個人的に、ジョニデまつり開催中!! ということで 劇場公開時の予告編では触手が延びなかった『ショコラ』を借りてきたのですが...
『ショコラ』(DVD 7/4)
制作国:アメリカ(200年)
監督:ラッセ・ハルストレム
原作:ジョアン・ハリス
脚色:ロバート・ネルソン・ジェイコブス
音楽:レイチェル・ポートマン
衣裳:レニー・エルリッヒ・カルフス
出演:ジュリエット・ビノシュ、
ジュディ・デンチ、
レナ・オリン、
アルフレッド・モリーナ、
ピーター・ストーメア、
キャリー=アン・モス、
ヴィクトワール・ティヴィソル、
オーレリアン・パレント・コーニング、
ヒュー・オコナー、
ジョニー・デップ 他
残念ながら、私のストライクゾーンど真ん中とはいきませんでした。予告編で なぜ観たいと思わなかったかというと、チョコレートで人々を幸せにする ということが もうひとつ気持ちを揺り動かさなかったからなのです。つまり、この映画の けっこう根幹のところで既に得心出来ていないというのは 作品と仲良くする上で ちょっとイタイわけですが、つまらない映画というわけでもなく 観ていて退屈というのでもなし...ふぅ~~~む。
映画は、よそ者の母娘が 閉鎖的な村にやってきてショコラティエを営み 村に新風を...というお話し。穏やかな語り口のナレーションは、どうやらこの娘アヌーク(ヴィクトワール・ティヴィソル)の成長後 といった様相で、ファンタジックな雰囲気で始まります。ところが、このファンタジックなオープニングや語り口 母娘の設定に反して、物語自体は かなりリアリティのある内容。閉鎖的な村に風穴を開けるのであろうという期待を抱かせつつも、母親ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)のちょっと不思議な直感力も あまり発揮されることなく 店もいつまで経ってもなかなか軌道に乗らない。村から村へ渡り歩いてきたのも、先々で村人を幸せにしてきたのかと思えば そうでもなく、疎まれ虐められてきたことを伺わせます。だから、チョコレートのパワーと魅力には絶対の自信を持っているはずのヴィアンヌなのに、根っから明るい魔法使いの様な女性というのではなく どこか翳りがあるのです。ファンタジックに作り上げたいなら 素敵に魔法を使うが如く 村人達を引きつけるチョコレートとヴィアンヌであってほしかったし、リアリティーを追求するなら 母娘のバックグラウンドも もっと丁寧に描くべきだったと思うのです。どこからともなくやってきて またいずこへか立ち去っていくというなら いいのだけれど、そうでないのであれば ヴィアンヌ アヌーク親子にも 村人と同じように現実感のある描き方をするべきだと思うのです。
もちろん、「ファンタジックなのに 村人達は妙にリアル」という違和感は 監督の狙いでもあるのでしょうが、これは どうも終始居心地が悪くて、キャストはみんな素敵なのに なんだか納まるところに納まっていない感じが ぬぐえないし...。
キャストはね...本当に素敵なのです。特に母娘に店舗兼住居を貸してくれる アルマンド役のジュディ・ディンチ...『恋におちたシェイクスピア』では 頻繁に登場する役どころでないにも関わらず(エリザベス女王) その存在感は脱帽ものでした。今回も、彼女なしにはこの作品はあり得ないというくらい『ショコラ』でのジュディは 秀逸です。その他、DV夫から逃げ出したジョゼフィーナ(レナ・オリン)もアルマンドの娘(キャリー=アン・モス)や孫(オーレリアン・パレント・コーニング)も腰抜け神父(ヒュー・オコナー)に 石頭のこんこんちきオヤジ市長(アルフレッド・モリーナ)...とにかく それぞれの役のキャラクターの書き分けが良くできているし 役者自体は良くはまっていると思えるのに...物語全体のちぐはぐ感は 否めません。村人が それぞれ抱えている問題点はそのままでも もっと思いっきりファンタジックに もっと不思議なチョコレート屋さんにしてしまえば素敵だったんじゃないかしら...。
ありゃりゃ...きっと『ショコラ』を好きな人 多いですよね...。なんで、こんな辛口なんだろ... 。でもね、なんだか雰囲気に流されて撮ってる感じがしちゃうんですよ。フリーハンドで丸を描いたら 最初と最後がずれちゃった! あぁ~あ...みたいなとこ ありませんか?
