もう少し、中年や、にしとこうかしらん。
老年如何に生くべきか、の覚悟が到底できておらんからに。
春だなあ。
懐かしきもの皆美しく・・・。
「放送大学日本史学論叢」第五号見事に刊行されました。
従来どおりIさんはじめ今回は若手のMさんの御尽力もあって、先端技術の編集によっての完成らしい。
ともかく、研究会幹部の皆様の無私の労働の美しい結晶。
論文三編、研究ノート一編。
考古学から中世、近世、近代と網羅しております。
どれも執念の珠玉の論考。
どこを切っても鮮血迸る文業。
世のひとびとよ、括目せよ。
もちろん五味文彦先生の御貢献、もはや頭が下がるどころではない。
先日久しぶりにお会いしたけれど、ますます意気軒高。
現在は専ら近世に関わっておられるらしい。
近くまた新刊を上梓、その後も続々と研究成果が世に問われることとなる由。
スゴイ。
いつも笑顔で、快活で、ワシのようなものにも明るく話しかけてくださって。
知性というものは、なんと伸びやかなものであるかと・・・。
はてさて、くすぶってばかりのわが身であるが、限りあるこの身試さん・・・とて。
春、でもあるし。
こちらは、今をトキメク呉座勇一先生も寄稿なさる信濃史学会「信濃」
百年近い伝統と千有余人を数える会員を擁する堂々の月刊史誌。
マア、ガッコウのセンセたちのお仲間雑誌でもあるらしきが。
なんてったって、どうやら査読だけで一年超、その後、万が一にも掲載が決まったとしても、実際の掲載までは順番待ちが年単位、というウワサ。
要するに、シロートのイチゲンさんが顔をだしたところで、誰だお前は、的な権威を誇るシロモノ雑誌ではあります。
なんせガッコウのセンセイたちだからね。
基本、庶民は相手にされない。
それがどうした、といわれれば、特にどうもしないのだけれど。
そういうわけで、はてさてまた一年。
この次の春は、はたして如何なる春であろうか。
ともかくも、生きてありたし。
出来得る事ならば、身の力かくも有りてと振り返るべく。
それでは。