。

でも 今 観るべき映画だと思った。
自分の存在や魂、そして価値観について向き合える。

怖れを成す トランプ政権…
いつも頭から離れる事なく大きな危惧を感じながら
今暮らしている。


人間がこんなに悲しいのに
主よ
海があまりに青いのです


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「あん」

2017年02月02日 | 映画


私たちは この世を 
 見るために 聴くために生まれてきた
 
 だとすれば
 何かになれなくても
 わたしたちは
 わたしたちには
 生きる意味があるのよ


 樹木に 寄りかかり
目を閉じて
風の音に耳を傾けながら
らい患者が亡くなる前に
主人公に静かに語りかけている

私たちは 失う多くのものの中から
きっとそれ以上のものを
学び得ていくものなのかもしれない…

傷みを得た人は
傷む人の心の闇を辿り掬い取る事が出来るのだと思った

いい映画だった。
樹木希林が役所であるいい演技をしていた。

決して葬り去ってはいけない過去がある

人は罪深いものだという事を忘れてはならない。
自分自身に常に問い続けなければならないのだと思う。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

忘年会

2016年12月23日 | 日記

君の肩

そっと寄り添う

冬の空


風の冷たい夜の街、 キラキラと輝く電飾がとても綺麗だった。
あぁ、そうか…もう クリスマスなんだ。
年を重ねる毎に時間の速さを感じ焦りだけが残る。

「おい、なんか美味しいものでも 食べに行こうか。」
と、夫が夕食を誘ってくれた。
お互いに色んな事が一段落し
二人で今年最後のささやかな忘年会をした。
お店の中は若いお客さんでいっぱいで、 熱気に溢れていた。
イタリアンのお店なので…カウンターの端っこに二人並んで座り、今夜はwineで乾杯。
グラスに三杯頂くと 一気に酔いが回ってしまった。
酔うと なんだかとても幸せで愉快な気持ちになって 全てがきっとうまくいくんじゃないかな…と 変な錯覚に陥ってしまう。

哀しい父の認知、 娘の事
そして、12月から三年の任期で委嘱を受けた、新しい役の事が頭をもたげているのだが
「俺もさあ 出来る限り協力するからさあ 頑張れ。」
という 夫の励ましに不安と重責がどこかへ吹き飛んでいくようだった。

10月末、何度か地区の会長が二人我が家へ挨拶に来られた。
いつかは地域のためにお返しをしなくてはと思ってはいたものの…まだ仕事をしているし一度はお断りしたのだが
何度も足を運ばれると、夫との絡みもあり断るに断れない状況になってしまった。
でも、お引き受けしたからには、地域のために子供たちのために 少しでも尽力したいと腹を決めた。

これから、研修や地域活動 学校との連携…仕事を抱えながら、ますます忙しくなりそうだ。


頑張るしかない。
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

2016年12月20日 | 随想

11月末 父が山仕事をしていて 足の骨を骨折した。

五時間に及ぶ手術を無事終え今も病院のベッドの上で身動き出来ない不自由な生活…
術後 環境の変化により意識障害を起こし…父の姿はみるみる急変していった。

86という高齢 いずれくるだろうと理解してはいても…
あの厳格で矍鑠とした父の
変わりゆく姿を見るのは 受け入れ難く
仕事帰り毎日、父を見舞いながら、
「じゃあ、また明日ね。」
と、父と握手し病室を出た後、暮れゆく中をライトをつけて車を走らせながら…急に涙がドッと溢れ出して止まらない。

お正月も自宅へ帰れそうになく 母の事ばかりを気にかけ何度も何度も同じ事を繰り返す父を見て胸が締め付けられる。
息子でもなく娘でもなく、やはり最後は夫婦なんだなあと
つくづく思い知らされる。

父が天寿を全う出来るまで、
私は娘として、出来る限りの事をしてあげたいと思う。

きっと、これからが大変なんだと思う。

コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加

愛すべき仲間

2016年11月19日 | 日記


 今夜は 一足早い山の会の忘年会だった。

 たわいもない会話をしながら
共に汗を流し、山の頂を目指す。、
時には温泉に浸かり、
枕を並べ寝息を聴く中で
いつしか互いの性格を知り得 分かり合えるようになった。

 今では めっきり山に登る回数も減ってしまったけれど
それでもこうして年に数回会って お酒を酌み交わし
お腹の底から笑って 歌をうたって
楽しい時間を過ごすと
なんだか 若者には負けないくらいの元気が 
身体の底から 沸々と湧きあっがて来る気がする。

 顔に刻まれる皺さえも美しく感じ
マイクを持って熱唱する仲間がなんとも愛おしく
熟年にしか味わうことの出来ない楽しみがあるものだなあと
つくづく思った。

 身体のあちこちに 故障がきながらも
来年の山行を計画するのがまた嬉しく生きる励みにもなるのだ。 
コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加