参考書

「内装はオーナーの趣味なんですか？」

こんな風によく聞かれることがあります。

答えは「NO」

いや、「YES？」

今はどっちも正解です。

お店の物件を決めた後、「商売」ですから、どんなことをするのか、どんな方がメインの客層なのか、いろいろ考えるわけです。

私の場合、専門的なものは無かったので、色々なことが出来そう、悪く言えば曖昧なcafeということに。

じゃあ誰をターゲットに・・・「２０台半ばから５０台位の主婦層」ということで。

幅広く女性に支持されそなお店って・・・

カジュアルで、ナチュラル・・・店舗デザインの方にやってもらうのが手っ取り派やいけど、潤沢に資金はないので、こういう本やcafe本を参考にしたり、雑貨屋さんに足を運んだりと、無い頭を絞ってkashicoroが出来ました。

工事も実弟が建設会社をやっているのでそちらで頼みました。

本を持ち出しては「こんな感じにしたい」「こんな色目にして・・」と逐一現場で相談や希望をだしながら作っていきました。

お飾りで「設計図」は起こしましたが、役所に提出するために作ったようなものでした。

あとは、装飾やランプ、などもお店を回って買い集めたり、机、椅子にオイルステンを自分で塗ったり、そんな感じでオープンしました。

オープンしてからも自分で棚を細工して付けたり、木工工作したりと、手は加えています。

そうやって自分のお店をいじっているうちに、こういう感じにしたいな、こういう風にしたらどうかなとか、自然に思えているってことは好きになってしまっているんですよね。

でも自分の部屋はこんなんではありませんから。

ですから、内装が私の趣味といわれれば「NO」であり「YES」でもあるのです。

これからもチョコチョコと変わっていくと思いますよ。お店が存在するうちは常に「未完成」であることが普通だと思っていますから。形あるもの、壊れもすれば変わっていくものですから。


さて、今日の営業ですが、まぶしい日差しがヒマ暇ムードを一段と盛り上げているような感じでしたが、始まりが夏休みバージョンで１２：３０過ぎから。１４：００過ぎてもランチのお客様が来られるという日曜祭日のような入り方でした。

ポツポツと最終的には組数は結構ありましたね。ありがとうございました。
ホント、あの暑い中来てくれますお客様には感謝です。

私なら、クーラーの聞いた部屋で「たれパンダ状態」です。確実に・・・・


昨日の取材申し込みを受けた件ですが、もう明日に撮影、取材に来られます。

さすがにメジャー雑誌です。記者さんとカメラマンさんで来られそうです。

いくら取材に来ようと、お客様が沢山押しかけようと、kashicoroはkashicoroのまま、それ以上でもそれ以下でもなく、背伸びをせず、驕りもせず自然体のままであり続けます。馬鹿は逆立ちしても馬鹿ですからね・・・