神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

名古屋 3-1 札幌

2008-11-30 18:35:50 | コンサ
優勝の行方が気になる2位名古屋と最下位札幌の戦い。

……下馬評どおり、負けますた。

ダヴィが個人技で1点採りましたが、それだけ。もう、ダヴィ一人前線に残して10人ゴール前でもいいんじゃね。

選手会の意向もあり、来期の契約を行わない選手へ通知が既に出ており、報道もいろいろ流れていますが、その中に含まれる西澤、池内が先発とは、なめているんでしょうか。

この前発表したばかりの経営方針「育成を重点」はどこに行ってしまったんでしょうか?

J1のスピードを味わい、J1に歯がたたなかった悔しさを糧にするべき若手(吉弘、柴田、堀田)は……?
今期でクビの三浦監督の意地を、若手選手の育成より優先させたのですか!

とりあえず、何度も言われているいように、ゾーンを守って人を見ないディフェンスはどうにかならないものか。三浦擁護派の意見では選手が悪いということだが、もっといい選手(たとえば、今日の名古屋の4人、竹内、吉田、増川、阿部)に変えたら、まともなディフェンスができるということか?

それなら、監督いらないんじゃね。

来期の監督は、石崎信弘氏が濃厚とのことですが、戦術とか技術面の指導よりも、フィジカルとかメンタル面の指導に優れたイメージがあります。今の札幌には合っているんじゃないでしょうか。

ただ、誰が就任するにしろ、「2009 北海道フットボールクラブ経営方針」を理解し、共有してくれることを最低条件にして欲しいですね。せっかく発表したものですから、ただのお題目にならないようにしてもらわないと!

次節、今期最終戦も、優勝のかかかった鹿島との対戦。もう、目の前の胴上げはかまわないから、若手主体で玉砕することが将来のためだと思うんですけどねぇ。

H.F.C. 経営方針の感想

2008-11-29 19:47:03 | コンサ
予告どおり、11/27に、一部サポーターが要求する“来期のビジョン”として、「2009 北海道フットボールクラブ 経営方針」が発表されました。

その感想なんですが……。
うーん、75点(笑)

■ 評価できる点
まず、期日どおりに発表されたこと。これだけで合格点を与えなければいけません。

つぎに、『共有体感』という新しいキーワードの登場。

これまで、5段階計画とか、ジャガほっけとか、コンサドーレ札幌の方針を表すキーワード(笑)がありましたが、サポーターに目が向いたものは初めてではないでしょうか。北海道内外のコミュニティとしてのコンサドーレ札幌が、いったいどのようなものになっていくのか期待したいと思います。

とくに、すっかり忘れ去られていたスローガン“ホームアイランド北海道”を文書内に明記したことは、個人的には重要と考えています。コンサドーレ札幌は“札幌のチーム”なのか、それとも“北海道のチーム”なのか、サポーターの認識としても統一が取れていないのですが、H.F.C.としては、これから北海道のチームとして歩む姿勢を見せたことになります。昔から賛否の分かれる函館、室蘭、帯広開催をどのようにしていくのか、これはH.F.C.からの一つの解であると考えたいと思います。

また、ユース強化も共有体感というキーワードの元に組み込まれています。選手に過剰に愛着を持つことは危険かもしれませんが、ユース出身でありながら、今期はほとんど出番のなかった鈴木智樹選手の動向についても、この経営方針の影響を受けるかもしれません(笑)

■ 評価できない点
来期のビジョンを示せというから、示したのかもしれませんが、大事なものが抜けていないでしょうか。そう、今期の反省です。

今期の始まりにはJ1昇格に浮かれて、5段階育成計画の最終段階とまで言っていたにもかかわらず、2009はステップ3から始まり、ステップ4を目指すとのこと。それはまったく問題ないのですが、今期に最終段階に入ったと勘違いしたのはなぜなんでしょうか?

また、アルセウ、ノナトと、不要な選手獲得をしたことや、観客動員を大幅に見誤った原因は何だったのでしょうか?

