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伊吹山のイヌワシ撮りの詳細・・・(後ろに牧峠情報がある)

2017-10-12 09:57:14 | 野鳥写真

靄(ガス)薄くなった中のイヌワシの飛翔シーン・・・(スクリーニング済み)
誰かが飛んでると叫んでいたが気が付くのが遅れてしまい後ろ姿になってしまいました。


頭の上を飛んだ時に撮ったイヌワシの飛翔シーン・・・(腹打ち)
崖側に自分の体を移動することが怖くて出来ないため、変な体制で撮ることしかできない。

滋賀県伊吹山へイヌワシ撮りに出掛ける・・・

 イヌワシで有名な伊吹山は、ドライブウエィー(12km、往復¥3,090)を殆ど登り切ったところにイヌワシの撮影スポットがあるため、伊吹山の麓まで着いても30分くらい掛かりますが、結構カーブが厳しい観光道路となっており、約1500mの頂上に展望台やレストラン(行っていないのでよく分かりません)があり一般の観光客が登ってきますまで、聞いた話では伊吹山に来る全体の20%くらいがイヌワシハンター(イヌワシ好きのバーダー)のようです。

 イヌワシハンター達は、カードレールの外側に入り断崖絶壁の足場の悪いところスレスレに三脚を立てて切り立っている崖の下を飛ぶイヌワシを上から撮るという理想的な撮影が出来るが、足が竦んでしまい尻込みを感じ崖の下が見えるところまではなかなか行けない(崖から1m位離れる)が、崖スレスレに飛ぶことがあるそうで飛んでも何も見えないことがあると地元の人達が教えてくれた。

 昨日9:30頃に現地に到着すると10~20人の東京や横浜から来たと言う他県ナンバーのカメラマンが既に三脚を立てていましたが、頂上付近は登って来る前から雲で覆われており見えませんでしたが、頂上付近(八合目1200m)に来ると全く雲の中にいるみたいに濃霧状態になっており、時折薄く谷間が見えることがありましたが、殆んど何も見えない状況となっていました。

 何も分からないまま更に頂上に向かって来ると地元の人が多いイヌワシの撮影スポットがあり、その先が駐車場となっているため車を停めましたが、殆んど霧というがガスで見えなかったため、周辺がどうなっているか分からなかったが車を停めて霧の晴れるのを待つことにしましたが、その場所にいた地元のイヌワシハンターからイヌワシの情報を教えて貰いながら待っことにし、約1300m程の伊吹山の上は冬の陽気で寒く厚手の上着(ダウンのジャケットを着ている人がいたり、防寒着が必要)を着ても丁度良かったが、結局午前中は霧(ガス)が晴れることがなく12時30分過ぎ頃になるとようやくガスが湧いてくる間隔が長くなり、時折イヌワシが飛ぶ谷合の全貌が見えるようになると、いきなりイヌワシが薄いガスが架かっている谷合を飛びましたが、気が付くのが遅れてしまい殆んど後ろ姿しか撮ることが出来ませんでした。

 イヌワシの里である秋田と山形県県境にある鳥海山五合目と新潟県牧峠頂上付近のイヌワシの撮影スポットから見ると落ち込んでいる谷の深さがあり、大体同じような厳しい自然環境(断崖絶壁)の場所と思いましたが、中でも伊吹山はイヌワシがよく撮れるスポットとして知られ有名になっているのが初めて訪れて分かりました。

 周囲の山と谷の深さがあると、谷の下にいる獲物を探しながらイヌワシが飛ぶため、谷合の中のイヌワシの背打ちの飛翔シーンが撮り易く、近くを飛んでくれると素晴らしい背打ちの飛翔シーンが撮れる。APS-Cカメラ 600m F4.0+1.4(テレコン)=1344mで撮ると、多少遠くを飛んでもファィダー内の画像が大きいため、フォーカスするにもしっかり色認識をするために充分余裕があるのかヒントも出し易く捉えることが出来る。

イヌワシ(国の天然記念物)の全長84cmと国内に生息しているワシの中でも三番目に大きい猛禽なので、両翼を広げると2m以上もあるため、遠くを飛んでも比較的フォーカスし易く撮り易いと思われるが、その中でも伊吹山のイヌワシが飛ぶ撮影スポットに勝るところはないかも知れません。

 ガスが薄くなった時にイヌワシのメスが左側の二重三重に重なっている山の稜線の定位置(メスがよく止まっている木)に止まっていると教えて貰ったが、あまりにも遠くファイダーにフォーカスいているうちに飛び出すと、稜線の向こう側えと消えて行ってしまいましたが、伊吹山を一周して来たのか暫くすると右側から急に現れましたが気が付いたのが遅れてしまい後姿しか撮ることが出来ませんでした。

 霧(ガス)が取れる頃に同じクラブのお仲間がご夫婦で伊吹山に来たと、少し前に到着した後に自分を探してくれ現地で会うことが出来ため、携帯電話を忘れてきたことを話してし、同じホテルを予約してもらい今晩の寝床を確保することが出来ました。

