路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

風花の光るあしたに季を分ける

2006年02月04日 | Weblog

 晴れ。

 正月から行方がわからなくなっていたコンポストの蓋を隣家の庭で発見。冬眠鼠さんが了承をえて拾ってくる。
 これから夏にむかって蓋のないコンポストは悲惨であろうことが予想されていたので、あなうれしや。

 冬眠鼠さんが崖際図書館で借りてきた本のなかから、藤原正彦『古風堂々数学者』を読む。
 夕食前から読み始めて、一気に読み終わる。
 このひとの書いたものを多く読んでいるわけではないけれど、その主張(『国家の品格』に書かれているらしい事々)には概ね賛同する。(概ね、であってすべてではないけど。)
 この人の本が多くのファンをもっているらしいのは、彼が数学者である、ということも多分大変寄与しているのであろう。彼が人文系の人だったら、ここまで人気が出たかどうか。論理を職業とする人が情緒を称揚する、そこがいいんだろうな。
 けれども、現在の我国の体制側の人びとには、この人のファンなど全く(みごとに全く)いないらしいのが不思議である。(というか、もはやカンペキなバクチ国家日本にそんなひとがいるわけないのは、ほんとは全然不思議じゃないけど)

 そのあと、来月のゼミにむけて、金井正の略年譜をまとめる。
 パソコンで打ち込むだけなのに、相変わらずのもたもたぶりで、九時ころから始めて気づいたら12時をまわっていた。
 こんなことでは論文本文になったら何年かかるかわからないな。

 明日は立春。
 寒くなるらしい。


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