神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

今年の桜

2013-03-28 09:37:33 | Weblog

今年の桜は早いですね。

住んでいるあたりの桜祭りは4月の第1週が多いのだけれど、それまでに残っているのかどうか心配。

まぁ、花より団子。桜より酒。祭りの口実はなんでもいいのかもしれませんがね。

 

さくら(残堀川)

 

さくら(神田川)


[コンサ] 2013 J2 第5節 福岡 vs 札幌

2013-03-24 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第5節 アビスパ福岡 1-0 コンサドーレ札幌 @FootNik中野


今季初のFootNik観戦。相変わらずビールも食事も旨い。ちょっと高いけど(汗

ワカモレに付いてきたトルティーヤチップスも、スナック菓子じゃなくってほんとにトルティーヤを揚げた手作り風でむちゃくちゃうまかった。以前からそうだたっけ?


神戸戦から上里が体調不良で抜け、先発に古田が復帰。そしてベンチにテレと内村も復帰。

今日も前線は前田と宮澤のコンビだが、オフザボールでの動きが少なかった神戸戦と比べて格段に動くようになり、ボールもつながる。しかし、福岡の守りも固く、なかなかシュートまでいくことができない。

前田のシュートのこぼれ球を岡本が押し込んでネットを揺らし、FootNikも大盛り上がりだったが、これはオフサイド。岡本ではなく、宮澤が引っかかった。

前半はこの前田のシュート1本のみ。シュート体勢に入ってからブロックされたシーンもあったが、それを入れても2本だけ。

しかも、開始早々に右SBのチョソンジンが負傷交代。腰の打撲っぽかったので問題なさそうだが、さらにひねっていれば長引くかも。

替わって入ったのはSB転向を行ったり来たりの上原。FWの方が実績を残しているのだが、FWでのレギュラー定着もできず、試合終了間際の大作戦要員のイメージが近い。

しかし、不安もなんの、上原はSBの守備を無難にこなし、さらにどんどん前線にも上がる。これなら、SBでレギュラー定着もありかも。

相手の福岡もそれほどガンガン来るわけでもなかったので、お互いにパスは繋がりボールは動けどゴールは遠い状態。


これは0-0もしかたないかと思ったが、後半早々、いきなり古田が抜け出してシュートを放つ。ここから積極的にプレッシャーをかけ、ボールを奪って速く攻めるという意識がようやく見え始める。

そしてついに、古田に代わって入った砂川のクロスに上原が飛び込み、ドンピシャのボレー。これをキーパーがはじいたところを、後ろから上がってきた宮澤が豪快にボレーでたたき込んだ。

その後、松本戦のように逆転されるなよと祈る間に奈良が二枚目のイエローでなんと退場。しかも、プレーを止めるレフリーの笛が鳴った後で故意にボールをけったという遅延行為。これはあまりにももったいない。奈良は評判の悪いツーブロックの頭を丸めて反省すべき。

ただでさえ少ないDF陣に空いた穴は、河合が下がって埋め、宮澤がボランチ。

もう本当に祈ることしかできない中、福岡の波状攻撃を身体を張って守ったり、サイドでキープしたりとなんとか逃げ切り2勝目。これで最下位はなんとか回避。

得点シーン以外でFootNikが一番盛り上がったのは、あの前田がスライディングタックルでボールを奪ったシーンか。珍しい、いいものを観られた(笑)

次の相手はJ2では反則と言われるG大阪。とはいえ、ガンバも勝ちきれずにまだ1勝しかしてない。……無敗だけど。DFラインから奈良とチョソンジンの一度に二枚落ちは気になるが、相手キーパーが藤ヶ谷だと思えば気楽に行けるさ。いえいえ、馬鹿になんかしてませんよ。愛ですよ、愛。


勝ち試合に気を良くして、そのまま東中野へ桜を見に。満開で綺麗でしたよ。本当に薄桃色の綿菓子が浮かんでいるような、スウィーツな感じの桜でした。

 

 

  


[コンサ] 2013 J2 第4節 札幌 vs 松本

2013-03-20 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第4節 コンサドーレ札幌 1-2 松本山雅FC @スカパー

 