 12時30分過ぎ頃になるとガスが殆んど消えてきたため、イヌワシのメスが谷を飛ぶようになりましたか正面の山には霞が架かったように白っぽくなっており、イヌワシがその中を飛ぶとヒントが甘くなり厳しい撮影となりましたが、地元の人の話では10月に入って一番とよく飛ぶ日となったとオスメスが一緒に飛ぶこともあり、二羽の同時の飛翔シーン撮りは出来間せんでしたが、個別にオスメス(メスの方が主翼の羽の傷みが無く個体全体が綺麗、オスは片方の主翼の羽がの何枚かが傷んでいる)の飛翔を撮ることが出来ました。

 稜線に陽が落ちるまで撮れるからと、地元の人達に引き留められましたが、そこそこのイヌワシの画像が撮れたので、飛びものを撮っていたところから駐車場へ移動して行くと、誰かがイヌワシが木止まりしていると声が聞こえたため、イヌワシのメスの木止まりも一応撮ることが出来ましたので、4時頃までで撮影を切り上げ駐車場へ戻り機材を積み込み伊吹山を下りホテルへと移動して来ましたが、下り坂も登り程大変ではないもののつづら折りの長い坂を下りて来ました。

 カーナビと逆の方へ曲がった方が近道と教えてもらったので、カーナビは左折になっていましたが無視し山を下りて来ると信号を右方向へ曲がると約10kmもナビの距離が短くなり訂正されましたので、地元の人に教えて貰い助かりました。

 ホテルに着く前に燃料を満タンにするためGSに立ち寄り、ホテル近くのイオンで晩飯の寿司を買いチェックインすると速攻で大浴場に行ってゆっくりお湯に浸かり、朝3:00起きして自宅を出て来ると、3:30には中央高速に乗っていましたので、途中三回(談合坂・諏訪湖・恵那高原)休憩したものの6時間半走ってきたため、外食する元気もなく買ってきた寿司を食べ明日のために早寝しようと思いましたが、お仲間とホテルのロビーで本日の反省会をすることとし10時30分に就寝しました。

  もう一日伊吹山へ行こうとも考えましたが、そこそこの画像が撮れましたので、明日の行動を変更し岐阜県長良川(忠節橋のコウライウグイス)と名古屋市内(鶴舞公園の大ヨシゴイ)へ行くことに変更しました。

他野鳥スポットへも立ち寄る・・・

 長良川は、「兵ども(珍鳥ハンター達)の夢の跡」と如く、河川の堤防に夏場に生えていた草を作業者が大きな草刈り機を持込み草刈り作業中でしたが、既に抜けてしまい居ないことは分かっていましたが河川敷には人影もなく、長良川は静かになりカメラマンの姿も何もなく、10年位以上前に長良川の畔のホテルに泊まり鵜飼をしましたので、何となく懐かしく岐阜の町を思い起こしました。

 長居するとこもなく名古屋市内へと向かい鶴舞公園に出ていると言うオオヨシゴイ(36年ぶりに渡来)を撮りに行くが、朝方二度ほど現れただけで公園内の池の傍の川の中にある水草の中に隠れてしまいなかなか出て来ませんでしたが、個体全体を撮ることが出来ませんでしたが証拠写真が撮れたので、日陰のない夏日となった暑い中での待っての鳥撮りでしたので、バテてしまい午後2時30分過ぎには鶴舞公園を後にし帰途に着きました。

 しかし何時出て来るかも分からない撮影なので、昼飯も食べはぐってしまい新東名の浜松SAで遅い昼食を摂り、殆んどノーストップで自宅まで戻ってきましたが、自宅に着いたのが午後の8時30分頃になりました。

牧峠のイヌワシ情報・・・

 伊吹山で出会った横浜から来ている自分より年配のおじいちゃんが9月末に三日連続で牧峠を訪れると、イヌワシがよく飛びものも然ることながら止まりものも伊吹山よりも好条件(120~150mの止まり木に2時間も止まっていた)で撮れたと行くように進められた。全長84cmと大きい個体なので、多少遠くても充分撮れる筈です。

 牧峠のイヌワシハンター達は、質(タチ)が悪く初めて来たのに対し、10日に一回出るか出ないか分からないからと、適当にあしらわれるが10日に一回しか出ないところに誰が行くと言うのか教えて欲しいものです。

 知らない他人や初心者が行くと、もと親切に教えて上げられないものか、今更ながら野鳥撮りをしている人達の人間性が垣間見られることがあり、そんな人達の話は半分と聞き流し、折角、お金を掛けて現地を訪れたのだから頑張って撮られることをお勧めします。

 撮れないところにはわざわざ来ることはしませんので、又、誰も来ることもないし来ているにも拘らずそんな意地の悪い連中の話はまともに聞く必要もなく、自分に置き換えれば自ずと分かるもので、自分の信念に基づき行動することを老婆心ながらお勧めします。

イヌワシの飛翔シーン撮影・・・(写真21枚)

イヌワシの飛翔シーンの写真は、前日に21枚投稿していますので、そちらをご覧頂ければと思います。


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