失敗を認め、それを分析することから将来の展望が見えてくるはずです。これでは、ただの思いつきで夢を語っているだけに過ぎません。

いわゆる、PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)です。

これまでのH.F.C.の動向を見る限り、Checkが抜けているように見えます。なので、Actionも無く、Plan-Doの繰り返しのみ。夢を語って、結果が出なければ、別な夢を語りだす。それこそが、USを始めとする一部サポーターが、H.F.C.を批判した理由だったと思うんですが、今回もCheckがありません。

H.F.C.首脳陣がCheckを実行できないのであれば、サポーターがCheck機能を果たしていくというのはどうでしょうか?

幸いなことに、現時点でのH.F.C.の最大株主は、サポーター持ち株会です。サポーターは石屋製菓よりもH.F.C.に注文を付けていいんです。しかし、現状では、持ち株会の個々の会員の声を、株主総会どころか、持ち株会の理事会に届けることすら困難です。

オフィシャルの持ち株会ページから「ご意見」メールが出せるんですが、(持株用)と書いてあるんですよね。あれって、株券に対する問い合わせ用?

なんとか、持ち株会としての意見を吸い上げる場を作ってもらえないものでしょうか。ほら、現持ち株会理事で、ほとんど更新されていない掲示板持っている人がいるでしょ。


今回発表されたものは、あくまで“経営計画の骨子”なので、具体的な内容に欠けています。具体化されたものは、来年1月に改めて「中期経営計画」として発表されるそうなので、そちらも待ちましょう。

応援自粛解除

2008-11-29 10:16:09 | コンサ
なんだか、超出遅れてしまいましたが……。

11/27 2009 北海道フットボールクラブ 経営方針 発表
http://www.consadole-sapporo.jp/news/diary.cgi?no=1662
キタワァ*・*・゜(n‘∀‘)η゜・*・* !!!!!

そして…

11/28 経営方針の発表を受けて(2008.11.28)
http://www.ne.jp/asahi/ultras/sapporo/
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

「11月30日の名古屋戦より応援を再開します」

これまで、敢えて飲み込んだ分も、名古屋にぶつけてきて欲しいです。
残念ながら、チケット売り切れで、サポーターバスツアーも無いみたいですが(泣)

USの活動はスタジアムの中を中心にということらしいので、現地での秋春制(夏春制?)反対署名などの活動にも期待しています。

経営方針の内容についての感想は後ほど……。


[映画] ブラインドネス

2008-11-24 19:21:44 | 映画
ブラインドネス - goo 映画




世界中全員失明で、主人公だけが見えるって、トリフィドのパクリかよ。と思ったら、蝿の王かよ。一番怖いのは人間でした的な、どこかで見たストーリー。

伊勢谷友介と木村佳乃の演技は悪くないです。なんか、英語の中で唐突に日本語で、しかもフツーの日本語が出てくるのがおもしろかった。英語の台詞と明らかにトーンが違う。ラストで木村佳乃が「ホント!?」っていうシーンなんか、特に顕著。

日本映画のダイコンと、ハリウッド映画のダイコンが違うのがはっきりわかるという素晴らしい映画(笑)。

ところで、自分にとって、失明というのは一番のホラーなのです。全身麻痺で目だけ動かせるのと、全身健康で両目失明だったら、躊躇無く全身麻痺を選びます。

失明したら、映画もゲームも小説も全部ダメ。数少ないラジオドラマで我慢するなんて無理。仕事もできないし、これから全盲学校行って点字の勉強なんてまっぴらごめん。

それがこの映画ではどうだろう。見えなくなることの恐怖心はどれだけ描かれているのか。この展開ならば、はっきり言って、全盲じゃなくても、いわゆるパンデミックで十分じゃないのか?

“一番怖いのは人間”のアンチテーゼとしての“家族”も、これじゃ描ききれていなし、監督が出てきて意図を紹介しないと理解できない映画に思えます。

[SF] 時間封鎖

2008-11-24 18:35:46 | SF
『時間封鎖』 ロバート・チャールズ・ウィルスン (創元SF文庫)





下巻は表紙も帯もネタバレだろー!

