医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

寝たきり患者の肋骨折った元看護師、懲役10年判決

2011-02-25 22:04:44 | 医療界
 寝たきりの入院患者の肋骨(ろっこつ)を折るなどしたとして、傷害罪に問われた兵庫県佐用町の佐用共立病院の元看護師、羽室沙百理被告(27)の判決が25日、神戸地裁姫路支部であった。杉田友宏裁判長は「被告を信頼していた患者らを裏切り、社会的影響も大きい」と述べ、懲役10年(求刑懲役12年)を言い渡した。

 判決によると、羽室被告は2008年12月~09年1月、男女6人(70~90代)の胸を手で強く押して肋骨を折って重傷を負わせたほか、男性患者(当時80)の右目をボールペンの先で突くなどして1週間のけがを負わせた。

 動機について、判決は「上司や同僚らに仕事ぶりを評価されないなどと思い込み、患者の身体を傷つけることでいらだちを解消しようとした」と指摘。意思疎通が困難な寝たきり患者を狙っており、肉体的苦痛や恐怖を訴えることができなかった被害者の精神的苦痛は計り知れないと述べた。

2011年2月25日19時0分 朝日新聞


看護師が患者様に暴力を振るっては、医療は成り立たない。
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