J OKAYAMA ~岡山サッカーの桃源郷へ

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松本山雅の強さ4

2011-10-30 00:04:30 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 今回で単独シリーズに変更(過去のも修正)しました。当ブログでは松本山雅さんを注目していきたいと思います。報道で、松本山雅のJリーグ入会審査チェアマンヒアリングがで行われ、高い評価を受けたそうです。以下抜粋して紹介。

 クラブ社長や松本市長ら6名が出席、クラブの運営面や地域の支援体制等を大東チェアマンに説明。
 「昨年(Jリーグから)指摘いただいた点はほとんどクリアできた。残り試合に全力を傾けて(昇格要件の)4位を確定できるように頑張りたい」とクラブ社長のコメント。特にクラブの財務状態や観客動員数について高い評価を受け、「7,000人を超える観客数はJ2でも上位。ぜひJに昇格してほしい」と、大東チェアマンからエールを送られたとか。
 現地ヒアリングで指摘されたアルウィンの芝生に関しては、引き続き改善が必要な状況だが、今後は専門家の判断を仰いだ上で対策を検討すると、県から好感触な回答を得たそうです。

 そして、1,000万円を出資している松本市も「松本山雅の活躍は松本市の活性化につながっている。ホームタウンとして引き続き支援したい」と市長のコメントがあり、更なる増資と、将来的には専用練習場の整備を市長が明言し、支援体制の強化を約束されたとか。チームは現在4連勝で、JFL4位と好調を維持。このまま行けばJ2昇格は王手をかけた状況ですね。

 という事で、JFLは松本山雅は4位以内であれば、ほぼ確定のようです。岡山の時は、厳しい評価をされ、胸スポンサーが決まらなければダメ出しをされましたが、それに対して山雅さんはレベルが違う評価です。アルウィンの立地環境の悪い条件にも関わらず、平均動員数7,000人はすごいです。あとは町田もしくは讃岐ですが、ぜひもう1チーム上がって欲しいです。
 ここで、当ブログ独自の評価項目(自分勝手ですいません)で、Jクラブの付加価値の面で、山雅さんを分析してみたいと思います。

   
<ハード面>
1)サッカー専用スタジアム
 アルウィンは、陸上トラックが無い総合球技場として、サッカーの国際試合やJリーグ公式戦も開催可能。サッカーの他、ラグビー・アメフト等でも利用。観客数は2万人(座席:16,000席、立見席:4,000席)。交通アクセスは、村井駅からタクシーで15分。松本駅からバスで30分、そこから徒歩で約25分。Jリーグ開催の際には松本駅からシャトルバスが出る松本山雅FCの試合ではシャトルバスは出ないらしい。基本的に自動車での来場(駐車場900台)と、新幹線駅から歩いて10数分のカンスタと比べて、条件は全然悪いようですね。この条件でJFLなのに岡山と平均観客動員数がほとんど変わらないとは恐るべきクラブです。
2)専用練習場
 上の松本市長のコメントのとおり、まだ無し。
3)アカデミー(下部組織の整備)
 「ユースアカデミー」という事で、クラブ生(U-18、U-15、U-12)、スクール生(S-12、S-11、S-10、S-9、S-8、S-7、KIDS)としっかり組織されています。
4)後援会等支援組織(チェック機能)

 「山雅後援会」があります。ボランティア組織である「チームバモス」は、後援会の下部組織に属します。ボランティア組織も活動ブログが運営され、情報公開が進んだ、とても開かれた組織ですね。きっと、段々閉鎖的になってきて参加者が減少&新規もわずかという事はないのでしょう。ブログを読んでも雰囲気の良さが伝わってきます。
 「支持持ち株会」という組織があります。支持会員からの拠出金を集め、クラブに拠出しています。今年度実績は640口(3,200万円)。
山雅後援会公式HP:http://yamaga-kouenkai.com/
蹴刊バモ通(ボランティアブログ):http://www.matsuaz.com/team-vamos
支持持ち株会HP:http://www.yamaga-fc.com/sponsor/categories/s004.html

5)選手会活動 

 特に活動内容は見当たらず。

<ソフト面>
1)情報公開(役員名簿や出資社などの経営面)
 支持持ち株会の役員名簿以外は見当たらず。が、運営会社としては、今年2月から㈱松本山雅がスタートしているようです。
2)スタジアムイベント
 特に目立って紹介する事例は今回は無し。
3)広報誌
 特に活動内容は見当たらず。
4)協賛店制度
 「サポートショップ」が組織されています。会員証の提示で特典がある標準タイプです。何と194店あります。専用HPでは1店1店単独ページも作られており、協賛するのも2タイプに分かれていて、ニーズに合わせたスタイルになっていますね。

