ちょっと日が空いてしまいましたが、生麩作りの続きです。
前回は小麦粉をこねて、丸めたものを、冷蔵庫で寝かせるところまででした。
さて、冷蔵庫で1~2時間寝かしたら取り出してきます。
(ブログ的には日がかなり空いてしまったのですが、寝かせるのは2時間くらいです。くれぐれも)
だいぶしっとりした表面になっています。
これを大きめのボールに入れます。
水を満たしていき
たっぷりの水で洗っていきます。
最初は水が吸収されていないので粘土のようですので、なでるように、少しずつ表面を溶かすように洗っていきます。
そのうちに表面に弾力性のあるふわふわの小玉が現れ始めます。
最初はすぐに水が白く濁りますので、頻繁にきれいな水に入れ替えます。
しばらく洗っているとその小玉が増えてきます。触感は明らかに最初の粘土のようなものとは異なる、かなり弾力のあるぶつぶつの感じになります。
その小玉は、ポロポロ落ちていったり隣の小玉とくっついたりしますが、構わず洗っていきます。底にたまったブヨブヨの小玉(の集合体)をこぼさないよう、水を替えつつ洗っていきます。
どんどん洗います。
このように最初の小麦粉の固まりとは別に、
底の方にブヨブヨがたまってきます。
このくらいになると(元の大きさの半分くらい?)当初の粘土のような触感ではなく、ガムのような触感に変わってきます。
このあたりになると「なでる」なんてものではなく、ぐちゃぐちゃに揉むように洗います。
本体はほとんどブヨブヨ(グルテン)になり、ところどころグルテン以外のデンプンの成分が残っています。これもきれいに洗って流していきます。
(ただこんな部分は洗ってもグルテンが残らないようです。多分強力粉をこねたときのムラなのではないかと思います)
デンプン部分がほとんど洗い流されると、自然とブヨブヨの小玉が凝集して1つの大きなブヨブヨになります。これがいわゆるグルテンの固まりです。
もはや洗っても白く濁らなくなります。
あとは固まりを握って適当に水分を絞っておきます。
つぶれるのではないか?と心配になりますが、かなりの弾力があるので千切れることはありません。
そして、最後にラップに包んで、またまた冷蔵庫に入れて寝かせます。
大体丸1日寝かせておきます。
因みにこのときの状態は、小さなブヨブヨが集まった感じです。ぼこぼこで空洞だらけです。脳のような外観です。これが果たして店で売っているような、滑らかなお餅のようになるのでしょうか?