2006年のヒューゴー賞長編部門受賞作。
ネビュラ賞の『探索者』と取り違えたんじゃないかと思うくらい、こちらの方が文学的。

原題の“Spin”は、地球が薄い暗黒膜で包まれるという現象。この膜の外では時間がとんでもなく速く流れるため、全天がめまぐるしく回転する。だから、“Spin”。

物語は、この“Spin”に様々な形で挑んでいく3人の男女を中心に描かれる。

“大きな家”の双子兄妹ジェイスンとダイアン、ハウスキーパーの息子タイラー。

タイラーは双子の親友、または義理の弟として育てられながらも、厳然とした差別扱いをされていた。それでも、天才的なジェイスンと、美しいダイアンを嫉むことなく、彼らを受け入れていた。

夜空から星が消えた日から、ジェイスンは“Spin”を解明し、覇権を握ろうとする。
ダイアンは宗教に逃避し、カルト教団へ傾倒していく。
そして、タイラーは……。

“Spin”というSFネタを除けば、まるで良質の私小説。特にタイラーのジェイスンへの気持ち、ダイアンへの気持ちが切なく、心に迫る。

章題に使われている「西暦4×109年」なんて、何かの叙述トリックかと思いきや、小説中では紛れも無い事実。この章でほのめかされる事象が、タイラーの回想として次々と明らかになっていく形式で物語は進む。あれ、なんだろうと思う引っ掛かりが、想像を超えた展開へと繋がっていくくだりは鳥肌ものである。

「大嘘は吐いても、小嘘は吐くな」と言ったのが誰か忘れたが、まさしくこの小説がそう。“Spin”という大嘘以外は、まったくといっても小嘘がない。これは荒唐無稽な物語を、地に足をつけた物語へと見せるために非常に重要なことなのだが、なかなかうまくいかないものだ。この小説は稀に見る小嘘の無い小説といえる。

結局、“Spin”の正体はジェイスンの口から簡単に説明されるだけで、全貌がつかめないのだが、なんと3部作として続くらしい。アメリカ人って、なんでこんなに3部作が好きなんだろう。日本でやったら、星雲賞にいつノミネートすればいいか困るだけじゃん。


東京V 1-1 札幌

2008-11-23 20:51:46 | コンサ
応援参加しないで、ビールばっかり飲んでたら、すっかり酔っ払いになってしまいました。
せっかく、真人間宣言したのにぃー。

試合はダヴィのPKで1点先制。
その直後、平本のシュートをクロス婆さんが防いで、リードのまま前半終われるかと思ったら、大黒がゴール!
これで、0-2…じゃなくて、1-1。

後半は動きが無く、そのままドロー。

悪い試合じゃなったが、守りきれたのは札幌の守備力というよりは、ベルディのパスミスの多さのおかげかも。実際、PK取れたのが運なら、クロスバーも運。ちょっと間違えば、2-0で完敗の試合でした。

レアンドロだの、ディエゴだのがいたら、どうなっていたかわかりません。
このレベルのチームに、やっと引き分けというのが、今のコンサドーレの実力なのでしょう。

まあ、今日の飯尾、平本、大黒の3topもJ2レベル(笑)では十分脅威なんですけどね。このメンツで、あれだけの攻撃しかできないところが、さすが凍傷ですけど(←ヘンケン艦長)

応援はというと、US自粛のまま、ついに大太鼓(&なぜかタンバリン)が復活し、まるで元通り。
事情がわからない人にとっては、なんら違和感のない応援だったのではないでしょうか。

実際には、USと関東コアサポの一部は応援自粛を継続し、フラッグの翻るゴール右側(フィールドに向かって)から離れた左側で座り地蔵になっていました。

今日の応援参加者が多かったのは、試合前のサポ集会が無かったせいかもしれませんが……。

ちなみに、彼らはキックオフ1時間くらい前に、コンコースの陽だまりで車座というか、輪になって座ってました。応援自粛の呼びかけも、もう止めたって感じだったんでしょうか。

27日にビジョンの発表が決まっているからと、応援に参加した人もいるかもしれませんが、今日の試合を見る限り、正直言って疑問です。若手強化のビジョンが出るはずなら、なんで先発FWがダヴィ&クラなんでしょうか?