ホーム2戦目で勝ち星が欲しい札幌。3連敗はごめんだ。

今日も内村が不在だが、先発は前田。トップ下は前節同様、宮澤。そして、左サイドに神田に替わって岡本。そして、なんと右サイドに上里で、ボランチにルーキー深井。

前節、古田が良くなかったとはいえ、先発落ちするとは思わなかった。しかも、上里かよ。左サイドは見たことあるけど、右サイドは初めてだ。いわゆるカットインタイプではないので、この位置で持ち味を生かせることができるかどうかが見物だ。

そして、深井については、同じルーキーの神田が高い評価を受けているので、それを越える逸材と言われ、吉原宏太、芳賀博信の18番を受け継いだ男として、どのようなプレーをするのか期待したい。

一方の松本には岩沼。これまで札幌一筋で、左サイドバックとして完全にレギュラーに定着していた男がどうしてチームを出て行ったのか。そして、新天地でどのようなプレーをしているのか。ここも見どころのひとつだ。

 

というのが試合前。試合後はなんというか、もうダメぽ。

 

後半、河合のクロスから宮澤が合わせて折り返し、岡本が蹴り込んでの先制。ここまでは良かったのだが……。

松本の速い攻撃についていけずに、先制から10分もたたずに失点。さらに、その失点にぼーっとしたまま、直後に追加点を喰らう。いったいどうした。

この守備陣は大問題だが、それ以上に攻撃陣に問題が大きい。

どう見ても、松本の方が選手の動きもボールの動きも早い。J2に来てまで、選手の動き出しがとか、パススピードが、とか言わなければならないとは。しかも、若手じゃなくって、もうベテランになろうとしている選手がそれでどうする。

先発した前田のキープ力と、プレスが低い松本の守備が嫌な感じで噛み合ってしまい、ボールは持てどもそれだけの状態。特に右サイドが上里というのもパスだけサッカーの原因を作ってしまったかもしれない。

開始早々に放った深井のシュートは良かった。最高。惜しくもバーに跳ね返されたが、あれが決まっていれば、全く違う展開だったのだろうか。

しかし、松本の試合巧者ぶりからすると、結果は変わらなかったかもしれない。5バックで守って、カウンター気味にサイドからクロスを上げるとか、かなり徹底した試合運びだった。そして、その中心にいたのがアンカー役の岩沼だったというのがいまいましい。

うちの松本怜大も、大卒ルーキーにしては左サイドバックとしてそつなくこなし、なんだ岩沼なんかいらなかったじゃないかと思い始めた時に、さらにワンステージ上に行ってしまった岩沼の底力を見せつけられた感じ。やっぱり、外に出た選手の成長は嬉しくもあるが、腹立たしくもある。

上里も他チームで成長して帰ってきたしな。サカつくじゃないけど、成長させるためのレンタルというのは有りかもしれんね。

あれ、金沢にレンタルされてた奴は、どれだけ成長したんだっけ?

 

 


[コンサ] 2013 J2 第3節 神戸 vs 札幌

2013-03-17 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第3節 ヴィッセル神戸 1-0 コンサドーレ札幌 @スカパー

 

今日はテレが怪我、内村が風邪。で、FWの先発は榊と宮澤。宮澤が前なのかと思いきや、榊の1トップで宮澤がトップ下。

経費削減のためにベンチメンバーは5人。世知辛いですね。みんなビンボーが悪いんや。

それはともかく、久々に攻撃陣で先発の宮澤と榊に期待したいところ。頼むよ、10番と7番。

 

榊が1トップではポストプレーは期待できないので、どんどん裏に走っていくパターンか。その通り、榊がどんどん走る。

しかし、でかい男にマークに付かれるとさすがに厳しいんじゃないか。宮澤を前に持ってきた方が良かったと思うんだけど。

榊はうまくDFから逃げているときはボールコントロールもしっかりしているのだけれど、身体を寄せられているとまともにコントロールできていない。さらに体幹を鍛えてっていうこともあるだろうけど、使いどころを間違っている気がする。

神戸にボールを持たせてカウンターを狙っていたのかもしれないが、もうちょっとサイドの選手がカウンターで抜けていくようなパターンが無いと、真ん中一辺倒じゃ無理だろう。

神田はまだしも、古田がぜんぜん目立てない。左利きの右サイドなので、中に切れ込んでいくのが持ち味なのだが、真ん中を固められたときにどうするか、工夫が足りない。

上里の大きなサイドチェンジとか、榊のフォアチェックからのボール奪取とか、神田のシュートとか、いいシーンがまったくなかったわけではないが、得点の臭いがしない。特に、古田と宮澤がぜんぜんダメ。

