神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

11月28日(月)のつぶやき

2011-11-29 03:11:09 | つぶやき
21:44 from Tween
面白い恋人は白い恋人のパクリだとわかるからいいんじゃないかと思うけど。それより、とうきびチョコはどうなの。一般名詞だからいいのかHORI。
21:46 from Tween
【速報】ゴン死亡(あえてURLなし) なんのこっちゃ。悪趣味すぎ。
21:55 from 読書メーター
【天冥の標?: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)/小川 一水】を読んでる本に追加 →http://t.co/ULh2zXOG #bookmeter
22:05 from gooBlog production
[SF] 奇跡なす者たち http://t.co/z2HMckFE
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[SF] 奇跡なす者たち

2011-11-28 22:02:03 | SF
『奇跡なす者たち』 ジャック・ヴァンス (国書刊行会)





出版されたことが奇跡というジャック・ヴァンスの短編集。故・浅倉久志の企画を酒井昭伸が引き継いで完成させたもの。そして、なんと、日本初の短編集だそうだ。なんか意外。

ジャック・ヴァンスの作品は五感のすべてに訴えかけてくる描写が素晴らしいが、そこで感じられる世界はファンタジーの色合いが強い。これぞファンタジーの感触といった感じ。しかし、その中に宿るのは完全にSFの精神であり、合理的な思索の結果が作品に反映されている。

この“合理的”という言葉がなかなか面白く、表題作の「奇跡なす者たち」では、科学技術が廃れ、超能力や呪い(作中では“咒”)の方が合理的とされている逆転世界が描かれたりする。

また、あとがきに“異世界SFではなく、異文化SF”とあったのが非常に納得させられた。たしかにそうだ。ヴァンスの描く異星人は非常に人間的でありながら、我々のまったく想像しえない驚くべき文化を持っている。それがコケオドシではなくちゃんとSF的テーマに結び付いているのだ。

このように、SF的思索の上に、奇妙でファンタジックな世界が描かれているのがヴァンスの世界。確かに古臭さはあるが、表面的にはファンタジーなSFといえば、ファイナルファンタジーのようなゲームや、ラノベで良く見る設定だ。なので、若い読者にもヴァンスは広く受け入れられるのではないかと思う。

ただ、本書もこの次に出るという『ヴァンス・コレクション』も値段が高いのが難点か。若者は図書館で読んでね。



「フィルスクの陶匠」(酒井昭伸訳)
無能で勝手な上司にむかつき、最後はスカッとするのか涙するのか。黄色いウランはイエローケーキ!

「音」(浅倉久志訳)
これは共感覚の話なのではないかと思った。音と光のファンタジーだな。

「保護色」(酒井昭伸訳)
惑星の取り合いでこういった戦争の方法が生まれるというのはホラ話的で面白い。しかし、どんな形の戦争でも最後は悲劇であり、喜劇であり。

「ミトル」(浅倉久志訳)
長い物語のいちシーンを切り取ったような作品。たったこれだけで、物語の全体を読んだくらいのワクワク感を感じられた。

「無因果世界」(浅倉久志訳)
世の中の出来事に因果関係が無くなったらどうなるかという思考実験。想像力の限界に挑戦する実験のような感じだが、やっぱり限界はあるか。

「奇跡なす者たち」(酒井昭伸訳)
入植した惑星で科学技術を失い、精神文明を発達させた人類に対し、惑星原住民がついに立ち上がる。とにかく“咒”の合理性が楽しい。結局は、現代科学的には強力な暗示と効果的な脅しということなのだろうが、テレパシーやテレキネシスにも少しだけ言及している。
人類間でなければ咒が効かないという設定もおもしろい。たしかに、文化を共有しない種族同士では、暗示の効果はほとんどないかも。そして、その窮地を救うのはやっぱり科学技術の復興というところにSFならではの科学技術への希望が見える。

「月の蛾」(浅倉久志訳)
いろいろな短編集にも掲載されているので、以前に読んだ記憶がある。しかし、この世界に対するイライラ感が極限まで募った後での、最後のどんでん返しにはやはりドキドキした。
全員仮面の姿で、細かいしきたりを守らないと会話すら成り立たないというのは、実は日本的インターネット匿名文化に通じるものがあるのではないか。ネカマ、副アカ、なりすましは日常茶飯事、書き込む前に半年ROMれ。

