A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

本に巡り合う

2013-07-06 10:52:43 | つれづれ
年間読書100冊計画を実施して3年目、そろそろこんな長続きしそうもない計画は取りやめにしようかとも思う。
何故なら「義務感で読む本はつまらない」から。

第2期目の終わりをあと1ヶ月残した頃、つまりは今年の3月末、このまま読みたい本を図書館の予約だけで待っていては絶対目標には達しないと思い、新刊と古本屋で10冊近くの本を買い、やっと目標を達成した。
実際のところ、1年目は115冊、2年目は103冊とそうギリギリではないのだが、それでも自分で自分を追い込んで読書の楽しみを減じてしまうのは本末転倒ではないかと思うのだ。

反面、新しい本との巡りあいという意味では、目標達成というノルマを意識する上で、今までは読んでみようと思わなかった本に手が伸びるという効果は確かにある。
昨年度でいうと坂木司という作家との巡りあいは本当に幸運だったと思える。図書館で借りたものも多いが数刊は購入もした。読書目標を立てていなければ巡りあうこともなかっただろう。

さて、本との巡りあいということを考えると、たまに不思議な出来事がおきることもある。

某スーパーに買い物に行ったとき、なぜか「この近くにある図書館の分館に寄れば、面白い本に巡りあえる」という予感がした。
その予感に素直に従い、何気なく手に取ったのが海堂尊の『チーム・バチスタの栄光』、確かに面白かった。苦労せずにページをめくれる読書の快感を久しぶりに味わった。

その一週間後の今日。同じ分館でその続編ともいえる『ナイチンゲールの沈黙』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』、『イノセント・ゲリラの祝祭』、『アリアドネの弾丸』の4冊を一気に借りた。
ページを繰る楽しみを想像して、僕は今からワクワクしている。


さてと、スーパーに寄って、読書のお供の酒とつまみを買って、家に帰ろうかな。