サポートショップ:http://www.yamaga-fc.com/supportshop/

5)地域の後援会組織
 山雅後援会HPを見ると、「地域支部会」と「職域支部会」があるようです。詳細は見当たらず。
6)サポーターカンファレンス(ファン・サポーターとの意見交換の場の提供)
 1月にまつもと市民芸術館にて新体制発表会が開催されています。入場無料で誰でも参加できるとか。この日、同時にサポーターミーティングも開催。
 

<ハート面>

1)Jリーグ百年構想(異競技交流事業)
 異競技交流については見当たらず。
2)社会貢献活動(東日本復興支援)
 「ONE SOUL」プロジェクトを実施され、専用サイトを開設されています。「継続的な支援活動」「後援会・スポンサーと連携した支援活動」「地域イベント会場における支援活動」「選手・選手会主導による支援活動」などが主な活動。義援金募金活動で7月分まで報告がありますね。
ONE SOUL プロジェクト:http://www.yamaga-fc.com/onesoulproject/

3)社会貢献活動(独自の学校訪問活動等)
 選手(トップばかり)の巡回サッカー教室の他、福祉施設もよく訪問されています。素晴らしい! 独自の学校訪問については、人気選手OBとして柿本アンバサターが選手に代わって精力的に回られています。「山雅日和」というスタッフブログがありますが、「柿本便り」というページがあり、読んでみると元人気選手のアンバサターとして活躍されています。柿本アンバサターはすっかりクラブの顔になっており、こういう存在が絶対に必要だなと思いました。
4)選手によるファン・サポーターとの交流
 今年2月、JFL開幕前に「キックオフイベント」を地元百貨店で開催。選手や監督のトークショーで盛り上がったそうです。地元財界向けのみのキックオフイベントをやっているクラブもありますが、シーズン前はファン・サポーター向けにも挨拶すべきだと思います。他、山雅後援会の会員親睦会に監督・選手が参加しています。
松本山雅キックオフイベント関係HP:http://airportman.blog.so-net.ne.jp/2011-02-27 
  

5)ファン・サポーターとの交流イベント(ファン感謝デー等)
 今年7月にアルウィンでクラブ会員限定のファン感謝デーを開催。女性サポーターを対象としたイケメン選手と一緒に行うキックベースや、「選手と一緒にイレブンおにぎりをつくろう」など、選手との交流企画を実施。ファン感については、スタジアムでの開催(運動会など)かどうかが一つのチェックポイントだと思っています。選手全員女装し、AKB48を踊ったクラブもありましたねぇ(笑)。指揮を執ったのがあの選手という噂を聞きましたが、今度確かめてみんといけん。
クラブ公式HPファン感ページ:http://www.yamaga-fc.com/news/2011/06/22/1308722571195.html

 こちらのGMさんも顔が見えるいい方のようです。先日も地元の財界関係を相手に講演会を開催しています。鳥取さんもそうですが、こういうGMいいですねー 監督さんもよく講演をされています。岡山では昔、山下監督(当時)がされていたのかな。
 これらを観る限り、山雅さんはJリーグクラブとしてふさわしい質の高いクラブである事が改めてよくわかりました。チェアマンが「ぜひ昇格して欲しい」とエールを送るはずです。Jリーグを目指してクラブ、ハート面がもう一つと思われるJクラブは、ぜひ山雅さんを視察されてはいかがでしょうか。JFLでありながら、平均観客動員数7,000人を超えるクラブ(交通アクセスは良くないという条件で)というのは学ぶべき事は多いと思います。

 読者の皆さんの地元クラブはいかがでしょうか。上の項目のものの中でいくつ該当しているでしょうか。個人的な評価基準なので、あくまで一つの参考に過ぎませんが、Jクラブは公共財(公器)であり、これくらいのものはごく当たり前だと思っています。
 ちなみに、当ブログの傾向として、土曜日にこれくらいのボリュームの「大作」(自分で勝手にそう呼んでいます)が多いです。土曜日は比較的時間に余裕があるため、やってしまうのです。どうぞ参考にしてください。
松本山雅FC公式HP:http://www.yamaga-fc.com/
松本山雅関連③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110913
  〃     ②:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110818
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110817

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