ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

土佐しらぎく純米吟醸山田錦

2018-02-17 16:36:46 | 日本酒

西条のむらかみ酒店で購入。以前土佐しらぎくを買った記憶がある。一瞬あらばしりを買おうと思ったが、後で思い返すと一度飲んでいたようなので、この純米吟醸山田錦は初めてだ。

精米歩合は50%で大吟醸と言ってもいい。他ならまだしも山田錦を使っているのに、である。

2017年のワインコンペティション?で金賞を受賞しているようだ。

直前には若波純米酒生酒を飲む。それと比較して。

清涼感があり、よりドライ。濃厚であるが、そのため苦味もやや多くなる。といっても悪くはない。

高知の酒らしさが感じられる。それからすると、端麗辛口一辺倒のイメージであったがそこに吟醸香ではないかもしれないが、清涼感が加わり、おいしい。

ある意味現代的な味覚の酒なのだろうか。伝統的な高知の酒でありながら、現代的な味付け。その意味では先ほどの若波も伝統を守りつつ、現代風な味付けをした酒と言える。

20180223追記

若波と比べ、意外と、こちらの方が濃淳だ。厚みがある。高知は端麗辛口でドライというイメージだが、若波と比べてではあるが、濃い。この辺りは好みなので濃くて重めがよければ土佐しらぎく、さっぱりしたければ若波でいいのではないか。


若波純米酒生酒

2018-02-17 16:19:32 | 日本酒

福岡の蔵元という。今まで聞いたことがない。

お店の話では、これまで普通酒だけを造っていた名もなき造り酒屋だったが、若き後継者が心機一転したという。

スクリューキャップでなく、昔ながらの栓だ。その栓を抜くと若干のプシュー音がある。

薫りは、そこまで吟醸香は無い。確かに精米歩合は65%という表示で吟醸ではない。定義はともかくつまり吟醸であることを主張していないということだろう。ただ淡麗辛口をイメージさせる香りだ。それをやや強くした感じ。

飲む。

嫌な日本酒っぽさがなく辛口、ドライだ。多少の甘味を感じながら、フルーティーな印象も感じられる。

口に含んで初期に甘みが感じられ、中盤以降から酸味のあるフルーティーさがやってくる。そのフルーティーさも作為的ではなく中高音な爽やかさ。後味はドライでキレがあり、嫌な余韻派もこさない。

派手さゴージャスさはないが、土着感がなく、清々しい酒だ。

唐揚げのような味の濃いやや洋風で日本酒と相いれるかと思われるようなものと意外と合う。唐揚げの味にまぎれて、酸や刺激感だけ残り、不快な味を残すことがなく。それを感じさせる手前でうまく、この日本酒の個性を踏みとどまらせる。

20180218追記

生酒らしく一日おいてより炭酸が増えた感じだ。味は苦味を持ちつつさっぱり辛口であり、変な日本酒味は感じそうで感じられず、フルーツ感もそれを強調し過ぎると嫌みだが、そこまでいかず、いい。

20180223追記

土佐しらぎくと平行して飲んでいるが、土佐しらぎくより、淡麗でさっぱり感が強い。愛媛の酒に近いかもしれない。石鎚あたり。

20180302追記

ごま鯖と合わせると、同じ福岡つながりか、合う。

 

20181214追記

2回目のテイスティング。ただし、今年の新酒らしい。前に飲んだのは一年前かと思ったら今年だったのだ。

新酒で生酒となればフレッシュで発泡もよくしているのではないかという予想。

飲む。たしかにうまいのは変わらない。発泡は強いのか弱いのかはわからない。発泡しているというのはよくわかる。

苦みのある甘味があり、吟醸ではないが、それでも相変わらず飲みやすい。

ちょっと気づいたのは、広島のある種の酒にあるウニっぽい風味が隠れている。それがベースにあって酸味やさわやかさでうまくカバーしている。

 


鉢割

2018-02-05 20:36:09 | こんなアイテム

へうげもの 第百三十三席「ORIBECHAMELEON」猫をからかって、その顔を図案にする。その後、大谷刑部、石田三成が列席する茶席がある。大谷刑部の番で彼は病気のため体液が茶に垂れてしまう。誰もがそのあと茶を飲むのをためらうが、石田三成だけが茶をのみ干す。そこで関ヶ原での三成と大谷刑部の友情につながると言う有名な場面があり、第百三十六席「Hyouge Mono」の冒頭に完成品が登場する。それがこれだ。


サッポロ月のキレイな夜に

2018-02-04 22:15:51 | ビール以外

ビールかと思っていたが、発泡酒だった。

フルーティーな香りと余韻を楽しむ、とある。

色は結構薄い。内容物はコリアンダーシード、オレンジピールなど。小麦も入っている。

味は、コリアンダーやオレンジピールの風味の、それから想像される味そのままだ。

甘ったるくなく、端正な味と喉ごしなので、口に甘ったるさが残らずいいかもしれない。