なんだかなりふり構わず勝ちにいった布陣なんですが、何度も言うように、今日の試合勝ったからって、何があるんでしょうか?
しかも引き分けって、選手は今日の試合で得たものはあるのでしょうか?

FWにダヴィ&宮澤、センターにクラ&上里が先発だったら、例えぼろ負けしても期待が持てたんですけど。
きっと、価値観の違いなんでしょうね。

ところで、降格のかかった試合だというのに、ベルディサポータ少なすぎ!
9200人の発表でしたが、メインスタンドはガラガラ。
それを見越してか、イベントパフォーマンスもメイン下じゃなくて、ヴェルディゴール裏の前。
こんなの初めてみたかも。

開場時は暖かかったのに、キックオフから気温もどんどん下がって、試合もお寒い感じ。

なんでか知らないけど、札幌ゴール裏で「Davi, Go ahead!」とか叫んでた外人さんも尻つぼみ状態。なんだか例の4コマコピペを見るようで、今日一番笑えますた。


[SF] 電脳娼婦

2008-11-22 23:38:40 | SF
『電脳娼婦』 森奈津子 徳間文庫



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以前にバラードの『クラッシュ』を読んだとき、これはポルノでは無いって言ってしまたので、ポルノっぽいSFを選んで買ってみた本。(いや、実用的なフランス書院なら本棚の棚半分くらい持ってるけど(笑))

で、短編集とはいえ、読み終わるまでにこれまでかかったってことはその程度の興味でした。

実は、一番面白かったのがあとがき。


それにしても、なぜ、SFファンは「これはSFではない」という批判をしたがるのでしょう。
(略)
そこで私は今こそ、我々SFファンもSFを感じれば勃ち、あるいは濡れるSF性器――すなわちSFチンポ、SFマンコ――を持つことを、提言します。
(略)
そして、自分がSFではないと感じた作品には、こう言ってやるのです。
「こんなんじゃ、俺のSFチンポは勃たねぇ!」

「これはSFではない」って、SF映画とか、帯にSFと書いてあるとか、誰か有名どころがSFとして褒めてるからじゃねぇの?

でも、「これはSFではない」って言うより、「こんなんじゃ、俺のSFチンポは勃たねぇ!」って言う方が、気持ちが入ってるというか、感覚的にはまさしくバッチリ合ってる感じがする。

よし、これからは、「俺のSFチンポは勃たねぇ!」と言うことにしよう!

……と思ったけど、さすがに下品なのでやめる。

なんかいい表現ないですかね。

ところで、この短編集の中で一番勃ったのは、著者が「SFじゃないです。ごめんなさい」と言っている「少女狩り」だったりする。これはディストピアテーマのスペキュラティブ・フィクションですよ(笑)

はっ!
このように、嗜好が様々なことからも、やっぱり《センス・オブ・ワンダー》は性的感覚といことなのか!?



白丸サイクリングと青梅宿の異界

2008-11-22 20:32:29 | Weblog
久しぶりに自転車で青梅街道をサイクリングしてきました。
写真は白丸の数馬峡橋からの眺め。手前の赤い楓?が影で黒くなってちょっと残念な写真。

なんだか紅葉見ごろの週末&日本晴れということで、白丸や鳩ノ巣に、やたらと人がいました。
もう、吉野家コピペ状態(笑)
お前らな、紅葉如きで普段来てない白丸ダムに来てんじゃねーよ、ボケが。

ところで、通りすがるまで気が付かなかったんですが、麓(笑)の青梅駅近辺で青梅宿アートフェスティバルなんぞをやっていました。

これがなんだかおもしろいです。

大きなステージや屋台村があるわけではなく、いくつもの小さなステージが青梅街道の両脇の空き地や駐車場に散在しているんです。ベランダみたいなところにステージ作って観客席が道路の反対側とか。出店も散在していて、あっちの空き地、こっちの空き地って感じで、いろいろなところで出店中。

