ネット仲間の雪山レポに心が動かされ、スノーハイクでもと思ったが、いまだ
冬ごもりから?目覚めず、以前から気になっていた陶峠から鎧ヶ峠まで周回する
ルートを歩いたてみた。
歩行ルートの概要は下図の通り、黒河内山及び鎧ヶ峠の手前は北部に回りこむ
ようになる。なおGPSは持っておらず、勘で書いているので正確ではない。
各ポイントの通過時間、ポイント間のコールタイムを矢印の近くに記している。
山中2時間、平地1時間半、全歩行距離約11kmの陽だまりハイクを楽しめた。
なお、鎧ヶ峠からの下りでは昨年の集中豪雨により山道が数か所流され、
寸断されているので注意を要する。慎重に見ればわかるはず。
数年前まで魚切山~黒河内山~鎧ヶ峠はヤブがひどく歩きにくかったが、
現在では整備が進み、歩き易くなっている。陶峠~魚切山間は○。
魚切山~鎧ヶ峠間はややワイルドだが、要所にテープ目印があり。
黒河内山~両足寺間は今回初めて歩いたが、平川方面のT字分岐では
方向確認のためコンパスを1度だけ使い、ルートミスの無いようにした。
ビギナーではちょっと難しいかも知れないが、山慣れた方なら歩けるでしょう。
陶峠から狐ヶ峰のコースも数年前はシダヤブがひどく、藪こぎを強いられたが、
現在ではすっかり歩きやすくなっていることを申し添えておきます。
次回は鎧ヶ峠から平川方面に下り、送電線の巡視道をたどって狐ヶ峰へと
周回するコースを歩こうと思っています。
また、両足寺から駐車地の動物愛護センターまでは、なるべく山裾の道を歩き、
距離を短縮しながら、民家の庭などを見ながら歩きました。
山口動物愛護センター下に駐車し、歩きはじめる。
1分も歩くと陶峠への登山口に着く。
前方が現存する一里塚、魚切山や狐ヶ峰への登山口になる。
山椿が開花していました。
魚切山の登山道からみた動物愛護センター方面
魚切山の山頂は火の山連峰の格好の展望台、ピークの右端が火の山、
左端が亀山のピークになる標高差は0.6mなので左右に裾を引く姿は
まるで富士山のようです。
魚切山頂北部の展望、山口市街、東西鳳翩山などが望める。
再び火の山連峰、かっこええなぁ!
中央右が花ヶ岳、左が凌厳寺山、かすみがかかって墨絵のようです。
黒河内山頂
黒河内山からみる火の山連峰はやや形が崩れてしまう。
黒河内山から鎧ヶ峠間の一部は明るい尾根道で感じが良い。
途中大海山方面を撮る。大海山は別名:亀尾山の名のごとく、どこからみても亀さんじゃ!
鎧ヶ峠には石仏が鎮座していた。
両足寺の下りでは平川方面に抜ける大村益次郎の道の分岐がある。
こちらに行ってしまうと反対方向になり要注意です。
次回はこの道も歩こうと思います。
人っ子一人おらず、ひっそりと静まりかえっていた両足寺、紅葉の頃はにぎわう。
両足寺の近くから見る火の山連峰、さてピークはいくつあるでしょう?
目立つピークだけでも8ヶ、ミニ八ヶ岳と言われる所以でしょう。
でも、魚切山から見るとミニ富士山ということになりますよね。
右端に菜の花を添えてみました。
魚切山南麓付近から火の山連峰、シンメトリーですが、とがりはいまいちです。
やっと駐車地に着きました。少し歩き甲斐もあったので気分爽快になれました。
後時?談:ヤブもさぞひどかろうと使い古した登山ズボンを着用して臨んだが、
さにあらず、荒れ加減なところはあったが、ヤブはほとんどなし。
近年、この山域も整備が進み隔世の感すらある。
これでまた近場で楽しめそうな山域がまた一つ増えたようだ。
魚切山~黒河内山~鎧ヶ峠~両足寺間は登山者も少なくワイルド感が味わえる。
そう言えば魚切山、黒河内山間の鞍部着いた時、近くで騒々しい物音が聞こえた。
その音からするとキジなどの鳥でもなく、狐や狸にしては音が大きすぎた。
現認出来なかったが、どうやらイノシシが潜んでいたようだ。
当然のことながら魚切山から両足寺までは誰にも出会わなかった。