神戸もボールを持てている割に、決定的なシーンを作れず。

と思ったら、マジーニョの強引なミドルシュートで失点。あれは仕方がないか。強いて言えば、杉山がシュートに対して準備していなかったようにもみえるが。……また杉山か。

 

前半終わってシュート数は12-1で圧倒的な負け。その割に、決定的なピンチはなかったような気もするので、後半は十分に期待できる。と思ったら、後半も変わらず、いいところなしで試合終了。

古田は後半開始から引込められて、榊がサイドに回ってトップが前田。残念ながら、今日の古田はあんまりいいところが無かった。榊も1トップじゃ苦しい。今日の試合は、最初からメンバー選択が間違っていたような気がする。

結果的には1-0で完敗。とはいえ、これだけワンサイドのゲームで1失点というのは良かったんじゃないだろうか。1失点で済んだということは、ワンサイドでも集中力が切れなかったということだ。最終的に得失点差もあるし、これは重要な試合になるかもしれない。去年は奈良も櫛引も、1試合に数回のポカミスがあったものだが、今年は割と安心して見ていられる。

しかし、神戸でも18歳のDF、岩波が先発していたし、リオを狙うこの年代としてもうかうかしてはいられない。

 

一方で、攻撃陣はどうしたものか。

財前監督は、やはり守備から組み立てるということで、攻撃はこれからなのかもしれないが、宮澤はFWの仕事を忘れてしまったようだし、前田は相変わらずフィニッシュが決まらない。テレ+内村じゃないとダメなのか。

宮澤+前田で始めて、後半に榊+上原の方が怖いと思うのだが、どうだろう。前田は、サポの人気はともかく、監督からの信頼を受けられていないということだろうか。そして、ベンチにすら入れない9番の問題もあるし……。

シュート数も神戸 20-5 札幌と圧倒的だったが、後半だけなら 8-4 と充分戦える数字になっている。黒星が先行したが、完全にボロボロな試合はまだ無いわけだから、まだまだ下を向かずに行こう。

 

 


[コンサ] 2013 J2 第2節 札幌 vs 栃木

2013-03-10 23:59:59 | コンサ

2013 J2 第2節 コンサドーレ札幌 0-1 栃木SC @札幌ドーム


久し振りに参戦してきました。ホーム開幕戦。これまで厚別だけだったので、実は、札幌ドームは初観戦。まぁ、関東アウェイ組ですから。

前日から札幌入りしたものの、3月には珍しい吹雪の真っただ中。交通機関が間引き運転、かつ、遅延や欠航が相次ぐ中、本当に来てよかったのかどうか。そもそも、俺は月曜日に出社できるのか。そんな不安を抱えての観戦だった。

しかし、さすがはホーム。お出迎えは現社長と次期社長のダブル社長に、今日試合のない若手選手たち。さすがに、野々村さんは大人気。矢萩さんともちゃんと握手してきました。

ファンクラブブースは景品交換と継続申請で大混雑。後援会消滅に伴うファンクラブとの合併の件で返金カウンターに行ったのだが、ちゃんと列ができていないので、どこに並んでいいやらさっぱり。やっぱり、運営にはやっぱり不安が募る。ボランティアが多いのは仕方がないが、ファンクラブカウンターがこれはダメだろ。

やっと二重登録分の返金を受けて、ゴール裏へ。おお、これがドームの中か。やっぱり、どうしても野球場っぽいのは仕方がない。SBOのランプは何かに使えないもんだろうか。

ドーレくんとりぼんちゃんの登場でほっこり。やっぱりホームはいいね。なんといってもドールズもいるし。

選手紹介では近藤にブーイング。心情的には拍手で迎えてあげたいところだが、これも儀式のうち。近藤はFWで先発。こちらから恩返ししたいぐらいなので、恩返しゴールは無しでお願いしたい。

主審家本の発表でどよめいた場内。最近はまともになってきたので、あんまり気にする必要は無いと思っていたのだけれど、結果的に、家元はイエモトだということを思い知らされてしまったのだが……。

