ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

金泉万葉

2014-07-06 15:43:16 | 日本酒

 

Photo_5

 

これは思い出の酒かもしれない。まだ日本酒に興味を持ち始めた学生の頃。地元の(地酒が豊富に揃うこだわりの)酒屋で、香りがよくて飲みやすいものをと尋ねた時に、紹介してもらったのがこれかもしれない。

その時の印象では、香りが強く独特でむしろ日本酒ではなかった。そう感じた。実際店に再度訪ねたとき、店主も付香をしていて良くない。なんてことを言っていたような気がする。それからしばらく飲むこともなかった。そのうち社会人になり、蔵の近所で仕事をしたこともあり、気にはなっていたが、いつの間にか蔵が廃業となって、雨後の月の相原酒造に吸収されたり、と、時代は大きく流れた。そしてこのたび懐かしの酒をまた飲んでみようと思った。

こちらも雨後の月吟醸純米酒と同じベクトルの味と香り。こちらの方がより香りとそれに伴う刺激感が強まっている。後味に日本酒っぽさが出てきそうなのだが、それをカバーする持続性のある吟醸香だ。
あるいは一気に飲むより、ちびちび飲むとその香りを楽しめるのかもしれない。
本洲一の純米吟醸と比べると、キレがあるといえる。本洲一は甘ったるいようなウェットな中盤以降の味がある。

飲めば飲むほどうまいかもしれない。たとえるならピーチネクターのような味わい。値段はちょっと高めだが、上位に入るかもしれない


雨後の月吟醸純米酒

2014-07-06 15:39:11 | 日本酒

Photo_4

広島の酒でつうを気取るなら雨後の月と言われてきた。うまいのもさておき名前が抒情的でいいということからだ。

という話を学生の時から言われていたわけだ。10年前にも蔵元のある呉で仕事をしていたこともあるのだが、飲んだのは初めてだ。

まずまずフルーティー、桃のような味わいがある。ただしこれまた桃と同様、桃の赤くなった部分の渋味のようなものも強い。全体的にフルーツ感が味わえ、広がりと持続時間もある。誠鏡幻と比べ、横方向の香りが広がったようだ。
フルーティーでうまいがみずみずしさでは本洲一か。

20230820追記。

9年ぶりに飲むのか、、

やはり丸い、という印象。

石川の酒に慣れてしまったせいか特にそう感じる。

ジューシーではあるがクドくなく。そう言って薄いわけでもない。

適度な苦味はある。それゆえに桃のような味わいとなる。

と言うところは、変わっていないようだ。筋が通っている。

20230901追記。

同じ、広島の「海のほしがき」と合わせている。

このほしがきは牡蠣を干したものだが、干したことにより適度な歯ごたえ、

そして牡蠣の風味が凝縮している。

広島の酒は軟らかい印象。広島の水は軟水と言うイメージそのまま。

本当に優しい味わい。特にこの雨後の月は。

なんだかそれだけに、ほしがきと合わせると、海の風味が相加的に増す。

味の系統が似ているので、正に海の風味満開と言った感じ。


誠鏡幻純米吟醸

2014-07-06 15:32:35 | 日本酒

Photo_3

バナナを思わせる香り。
味はそれほどフルーティーではなく、苦味渋味がある。バナナというのはそれに由来するのだろう。
ただ日本酒っぽさはそれほど感じられない。落ち着いたしっとりとした、苦味渋味を主体とした味だ。

これ単独ではうまく感じられないかもしれない。料理と合わせるといいかもしれない。


キリンのどごし生アイス製法

2014-07-06 13:40:06 | ビール以外

Photo_2

喉に冷たさを感じる糖を使用して冷たさをアップさせているらしい。冷寒は感じなかった。のどごし生はグルタミン酸っぽい味がするというイメージで避けていたが、久々に飲むと、それより収斂性の味が嫌だと思っていたのだが、ホップのような味わいすら感じた。さらに飲むほどに喉から胃の上部まで冷寒が残る。宣伝通りだ。


金麦クリアラベル

2014-07-05 22:39:14 | ビール以外

Photo

クリアと言うとシルバーのイメージか。サブタイトルはのどごし爽快とあるので、喉で味わってみる。
のどごしあるきはするが、第三らしく、渋味と言うのか苦味と言うのか、後に残る。そして甘いようなグルタミン酸っぽさのある後味が残る。
酔いが深まっている状態では何がなにかわからないが、大豆の素煎りとはまあまあ合う。