「最後の城」(浅倉久志訳)
「奇跡なす者たち」の変奏曲といった趣だが、こちらは奴隷階級の用意周到な蜂起を描いた作品。滅びに瀕した地球に帰ってきた宇宙移民者たちが支配階級になっているのだが、地球人たちが彼らを地球人ではなく宇宙人と認識しているところも興味深い。ヘンに裏読みできそう。
また、現在火種となりつつある格差革命をにおわせるような展開でもある。支配者層は労働者として復帰しなければ、滅ぼされるのみ。
働こう 働こう 必ず誰かが助かってくれてる それがプライド 労働 For You あーはーん


訳者あとがきの著者紹介もなかなかおもしろかった。波乱万丈のヴァンスの生涯といった感じで、まだご存命というのにびっくりだ。



[コンサ] 2011 J2第37節 湘南 - 札幌

2011-11-27 23:55:09 | コンサ
2011年 J2第37節 湘南 0-2 コンサドーレ札幌 @平塚競技場


札幌は3度目(JFLからJへの昇格を入れると4度目)の昇格を目指して戦っているが、これまでのJ1昇格争いは独走での優勝とセットで、決定が待ち遠しいものだった。いつ決まるかが問題であって、終盤戦においては上がれるかどうかはもはや問題ではなかった。

しかし、今年。ジオゴ加入からの連勝と、上位のつぶし合いによって一気に昇格争いの主役となったものの、ここへきて東京ヴェルディ戦に続き、草津にも負けてアウェイ2連敗。それでも、相変わらず上位陣の足踏みによってなんとか食らいついている。

残り2試合となって、この試合は最後のアウェイ戦。負ければ一気に昇格争いから脱落の背水の陣。関東周辺からだけでなく、北海道からも多くのサポーターが詰めかけ、平塚競技場をホームジャックした。それもこれも、コンサドーレの背中を押すため。昇格争いを最後まで楽しむため。ビッグフラッグ、小旗300本、12のタスキ。久しぶりに、おれたちにアウェイはない!


試合前、なぜか岡山登場。ベンチ外なのに。そしていつもの岡山劇場。結婚式イベントの後ろで行け札幌の大コール。岡山退場前に岡山コールで止めたのは、コールリーダーがちょっと気を使ったのか。今日は湘南のホーム最終戦でイベント多いんだよね。

岡山の替わりにベンチ入りしたのは芳賀。怪我から復帰し、ようやく間に合った。芳賀がいると、宮澤を前線に使ったり、河合をディフェンスラインに下げたり、試合状況にしたがっていろいろなオプションが可能となる。昇格争いの土壇場で頼もしいアニキの復活だ。


そして試合開始。ボール支配率は完全に湘南。湘南のボール回しは足元中心で、選手が流動的に動く華麗なパスサッカーではなかった。しかし、札幌のディフェンスがブロックを作り、スペースを埋めることに気を取られ過ぎたのか、フリーの選手にみえみえのパスを通され続ける。誰かが積極的にパスカットにいけばボールを簡単に奪えそうなんだが。それこそ、芳賀が必要。

攻撃では、右サイドの古田が中に入りすぎのような気がしたが、よくボールに絡んで何度かチャンスを作っていた。ジオゴは湘南DF陣に狙われすぎで、ボールを収めることができない。内村はロングボールによく反応していたが、湘南の守りもかたく、裏に抜けさせてはくれなかった。

湘南ペースの中、今日もホスンが好セーブを連発して失点を防ぐ。奈良のふてぶてしさも健在。山下、河合もぎりぎりで身体を投げ出して、なんとか無失点で前半を終える。

前半のシュート数は湘南6-4札幌。得点機は湘南の方が多く、完全にやられていた印象だが、意外にシュート数は多くなかった。湘南のボールをつないでじっくり攻めようという意図が返って札幌を救ったのかもしれない。