コンコースでのサポ集会は特記事項無しな感じ。今年は新曲もないし。

しかし、試合開始前のセレモニーの最中からコール開始。ホームなのにセレモニークラッシャーっぽいのはなんとかならんのか。セレモニーや、入場曲のムーンオーバーザキャッスルでは歌わなくてもいいのにと思うんだけれど、ウルトラスにとっては自分たちだけが重要みたいだな。そうやって運営との間に溝を作っちゃいかんというのに、世代交代するたびに繰り返される問題のような気が。

選手は喪章を付けての入場。そして、試合開始前に黙祷。先の吹雪で亡くなった方々への冥福を祈る。っていうか、今日も死人出るんじゃないかという吹雪なんですが!

 

栃木ボールでキックオフ。

いきなり内村vs近藤のマッチアップで燃える場内。

そして、札幌の左サイド先発の神田。試合序盤から積極的にボールに絡み、シュートまで持っていく。ボールを奪った後の動きも、最後のシュートも良かった。こんなルーキーはJ1でもいないだろう。

35分ごろに札幌の怒涛の攻め。テレのシュートでネットを揺らすも、その前のプレーでゴールを割ったか。審判の動きが謎でよくわからない。その後も、古田のシュートがバーを叩き、チョソンジンのヘッドもゴールの上。

前半のシュート数は札幌 7-6 栃木と互角ながらも、決定的なチャンスと呼べるのは札幌だけ。しかも、札幌のシュートは半分くらいが入ってもおかしくないシュートだった。結局、あれだけチャンスのあった前半に1点取れなかったのが敗因ともいえる。

 

後半も札幌がプレスを仕掛けてボールを奪い、栃木のゴールに襲い掛かるシーンから始まる。内村のヘッドは惜しくもポスト。

しかし、先制は栃木。ファール崩れから飛び出した廣瀬のシュートをチョソンジンも杉山も止められず。あれは杉山が飛び込み過ぎだったかもしれない。チョソンジンが身体を預けているので、シュートコースは限定されていたのに、あれは無いだろう。

攻撃の起点となったプレーは、現地で見ていると完全なファールっぽかったのだが、ビデオで見るとそうでもなかった。しかも、チョソンジンと奈良でラインが崩れていたところを狙われた。あれは札幌の選手が気を抜いたのが悪い。

しかし、その伏線を張っていたのは家本のジャッジ。レフリー座談会なんかのインタビューを見てると、この人は頭が良すぎてオリジナルなルール解釈を厳密に適用するんだよね。その結果、選手やサポーターから見ると、ジャッジの基準が良くわからない。ちょっとこけただけでファールを取るかと思えば、完全にふっとばされてもノーファール。後からインタビューを聞けば、太腿が触っているとかいないとか、わからないでもないのだけれど、そんな細かい違いが他の選手から見えるわけが無い。だから、選手から見ても、ファールの基準が曖昧になって、試合がコントロールできないことがでてくる。本当はどうだったかだけではなく、選手や観客にどう見えたかを考えながら裁かないとダメだろう。

このプレーも、札幌の選手がファールと思って一瞬止まった隙を栃木の選手が突いた感じだった。責められるべきは札幌のDF陣なのだが、ちょっと家本は勘弁して欲しいと思うのは当然だ。

結局、これが決勝点となって、0-1でホーム開幕戦は負け。

正直言って、テレを前田に変える必要はなかったと思うんだよね。テレはぜんぜん悪くなかったし、前田が与えられた仕事も良くわからん。後から上原を入れるなら、最初から上原でもよかっただろう。もっとも、上原は負けているので放り込み要員として入れたのだろうが、それならば、テレのままで良かったと思う。上原はヘディング強いけど、当たるかどうかは運任せの部分があるしな。まぁ、結果論ですが。

近藤が最後に櫛引と握手。今日の近藤は前線で張るというよりも、割と左サイドに流れることが多かったので、札幌の時よりも神戸時代に近いようなポジションだったかも。悪くは無かったが、残念ながら怖くも無かった。

 

公式記録でのシュート数は札幌 15-9 栃木と、珍しく数では優っていた。しかも、決定的なシーンだけで見れば、札幌のワンサイドだったぐらいの試合だ。失点時以外は完全に抑え込んでいただけに、非常に残念な試合。たまにはこんな試合もあるさと割り切るしかない。悪いけど、シュートをことごとく止めた榎本と、ワンチャンスを決められた杉山の差に見えてしまう。

