802号法廷(岡田健彦裁判長)午前10時から午後5時まで4人の方の証人尋問がありました。検察側の証人尋問の立証趣旨で、夫である利昌被告との共謀の有無及び詐欺における欺罔行為の故意性に争いがありますので、そちらにも注目をして傍聴しています。
午前中は、高岡医院(高岡西洋医学東亜医学医院)で平成28年3月から4月(高岡典子医師の医業停止期間 平成27年10月15日から平成30年10月14日)まで管理医師をされていたA子医師の親しいお知り合いの方が証言されました。
その方の証言によりますと、A子医師には、認知症の疑いがあったのですが、H医師の仲介により高岡医院に勤務することになったようです。しかし平成28年4月28日には、主に仕事が忙しいという理由で船橋の自宅へ逃げて帰って来ました。勤務日が月水金だけの約束が毎日、医院の近くのアパートに住み込みで働かされて嫌になってしまったようです。しかし、高岡被告夫婦が船橋の自宅まで「患者さんが医院で待っているので戻ってきてください」と連れ戻しに来てA子医師は困っておられました。A子医師と以前から親しく付き合っていましたので、代わりにお断りの連絡をする事になり電話をしましたら高岡先生が感情的になって「何を言っているの、あなたに話すことはありません」などと怒鳴られました。
その後もA子医師のところには何度か高岡医師から復職を希望する電話連絡があったようです。あまりにしつこく言われたので、A子医師はまた戻ると言ってしまったようです。
その事をH医師に相談すると、辞めるのなら認知症の診断書と退職願いの提出をしたらどうかとの助言を頂いたので、A子医師と近隣の病院にかかりましたところ認知症に間違いないと診断を受けてすぐに入院することになりました。入院中の5月下旬から6月初旬まで毎日、高岡先生からは電話があったようです。7月には病院を退院して老人ホームに入られました。
(A子医師は裁判所に出頭できないようです)高岡被告側の弁護士からは証人の証言が伝聞証拠になる可能性があると指摘があり裁判所、検察側に何度か注意が入りました。
つづいて午後からは高岡医院に勤めていた方の証言になります。
>平成28年6月頃にA子医師が診察しているのを見たことがありますか?
ありません。しかし診断書、レセプトにはA子医師の名前を使っていました。
そうするように言われていました。
>A子医師の事で他に何か指示されていた事がありますか?
外部からの対応で、誰が高岡医院で診察していますかと聞かれたら高岡医師でなくA子医師がしていますと答えなさいと言われていました。なんで医院を開いているのかと不思議だと思っていました。以前も同じ犯罪で捕まって有罪判決を受けているのに、また同じことをやってしまって犯罪の片棒を担いでいるようでした。患者さんからも苦情が来ていて、保健所に連絡して医院を指導して欲しいと頼みました。
保健所は来てくれて指導はしたのですが、高岡先生は反省をしませんでした。保健所が置いて行った文書も破いてゴミ箱に捨ててしまいました。それ以上保健所が動いてくれないということで、警察に連絡することになりました。1回目は匿名なので警察が動きませんでしたが2回目は氏名を名乗ると警察が調べることになりました。
>リハビリ計画書は、誰が書いていましたか?
オーナー(利昌被告)だと思います。
>誰の名前で書いていましたか?
リハビリを勤めていたKさんの名前です。
Kさんは目が不自由で、診察をすることや病名を書くことは出来ません。
>なぜ医院を続けていたのでしょう?
跡継ぎの為のようです。
>高岡医師と利昌被告との力関係はどうでしょう?
