東京地検は24日、14日夜に宿直勤務に就いた職員が、勾留が取り消された脅迫事件の容疑者を誤って不当に勾留し、釈放してはいけない別の傷害事件の被告を誤って釈放するミスがあったと発表した。いずれも職員が裁判所の決定を誤解したのが原因で、相次ぐミスに地検の山上秀明次席検事は「基本中の基本を怠ったもので誠に遺憾。重大な問題であり、人事上の処分を検討する」としている。
地検によると、ミスは今月14日夜、検事と検察事務官ら地検職員の宿直勤務中に起きた。脅迫容疑で勾留されていた容疑者に対し、東京地裁は午後7時半ごろ、勾留を取り消す決定をしたにもかかわらず、職員はこの決定を誤解し、容疑者の勾留を不当に続けた。
また、午後9時半ごろには、地裁が傷害事件で勾留されていた被告に対し、保釈の許可を取り消す決定をしたにもかかわらず、誤って被告を釈放したという。
いずれも翌15日、他の職員がミスに気づき、それぞれ手続きを取った。
2017.11.24 17:59更新 産経ニュース
地検によると、ミスは今月14日夜、検事と検察事務官ら地検職員の宿直勤務中に起きた。脅迫容疑で勾留されていた容疑者に対し、東京地裁は午後7時半ごろ、勾留を取り消す決定をしたにもかかわらず、職員はこの決定を誤解し、容疑者の勾留を不当に続けた。
また、午後9時半ごろには、地裁が傷害事件で勾留されていた被告に対し、保釈の許可を取り消す決定をしたにもかかわらず、誤って被告を釈放したという。
いずれも翌15日、他の職員がミスに気づき、それぞれ手続きを取った。
2017.11.24 17:59更新 産経ニュース