神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[SF] 蛍女

2008-10-05 23:32:07 | SF
『蛍女』 藤崎慎吾 (ハヤカワ文庫JA)



2005年に発売された『ハイドゥナン』の前日譚にあたる小説。
こちらは2004年にソノラマ文庫から発売されたが、ソノラマ文庫廃刊に伴い、移籍してきたらしい。
MDやアンテナが引き出せる携帯電話など、ちょっとだけ古い小道具が出てくることに違和感があるが、『ハイドゥナン』の記述から舞台が2003年であることが推定されるらしい。2004年が初刊なのだから、あたりまえか。

話としては、リゾート開発に対して“天狗が怒る”というありがちなエコ小説に見えて、粘菌の特性や嫌気性細菌による地震など、最先端科学に裏打ちされたハードSFである。

エコ小説には胡散臭い自然礼賛小説が多いが、藤崎慎吾の場合は、自然を必要以上に神聖視せず、あくまでも天狗やオーサキ(神獣)の正体を科学的に探ろうとする姿勢が、SF作家らしい。

ところで、この小説にも出てくる粘菌の研究がイグ・ノーベル賞を取りました。《小さきもの》=細菌による地震発生説も、そのうちイグ・ノーベル賞、いや、本当のノーベル賞を獲る日が来るかも。


ちなみに、オーサキの正体とされるオコジョは、どちらかというと丸顔で狐っぽくないよね。

磐田 5-0 札幌

2008-10-05 22:57:06 | コンサ
後援会バスツアーからただいま帰着。
最下位争いのはずが、見事な横綱相撲を喰らいました。

ダヴィ、クライトン、アンデルソンそろい踏みで、かえってボールの出所、受け手が固定されて、カウンターの餌食。たとえそれが通用しなくても、今年のコンサドーレにはそれしかないのは、控えにFWがいないことでもわかる。ダヴィもクライトンもフラストレーション溜りまくって黄紙を貰う。良かったのは西くらい。砂川が最悪。

どうしてわざわざ狭いサイドにはまり込んで、足元同士で細かいパス回しなんかするんだろうか。
ポジションチェンジや、追い越しがほとんど見られないのは、ゾーンディフェンスの呪縛なんだろうか。

1点目。優也、ポロリ。
2点目。コーナー。
3点目。コーナー。
中入り。
4点目。PK。
5点目。ミドル。

……さすがに、今日は「よくやった。次がんばれ」とは言えんかった。

終了時の挨拶で、まばらな拍手と罵声が飛ぶ。
太鼓のおじさん応援拒否。USのコールに太鼓鳴らず。
USの若いのが強引に奪って叩くも、コールもまばら。
暴力はイカンし、応援の押し付けもイカン。