A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

僕らはバトンを受け継ぎ、そして走らなければならない

2012-03-20 22:47:18 | 所感
旧友の父親が亡くなった。
まだ小学生の頃、我が家のように上がり込み、飯を食い、TVのチャンネルを変え、寝ころんだり走り回ったりし、妹や弟を泣かせ、いわば我が子のように我が侭放題に振る舞った僕を許してくれた人である。

カミさん(友人の母)に先立たれ、ご自身も闘病の最中であったことは友人からも聴いていた。
自分も数年前、友人の母の葬儀で会って、二言三言言葉を交わしたのが最後となった。

その葬儀の喪主は友人が務める。彼が長男でその他兄弟を率いてきたのだから。

振り返ってみて、時の流れのその早さに思い知らされる。
いよいよ次は俺たちの番なのかと。

親の世代に庇護されて、傍若無人に振る舞うことのできた子供時代はもう既に無い。
今度は僕らが子供の世代を守って、目に見えないバトンを受け継がなければならないのだ。

友よ。君が受け取るそのバトン。しっかりと見守らせて頂く。
いずれ僕もバトンを受け取る身として。
君と一緒に併走する者として。