高知の近藤印で購入。
かつて飲んできた酔鯨の吟麗シリーズだが、これは初だろう。
純米吟醸未濾過(無濾過)だが、ラベルには、さらに、新酒生酒とある。これがすっぴんの意味だろうか?
微発泡。
土佐しらぎく美潮と比べると、明確に異なる。いや実は無濾過らしい濃潤さは共通してあるのだが、この吟麗は米本来の味から由来する苦みが強い。これによってスクエアな雰囲気となる。
そしてその作用のせいか、甘さを感じさせないので濃淳ではあるが飲み疲れることは比較的少ないのではないだろうか。
濃いのでたくさんは飲めないだろうが、美潮は単品でチビチビとシェリー酒のように飲む。吟麗は多少食事と合わせながら楽しめるといったところか。
パイナップル風のフルーティーさが特徴。苦みを主体としたドライでスクエアで濃いめの酒。高知の酒らしい。そこに濃さを強めた感じ。
悪くない。
20200207追記。
高知の近藤印で購入。
ちょっと前なのでわからなかったが、冷蔵庫に並ぶ酒を見たてながら無作為に買ったこの酒は、実は過去に買っていた。さらに言うと今回同時に買ったのが、土佐しらぎくの美潮だ。
酔鯨+美潮の組み合わせは期せずして同じ組み合わせだった。
さて。ここのところ日本酒を飲む機会が減っている状況からの、この味は?
変なリンゴ酸味な濃淳な風味はあまり感じられず、うまい。
まず微発泡。雑味のあるフルーティーさ、さっぱり感がありそれが、濃い。その濃さはリンゴ酸的ではない。
そして後半から後味に関しては、ドライでキレがある。ただ、広島のある銘柄の酒的なウニ感がわずかに感じられる。
しかし、つまりはうまいと思う。日本酒ばかり飲み続けていたらリンゴ酸感がくどく感じられるかもしれないが、今回はうまいと感じる。