オーナーが上のようでした。
つづきまして、高岡医院に10年ぐらい来ていらっしゃる主婦の患者さんの証言です。
薬を貰いに医院に通院していました、高岡先生は気さくな先生です。以前の詐欺事件の件では迷惑を掛けましたなど謝られました。そんなに悪い風には見えませんでした。
ただオーナーは喜怒哀楽が激しく穏やかでない時にはスタッフや患者さんにも荒く指示をする事がありました。平成28年10月ぐらいまで医院には行っていました。
つづきまして、高岡医院と取引があった金融機関の方の証言です。
平成27年4月から平成29年3月まで取引先としてお付き合いをしていました。
高岡医院は、グループ企業4社がありまして、貸付金が1億円あります。
その毎月の支払の事で時々、医院に伺っていました。
平成28年の1月の事ですが、最初に管理医師をお願いしていたK医師が患者さんから苦情が多くて困っている、医院のために辞めてもらう、次の医師を探しています。と言われたので、こちらとしては返済が滞ると困ります早く医師を探して下さいと言いました。
その後、3月に新しい医師としてA子医師が見つかり、すぐに来てもらうことになりました。それで4月からは返済額を毎月10万円から15万円にする合意をオーナーと致しました。
しかし、6月頃からA子医師が体調を崩していて、非常勤の医師を日当1万円で雇っていると聞きましたが、その医師とは一度も会っていません。12月頃に来年の4月には娘さんが医師として戻ってくるのでそれまでは頑張っていきますと言っていました。
平成29年の1月に警察から調査依頼が来ました。
また7月中に裁判があります。
午前中は、高岡医院(高岡西洋医学東亜医学医院)で平成28年3月から4月(高岡典子医師の医業停止期間 平成27年10月15日から平成30年10月14日)まで管理医師をされていたA子医師の親しいお知り合いの方が証言されました。
その方の証言によりますと、A子医師には、認知症の疑いがあったのですが、H医師の仲介により高岡医院に勤務することになったようです。しかし平成28年4月28日には、主に仕事が忙しいという理由で船橋の自宅へ逃げて帰って来ました。勤務日が月水金だけの約束が毎日、医院の近くのアパートに住み込みで働かされて嫌になってしまったようです。しかし、高岡被告夫婦が船橋の自宅まで「患者さんが医院で待っているので戻ってきてください」と連れ戻しに来てA子医師は困っておられました。A子医師と以前から親しく付き合っていましたので、代わりにお断りの連絡をする事になり電話をしましたら高岡先生が感情的になって「何を言っているの、あなたに話すことはありません」などと怒鳴られました。
その後もA子医師のところには何度か高岡医師から復職を希望する電話連絡があったようです。あまりにしつこく言われたので、A子医師はまた戻ると言ってしまったようです。
その事をH医師に相談すると、辞めるのなら認知症の診断書と退職願いの提出をしたらどうかとの助言を頂いたので、A子医師と近隣の病院にかかりましたところ認知症に間違いないと診断を受けてすぐに入院することになりました。入院中の5月下旬から6月初旬まで毎日、高岡先生からは電話があったようです。7月には病院を退院して老人ホームに入られました。
(A子医師は裁判所に出頭できないようです)高岡被告側の弁護士からは証人の証言が伝聞証拠になる可能性があると指摘があり裁判所、検察側に何度か注意が入りました。
つづいて午後からは高岡医院に勤めていた方の証言になります。
>平成28年6月頃にA子医師が診察しているのを見たことがありますか?
ありません。しかし診断書、レセプトにはA子医師の名前を使っていました。
そうするように言われていました。
>A子医師の事で他に何か指示されていた事がありますか?
外部からの対応で、誰が高岡医院で診察していますかと聞かれたら高岡医師でなくA子医師がしていますと答えなさいと言われていました。なんで医院を開いているのかと不思議だと思っていました。以前も同じ犯罪で捕まって有罪判決を受けているのに、また同じことをやってしまって犯罪の片棒を担いでいるようでした。患者さんからも苦情が来ていて、保健所に連絡して医院を指導して欲しいと頼みました。
保健所は来てくれて指導はしたのですが、高岡先生は反省をしませんでした。保健所が置いて行った文書も破いてゴミ箱に捨ててしまいました。それ以上保健所が動いてくれないということで、警察に連絡することになりました。1回目は匿名なので警察が動きませんでしたが2回目は氏名を名乗ると警察が調べることになりました。
>リハビリ計画書は、誰が書いていましたか?
オーナー(利昌被告)だと思います。
>誰の名前で書いていましたか?
リハビリを勤めていたKさんの名前です。
Kさんは目が不自由で、診察をすることや病名を書くことは出来ません。
>なぜ医院を続けていたのでしょう?
跡継ぎの為のようです。
>高岡医師と利昌被告との力関係はどうでしょう?
オーナーが上のようでした。
つづきまして、高岡医院に10年ぐらい来ていらっしゃる主婦の患者さんの証言です。
薬を貰いに医院に通院していました、高岡先生は気さくな先生です。以前の詐欺事件の件では迷惑を掛けましたなど謝られました。そんなに悪い風には見えませんでした。
ただオーナーは喜怒哀楽が激しく穏やかでない時にはスタッフや患者さんにも荒く指示をする事がありました。平成28年10月ぐらいまで医院には行っていました。
つづきまして、高岡医院と取引があった金融機関の方の証言です。
平成27年4月から平成29年3月まで取引先としてお付き合いをしていました。
高岡医院は、グループ企業4社がありまして、貸付金が1億円あります。
その毎月の支払の事で時々、医院に伺っていました。
平成28年の1月の事ですが、最初に管理医師をお願いしていたK医師が患者さんから苦情が多くて困っている、医院のために辞めてもらう、次の医師を探しています。と言われたので、こちらとしては返済が滞ると困ります早く医師を探して下さいと言いました。
その後、3月に新しい医師としてA子医師が見つかり、すぐに来てもらうことになりました。それで4月からは返済額を毎月10万円から15万円にする合意をオーナーと致しました。
しかし、6月頃からA子医師が体調を崩していて、非常勤の医師を日当1万円で雇っていると聞きましたが、その医師とは一度も会っていません。12月頃に来年の4月には娘さんが医師として戻ってくるのでそれまでは頑張っていきますと言っていました。
平成29年の1月に警察から調査依頼が来ました。
また7月中に裁判があります。