路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

花間より青空までを歩く人

2006年04月25日 | Weblog

 晴れた日だけど、あまり温かくはならない。
 今年は寒いなあ、芋の芽も未だ出ない。

 河上肇『自叙伝』を夜10時過ぎに読み出す。
 昭和24年の本だから、完全にヤケていて、全ページ紙魚だらけである。それがいいようなつもりで買ったけど、やはり実際に読むのは難渋する。で、途中(無我苑に入るあたり)から飛ばし読みになり、結局読みきらずにあきらめる。
 実は何かヤクにたつ記述でもあるのではないか、というさもしいココロずもりだったのだけれど、なかなかそうウマクはいかない。
 
 ついでに思い立って金井と同世代の人物をピックアップしてみる。
 同い年が石川啄木、藤村操、ひとつ上に大杉栄と田辺元、ひとつ下が折口信夫。河上肇は七つ上で、北一輝が二つ上である。
 このへん面白いので、日本史年表を仔細に眺めていると、河上が無我苑に入った翌々年に論文「無我の愛」が書かれていることがわかった。これってただ流行に乗っただけか?
 さらに「社会主義管見」の4年前に、全く同名の本が山路愛山によって書かれており、それがすぐに発禁になっていることも。
 ウム、これはどういうことか?
 とりあえず山路本を読んでみる必要がありそうだけれど、明治39年の発禁本、国会図書館にしか無いことがわかる。ウーム、どうしようか。この辺の図書館で取り寄せられるのかなあ。東京まで行かないとダメだろうか。
 やっぱり田舎モノは不利だということなのだろうか。

 昨日の閲覧数が突然450にもなっている。
 おいおい何があったんだ?

 

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1 コメント

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やっほ~ (なな)
2006-04-25 08:59:32
初めまして、新着ブログを彷徨ってます

アシアト残しておきました。テヘっ
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