後半開始から、河合を真ん中に下げた3バック。古田が左に回って、岩沼がボランチ。

左利きの古田が、これで中へ入りたがる癖が出にくくなって、左の大外からのサイド攻撃が効果的に機能し始める。そして、前線の左サイドは大入り札幌サポの目の前。サポの声援が古田へ飛ぶ。「逃げるな! 前へ行け! 勝負だ!」

ディフェンスのマークがきついジオゴに変えて近藤を投入。腰が痛いだのなんだの言ってられない状況で、割とがむしゃらにボールを追い、積極的にミドルシュートも撃つ。

ゴール前混戦で、その近藤から左サイドに出たボールを古田が蹴り込んで1点目。ジオゴが下がったおかげでターゲットが分散し、内村、近藤の二人がゴール前で粘った結果、DFがゴール右に固まって左の古田が空いた。これは石崎監督のプラン通りか。

先制してもサポからは「攻めろ」コール。得失点差を考えれば、1点で満足できる状況ではない。1点を守りきるのではなく、2点でも3点でも獲れるだけ獲りたい。そして、チーム全体の意図も、攻めろ。

しかし、湘南もルーカス、巻の投入によって立て直し、札幌へ波状攻撃をかける。一方の札幌はカウンターを狙うが、ロングボールがつながらない。

ここで砂川に変えて遂に芳賀投入。怪我明けで久しぶりに登場ということで、大芳賀コール。これで中盤のバランスがよくなり、宮澤が前に出てスリートップ気味に。守備的選手の投入だが、ここでも攻めの姿勢が見える。

2点目は1点目と同じように、ゴール前で粘った近藤から右サイドでフリーの宮澤へ。宮澤はちょっと力み気味だったかもしれないが、シュートはクロスバーに当たってゴールイン。近藤がドリブルで3人を引き付け、4人目も行ったところでのパスだった。誰かをフリーにするためには、誰かが複数のDFを引き付けなければならない。これはまさしくそういうプレー。

最後は足をつった内村に変わり、上原投入で逃げ切り。

鳥栖、徳島に勝ち点で並び、徳島との得失点差も1まで迫った。平塚に詰めかけた2000人の札幌サポも大満足の試合だった。

試合後のセレモニーでは、退任する反町監督にも頑張ってくださいと言われ、河野太郎衆議院議員にもtwitterでツンデレをかまされ、最終戦に向けて魂は受け取った。この勢いで、優勝が決まってすすきのに遊びにくる腑抜けたFC東京を倒そう。そして、J1へ3度目の復帰だ。


試合後は関東後援会の交流会が平塚駅前の“仲よし”にて開催。会場には狸が。ヴォルタだ、いや東京ドロンパだ。ビールよこせ、肉よこせ! 歌うは叫ぶは200L飲み干すは、もう大変な大騒ぎでした。最後は胴上げまでしてたっけ。で、来年の太鼓はどうなるどうする!





で、翌日。二日酔い気味の目でしっかりと徳島が鳥栖に敗れるのを見とどけた。しかもホーム最終戦で0-3の完敗。かわいそうだが、こんなチームをJ1に上げるわけにはいかない。西嶋、おまえはもう1年J2だ!



11月26日(土)のつぶやきその2

2011-11-27 03:16:24 | つぶやき
16:50 from Twitter for Android
たぬきと仲よし http://t.co/NzHSN5Q3
22:15 from twicca
おらホスンがいいだ。 RT @obarachan: おれスンヨンがいいけど、最近のニコルは本当にイイ QT @consavent: 俺、ハラちゃんだけはダメ~(>_<) QT @jasminexjasmine: @consavent みんなかわいい(*'д')
22:20 from twicca
ぇー!そうなん? お疲れさまでした。RT @higuma24: と、ゆーことで、7年間続けてまいりました三角山放送局でのアウェイ戦中継から引退させていただくことになりました。皆さんどうもありがとうごさいました。
22:57 from Tween
帰宅すた。食べたりない気もしたが、飲み足りたので良しとしよう。コンサドーレが勝ってビールがうまければ生きていける。
by kats_takami on Twitter