ちなみに、ぜんぜん知らなかったのだけれど、栃木の原田は札幌出身とか。コンサドーレ以外でもプロサッカー選手が出てくるのは北海道のサッカーの底上げに成功しているということだろう。。

そして、スカパーのクラブ応援コーナーには吉原宏太が登場。かつてのシンデレラボーイがスタッフとなって帰ってきた。本当は最後に赤黒のユニホームを着て欲しかった。ちょうど18番が空いていたし。しかし、チーム事情としてもそういうわけにはいかないので、野々村さんのクラッキ所属でH.F.C.へ派遣という形らしい。元日本代表として抜群な知名度を活かして、これからもスタッフとしてがんばって欲しい。

 

 

そして、試合後の帰路ですが……。

千歳空港までの快速エアポートが欠便、かつ遅延でやきもきしたものの、飛行機も遅延でなんとか間に合い羽田へ。一安心して機内でクラシックを飲んだくれていたら、危うく羽田空港からの終電に間に合わない状況に。スマホの終電検索が無かったら確実に死んでましたわ。ありがとう、相棒どの。

 

 


[コンサ] 2013 J2 第1節 千葉 vs 札幌

2013-03-08 23:40:08 | コンサ

2013 J2 第1節 ジェフユナイテッド千葉 0-1 コンサドーレ札幌 @フクダ電子アリーナ

遂に始まりました。2013年シーズン。

シーズンオフは意外に短い気がした。もう、始まるのか、という感じ。しかも、今年はいきなりフクアリだ。

俺たちのホーム、フクアリ。札幌はフクアリでは勝率がいいのよね。俺たちに「福有り」というのは明言。

試合前はソーセージ食ったり、カレー食ったり。相変わらず長い喜作の列。本当にただのソーセージだと思うんだけど、なんでこんなに旨いと感じるのかね。

 

 

試合前のサポ集会では、スティングの歌詞を「仲間信じ」から「勝利信じ」に戻すとの通達が。あー、俺も「仲間は信じてるけど、勝利は信じてない」とかtweetしたことあったわ。仲間信じてパス出す前に、自分を信じてシュートしろとか。今年はとにかく勝利にこだわろうとの想いは選手にも通じて欲しい。


札幌のスタメンは、去年よりさらに若くなった。期待の松本、神田が左サイドを作る。上里も元キャプテンとして、キックオフ前からしきりに仲間に声をかけている様子がTVに映っていた。(←ビデオで見た)

一方の千葉は、オーロイがいなくなったと思ったら、新チーム決まってないとか。あら、もったいない。替わってケンペスとジャイールが怖そうな感じ。しかし背番号が大きいな。それだけ選手層が厚いということだろう。うらやましい。


試合開始前のセレモニー中にコンサドーレの応援開始。セレモニークラッシャーかよと思いながら声出しましたが、やっぱり後でいろいろ言われてますね。何やってんだかよくわかってませんでしたけど。


そしてキックオフ。

ファーストシュートは神田。惜しくも枠は外したが、この積極性は良い。そして落ち着いている。コーナーキックも蹴るし、早くも主力の顔だ。しかし、囲まれて奪われることも多い。プレスの速さと強さはユースとは違うから、慣れるまでは仕方がないか。

テレのポストプレーはいいのだけれど、なかなかいい楔が入らない。内村の方がいいパスをもらっているような気がする。この辺はポジショニングの問題もあるのか。

守備ではジャイールにしろ、ケンペスにしろ、シュートまでいかせない。櫛引が身体を寄せてケンペスを抑え込んでいるのを見ると、随分成長したなと思った。中山に「ファイターですから」と言われた奈良も、自信を取り戻した感じだ。

守備の新人、松本も無難なプレー。セルフジャッジして動きを止めてしまうところが改善されれば、もっと良くなる。ジャイールに右のチョソンジンが振り切られるシーンが多かったが、松本の方じゃなくて良かったのかも。

唯一、何とかしてほしいのは杉山のキック。蹴れないなら、ほかのDFに蹴ってもらえばいいのに。


ハーフタイムでは、連絡ミスなのか、チアガールの邪魔になりそうなところで札幌の控え選手の練習が。誰かの趣味ですか(笑)