もともと、青梅駅周辺はレトロな手書きの映画看板が立ち並んでいたり、赤塚不二夫記念館なんかがあったり、ちょっと不思議な町並みなんですが、そこに出現した無数のステージと縁日。ちんどん屋さんも練り歩いて、現実と非現実があやふやになる、まるで本当に寝ているときに見る夢のような世界。

なんというか、日常とハレの舞台が二重写しになっていて、パラレルワールドに紛れ込んだ気分でした。

ブログマナーと栞だらけの図書館

2008-11-21 22:12:28 | Weblog
Yahooのblogで無断リンク問題(というより、ソーシャルブックマーク問題)で盛り上がっているEntryがあった。

一般常識・礼儀とブログマナー -☆女の徒然草☆-

なんでいまさら、と思ったが、これがいろんな意味で興味深い。
ひとつは、ブログ主が、「インターネットの開発、普及をおこなってきた側です」と発言していること。
そして、比喩として出てきた“栞だらけの図書館”。

前者に関しては、Web系技術者はこんな問答は飽き飽きしているうえに、無断リンク禁止なんてナンセンスだと考えているだろうと思い込んでいたためだ。特定以外のリンク禁止にしたいなら、パスワード認証やRefererのチェックで済む話だろうに。

寡聞にして、“4004”というのがintelの石のことなのか、それがWorldWideWebとどう繋がっているのかわからないのだけれど、RFC1855(1995年のネチケットガイドライン)まで持ち出して、いったい何年前の議論だよ.

だって、「インターネットください」が今よりももっと意味をなさない、GopherやtelnetとWWWがServiceとして併記されるような時代の文書(しかもInformational)だぜ。本当にblog主がインターネットの開発、普及に関わっていたなら、完全な釣りとしか思えない。(持ち出したのはコメントした側だけど)

特に、ServiceのUser Guidelineにある下記の記述

- Since the Internet spans the globe, remember that Information
Services might reflect culture and life-style markedly different
from your own community. Materials you find offensive may
originate in a geography which finds them acceptable. Keep an open
mind.

ではなく、Administrator Guidelinesの

- Don't point to other sites without asking first.

に反応するあたり、インターネットの理解というより、blogというサービスの理解が甘いのかもしれないとか思ったり。

blog主はサービスの供給者じゃなく、ユーザだろ。そういった意味では、RFC1855の時代には想定されていないサービスだし、無理に当てはめれば、blogはメーリングリストやネットニュースのカテゴリであるOne-to-Many Communicationにあたるのではないかと思う。

さて、そんなどうでもいい話はさておき、この中で出てきた比喩の話。


図書館で利用者が勝手にしおりを挟んでいるようすを想像してください。
施設によっては利用者が数万人、あるいは数十万、数百万人もの人が利用して、
それぞれの利用者が勝手にしおり(ブックマーク)をすると、どのようなことになるでしょうか。

きっと図書館はしおり(ブックマーク)であふれかえり、しおり(ブックマーク)に書かれた内容が
その図書館においてある利用物となってしまいます。

これでは本来の図書館としての役割を果たすことは困難でしょう。


Webを図書館に、ソーシャルブックマークを栞に喩えた問題提起なんだけど、この発言は現実とネットを区別できていない典型的な発言ですよね。

ネット上の栞は見えないようにもできるし、物理的に溢れかえることなんて無いでしょう。

問題のブックマークでコメントしている方もいますが、ネットで栞に溢れた図書館を夢想すると、なんだか素晴らしい世界に思えます。

小説やコミックを読むと、主人公の決め台詞や、明らかなボケに対して、いっせいに突込みが入っている様を思い浮かべてください。これはもう、ニコニコ書籍。

日本では今ひとつ盛り上がりに欠ける電子書籍ですが、この機能を導入すると、おもしろいサービスや、とんでもない使い方が出現するかもしれません。

推理小説で冒頭に犯人の名前が書いてあるのを見るのがいやならば、コメントオフにして読めばいいだけです。

コメントにもネタバレ指定の有無を設定できて、ネタバレ無しのコメントだけよむことができたり。

ネタバレコメントを厳しく取り締まるネタバレ厨が出現したり。

なんか、よくないっスか?