11月26日(土)のつぶやき

2011-11-27 03:16:23 | つぶやき
07:18 from Tween
おはようございます。今日も感動的に空が青いです。
07:20 from Tween
乗り換えに備えて武蔵小杉駅の構内図をじっと見る。普通に川崎まで行って東海道にすべきか。
07:25 from Tween
職場がデスマ気味なのだが、当然出社しない。週報にも平塚に行くとか、来年は職場から等々力に行くとか書いたけど、冷やかに無反応だった。
07:38 from 読書メーター
【奇跡なす者たち (未来の文学)/ジャック・ヴァンス】「月の蛾」は何度読んでも名作。どの作品もファンタジーの感触の中にSFのコアを感じる。「奇跡なす者たち」の咒はあくまで合理的であり、なおかつ危機を救... →http://t.co/HqA0apmo #bookmeter
07:42 from 読書メーター
【宝石世界へ (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)/テッド・ホワイト】スチーム・パンクでの仮想世界! 予想以上におもしろかった。 →http://t.co/KbpNjt4m #bookmeter
07:51 from 読書メーター
【デューン砂漠の救世主 (ハヤカワ文庫 SF (100))/フランク・ハーバート】を読んでる本に追加 →http://t.co/HzUu6lxv #bookmeter
07:56 from Tween
個人的にはアン・マキャフリイの訃報の方がビッグニュースだわ。しかし、ほとんど報道されないという。
08:58 from Tween
RT @kidmuller: 崖っぷちだなどと言う人もいるが、それは降格寸前の時の表現だろ。正しくは「チャンス」と表すべき #consadole
09:17 from Tween
なんか微妙に寒そうなので、着ていくものに迷うなう。
09:39 from Tween
迷わずゆけよー 信じる道 俺たちならやれるのさぁー RT @yuki_noko: 湘南×札幌。今日負けたら昇格の目なはい。夫が平塚まで見に行くかどうかまだ迷ってる。天気がいいからさっさと行けば?私はこれから介護ミッションに出かけマース。#consadole
11:00 from twicca
久里浜行きだった。
11:02 from twicca
どこで乗り換えればいいのこれ?
11:09 from twicca
戸塚で熱海行きに乗り換えた!
11:35 from twicca
サッポロサポだらけ!
12:01 from twicca
横手焼きそば待ち。ひとつ?600だなんて、B級どころか高級品じゃないか!
12:20 from twicca
今日も社長来てた。俺、社長に会った試合は負けてない気がする。
12:22 from twicca
よく考えたら違ったアルよ。 RT kats_takami: 今日も社長来てた。俺、社長に会った試合は負けてない気がする。
12:36 from twicca
開場30分で生ビール売り切れとか何それ。
13:37 from twicca
岡山ワロス。コールに答えてパス見逃し。
13:39 from twicca
そろそろ席が無い。
13:39 from twicca
なぜかいる! RT @footballcs: 岡山がいなくても岡山コール 実はきているのか??  #consadole
13:45 from twicca
ケコーン式かよ!
13:50 from twicca
ケコーン式中に岡山タイム! セレモニークラッシャーぽくて申し訳ないか。
14:55 from twicca
前半0-0。湘南ペースですかね。ジオゴは狙われてるっぽいので、囮に使おう。古田は中にばっかりじゃなくて、裏も狙おう。あと、プレッシャーかけたら、相手がどこに出すかを考えて守備しよう。
16:01 from twicca
勝ったよー。古田、宮澤。五輪も行っちゃえ!
by kats_takami on Twitter

11月23日(水)のつぶやき

2011-11-24 03:12:30 | つぶやき
00:00 from Tween
久しぶりにカルパス食ったら止まらない。やばい。
00:01 from Tween
あれだけつながってるんなら、ダイレクトで行けよって気もするが。
00:11 from Tween
なんかディフェンスあぶなっかしくないか? すこーんと一発やられそうだぞ。
00:11 from Tween
風です。
00:14 from Tween (Re: @obarachan
コリオリ力かよ! QT @obarachan: 地球が自転してなかったら、入ってたね!(◎_◎;) QT @consapo: おー怖ぇ
00:16 from Tween
うおっほ。
00:16 from Tween
まぁ、キーパーのミスですかね。
00:17 from Tween
RT @muroutti: むしろ松木さんのゴール!
by kats_takami on Twitter

