悪質な税金事件を手掛けた特捜部元検事で、愛知県弁護士会の長谷川鉱治弁護士(55)=名古屋市昭和区=が、名古屋国税局から4年間で約1億1千万円の所得隠しを指摘されたことが分かった。追徴課税は重加算税を含め2千数百万円とみられる。
長谷川弁護士は税務処理を名古屋国税局OBの元税理士に任せていた。ところが、元税理士が2011年に約1億円の脱税事件で逮捕されたため、関与が疑われることを恐れ、長谷川弁護士は「過去の書類を調べ、申告した」という。
関係者によると、長谷川弁護士は、09年までの4年間に受け取った顧問料や裁判費用など約8千万円の所得を隠し、10年分の所得にこの分を上乗せして申告していた。このほかに弁護士報酬を前受け金にして収入から除外したり、経費を水増ししたりして約3千万円の所得を隠したとみられる。国税局の指摘を受けて修正申告し、納税した。
2013年12月28日05時42分 朝日新聞
長谷川弁護士は税務処理を名古屋国税局OBの元税理士に任せていた。ところが、元税理士が2011年に約1億円の脱税事件で逮捕されたため、関与が疑われることを恐れ、長谷川弁護士は「過去の書類を調べ、申告した」という。
関係者によると、長谷川弁護士は、09年までの4年間に受け取った顧問料や裁判費用など約8千万円の所得を隠し、10年分の所得にこの分を上乗せして申告していた。このほかに弁護士報酬を前受け金にして収入から除外したり、経費を水増ししたりして約3千万円の所得を隠したとみられる。国税局の指摘を受けて修正申告し、納税した。
2013年12月28日05時42分 朝日新聞