 

 

 

後半になって崩されるシーンも多くなってきたが、ポカミスがないのがよい。これまでせいぜい、杉山のミスキックくらい。と思ったら、ゴンさんから「まったりぎみ」のコメントいただきました。

千葉の攻撃では、神田が岡本に替わる直前のフリーキックは怖かった。あれが入らなかったのはラッキーだった。

その後、テレに替わって前田も入って札幌が盛り返す。

前俊がドフリーで外したシーン。やっぱり右じゃなかったしな。しかし、この外した瞬間のやっちまった顔は忘れられない。

終了時間が近づくにつれて、河合が目立つ。相手ゴール前までプレスをかけに来る。若い選手よりスタミナある。

終了間際、古田に代わって砂川が入った頃からカウンターの打ち合い。もう引き分けでいいから早く終わって欲しかった。しかし、終わらなくてよかった。

ついにこのときが!

砂川のスルーパスに内村がゴール。さすが、打てば入る!

そして、話題のJ's Goalの大ジャンプ写真は看板踏み切りだったことが判明(笑)

これが決勝点となって、0-1で開幕戦勝利。なんと7年ぶりだとか。

試合終了直後のWe are sapporoコールが、ちょー気持ち良かった。

 

 

試合後のインタビュイーで内村曰く、「勘違いでもいいからどんどん勝って成長していきたい」
これは本当にそうだと思う。若い選手が多いだけに、勝てば勝つだけ成長していくだろう。

守備に関しては、千葉が外しまくってくれたのもあるが、明らかな凡ミスが無かったのは大きいと思う。出戻りの上里も、ポカミスが多かった櫛引も、ルーキー松本も、自信を失いかけていた奈良も、不安材料はすべて杞憂に終わった。少なくとも、この試合では。

この勢いで、なんとかシーズン序盤に走ることができれば、大方の予想を覆すJ1昇格も見えてくるだろう。

 

そういえば、あー、あれはGoogleカメラだったのか!


 


[SF] 凍りのくじら

2013-03-02 19:20:50 | SF

『凍りのくじら』 辻村深月 (講談社文庫)

 

SFじゃないけど、“すこしふしぎ”の話。

SFの定義はいろいろ言われているけれども、その中で、“すこしふしぎ”と言い出したのは藤子・F・不二雄。その藤子先生がつなぐ親子の絆を描いた小説。

主人公が友達や周りの人々にあだ名のようにつけてまわる“SF”。すこし、不安。すこし、不在。すこし、なんとか……。

それだけではなく、ドラえもんの道具を現実の人間関係になぞらえて当てはめるというアイディアが秀逸。カワイソメダルなんて、まさしくそのままじゃないか。そんなわけで、章のタイトルのすべてがドラえもんの道具名になっている。

その意味では、小説でありながら、辻村的ドラえもん論になっているところが面白い。人生で起こる事象のすべてはドラえもんに集約される。まさに、すべてはドラえもんから学んだのだ。

主人公の理帆子は、小説好きな少女。しかし、ありがちな文学少女ではなく、外面的には八方美人で友達の多いタイプ。しかし、その内面では、すべての他者を見下し、斜に構えたひねくれもの。本ばっかり読んでいると、こうなってしまうぞというのは、とても現実感がある。自分も、一歩間違えば、世間をこうやってひねくれた見方しかできない人間になっていたかもしれない。

しかし、彼女の取り巻く人間関係や、事件が彼女を変えていく。フィクションの世界から、現実の世界の人間関係へ。かりそめだと思っていた友情や、両親の想いが彼女を照らす暖かい光となり、それに気づいた彼女が新しい光になろうとする。それを単純に“成長”と呼んでしまうのは、安易すぎるかもしれない。

そして驚いたことに、読書メーターで他の読者の感想を読むと、これだけひねくれた主人公に共感する人が多くて驚いた。こんな気持ちがわかるのは少数派かと思っていた。それだけ、少年少女時代を物語に浸って過ごした人間が多いのか、それとも、辻村深月の描き方が上手くて、関係ない人でも感情移入させてしまうのか。そんなことを瀬名秀明の解説を読みながら考えたり。


実はこの本は、読む前にある人に貸していたんだけれど、急に「すこしふしぎ」とか、ドラえもんとか言い出したのはこのせいだったのか(笑)