11月22日(火)のつぶやき

2011-11-23 03:09:44 | つぶやき
23:51 from Tween
五輪予選見てるけど、うちの選手がいないのはさみしい。うちの選手がだれもいないのはJ2日程のせいだよね。へたくそしかいないからじゃないよね。4年後はきっと……。
23:53 from Tween
今の室温25.5度なんだけど、どう考えても寒い。温度計壊れてんじゃないか?
23:55 from Tween
なんか違和感あると思ったら、ユニに名前が入ってないのか。君ら、まだレギュラーじゃないからねってこと?
by kats_takami on Twitter

11月21日(月)のつぶやき

2011-11-22 03:21:08 | つぶやき
22:36 from gooBlog production
[SF] NOVA6 http://t.co/0oEzhQxD
23:08 from gooBlog production
[SF] グイン・サーガ・ワールド 3 http://t.co/iKOc9i27
23:18 from 読書メーター
【グイン・サーガ・ワールド3 (ハヤカワ文庫JA)/栗本 薫】「スペードの女王」はモデルありまくりで、キャスティングが目に浮かぶ。連載3編はそろって起承転結の“転”を迎え、一気に加速。幼少のスカールと... →http://t.co/2iiBqKe8 #bookmeter
23:28 from Tween
ん? マイクの特集やってたのか。でもU-15時代が出ないんじゃ見逃しても悔しくない。
23:32 from Tween
天冥5巻はまだなのか。ハヤカワオンラインでは買い物かごに入れられるようになってるけど。ちなみに、著者の方は俺屍に夢中の様子。
by kats_takami on Twitter

[SF] グイン・サーガ・ワールド 3

2011-11-21 23:05:12 | SF
『グイン・サーガ・ワールド 3』 天狼プロダクション監修 (ハヤカワ文庫 JA)





〈グイン・サーガ〉続編プロジェクトの第3回。

連載は3本揃って起承転結の“転”に差し掛かり、刊行予定通りの4話完結へ向けて大きく動き出した。

1冊4話、1話100枚という〈グイン・サーガ〉本篇に忠実なペースを守っているところは続篇プロジェクトとして好感が持てる。栗本薫が作り出した世界の雰囲気を壊さずに新しい物語を紡ぐことに、3人とも成功しているのは素晴らしいと思う。2月予定の4が待ち遠しい。



「スペードの女王」 栗本薫
伊集院大介シリーズの未完原稿。約200枚とあり、第1章掲載で「続く」の記載があるので、第2章まで載るのでしょう。オカルトvs科学の年末特番とか、モデルがありすぎてたまりません。これは藤本義一か、とか、でかい占い師はマツコ・デラックスみたいだけど、時期的に別人かな、なんていう楽しみ方をしてしまった。

「手間のかかる姫君」 栗本薫
背景を読むと興味深くは有るけれど、遺稿としてはあまりにも短すぎて。

「星降る草原」 久美沙織
冒頭のおぞましい話を読んだときは一体何が始まるのかと思ったが、これはリー・ファの母親だったのか。遂にハシクルが再登場したけど、第1話の印象とはちょっとイメージが違うな。そして、スカール12歳とリー・ファ5歳がかわいすぎて困る。しかし、この話、どこに向かっているのかさっぱりわからん。最後はスカール兄弟がムラートを退治しに行くのか?

「リアード武侠傳奇・伝」 牧野修
レイダースみたいな地下魔宮の冒険の末に〈滅びの赤〉の正体が暴かれる。そして、物売りが真の姿を見せ、リアードの覆面も……! こっちも着地点のわからぬ放りっ放しのラスト。この先、いったいどうなる?

「宿命の宝冠」 宵野ゆめ
アウロラはオクタヴィアとかぶるな。おや、待てよ。まさか、父親は!ってのはさすがに考え過ぎか。それにしても、アンダヌス・ザ・ブッチャーと双璧だったはずのヨオ・イロナに“肉の削げ落ちた”なんて形容詞が付くとは、おいたわしや……。