あ! 忘れちゃならない...そうだ ジョニデ でした。ジョニー・デップ自身は 流れ者の‘ルー’という役を 素晴らしく演じきっているし、相変わらず才能豊かな役者だな と思うのだけど(ギターはマジで弾いてるし、チョコレートは本当に美味しそうに食べるし...)、‘ルー’は 彼じゃなきゃ出来ないという感じの役ではないし、どちらかというと もっと繊細な役の方が好きなのかも...。そりゃぁ~ 彼にしかできない様な役ばかりをする必要は ないんですけどね。
...たみおちゃん、siuちーん、やっぱ もうちょっと白っぽいジョニデの方が よかったみたいョ...オレ。そういえば、基本的に男っぽい男は苦手なんだった...。ひょっとして、神経質男の方が好きなのか...? そういえば、我が家の殿は 男っぽいのは体毛だけ!!だ。お陰で私は、毛深い人が好きなの...?なんて 有らぬ疑いを掛けられることも しばしば...。不本意なり。
さてさて 気を取り直して!! ジョニデ祭とは関係ありませんが、一緒に借りてきた 他二本:『フルモンティ』と『女はみんな生きている』─── むかぁ~し昔、公開時から気にはなっていたのに なかなか出会えなかった『フルモンティ』...やっと辿り着きました。旧作でも 必ずお店にあるとは限らないのよね。どうやら ある程度の期間で いくつかの店舗で廻している様で、いつぞやは『コールド・マウンテン』が なかなか見あたらなかったのです。『女はみんな...』も ちょっと変わった展開が楽しみな作品です。
それでは、また
『ショコラ』(DVD 7/4)
制作国:アメリカ(200年)
監督:ラッセ・ハルストレム
原作:ジョアン・ハリス
脚色:ロバート・ネルソン・ジェイコブス
音楽:レイチェル・ポートマン
衣裳:レニー・エルリッヒ・カルフス
出演:ジュリエット・ビノシュ、
ジュディ・デンチ、
レナ・オリン、
アルフレッド・モリーナ、
ピーター・ストーメア、
キャリー=アン・モス、
ヴィクトワール・ティヴィソル、
オーレリアン・パレント・コーニング、
ヒュー・オコナー、
ジョニー・デップ 他
残念ながら、私のストライクゾーンど真ん中とはいきませんでした。予告編で なぜ観たいと思わなかったかというと、チョコレートで人々を幸せにする ということが もうひとつ気持ちを揺り動かさなかったからなのです。つまり、この映画の けっこう根幹のところで既に得心出来ていないというのは 作品と仲良くする上で ちょっとイタイわけですが、つまらない映画というわけでもなく 観ていて退屈というのでもなし...ふぅ~~~む。
映画は、よそ者の母娘が 閉鎖的な村にやってきてショコラティエを営み 村に新風を...というお話し。穏やかな語り口のナレーションは、どうやらこの娘アヌーク(ヴィクトワール・ティヴィソル)の成長後 といった様相で、ファンタジックな雰囲気で始まります。ところが、このファンタジックなオープニングや語り口 母娘の設定に反して、物語自体は かなりリアリティのある内容。閉鎖的な村に風穴を開けるのであろうという期待を抱かせつつも、母親ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)のちょっと不思議な直感力も あまり発揮されることなく 店もいつまで経ってもなかなか軌道に乗らない。村から村へ渡り歩いてきたのも、先々で村人を幸せにしてきたのかと思えば そうでもなく、疎まれ虐められてきたことを伺わせます。だから、チョコレートのパワーと魅力には絶対の自信を持っているはずのヴィアンヌなのに、根っから明るい魔法使いの様な女性というのではなく どこか翳りがあるのです。ファンタジックに作り上げたいなら 素敵に魔法を使うが如く 村人達を引きつけるチョコレートとヴィアンヌであってほしかったし、リアリティーを追求するなら 母娘のバックグラウンドも もっと丁寧に描くべきだったと思うのです。どこからともなくやってきて またいずこへか立ち去っていくというなら いいのだけれど、そうでないのであれば ヴィアンヌ アヌーク親子にも 村人と同じように現実感のある描き方をするべきだと思うのです。
もちろん、「ファンタジックなのに 村人達は妙にリアル」という違和感は 監督の狙いでもあるのでしょうが、これは どうも終始居心地が悪くて、キャストはみんな素敵なのに なんだか納まるところに納まっていない感じが ぬぐえないし...。
キャストはね...本当に素敵なのです。特に母娘に店舗兼住居を貸してくれる アルマンド役のジュディ・ディンチ...『恋におちたシェイクスピア』では 頻繁に登場する役どころでないにも関わらず(エリザベス女王) その存在感は脱帽ものでした。今回も、彼女なしにはこの作品はあり得ないというくらい『ショコラ』でのジュディは 秀逸です。その他、DV夫から逃げ出したジョゼフィーナ(レナ・オリン)もアルマンドの娘(キャリー=アン・モス)や孫(オーレリアン・パレント・コーニング)も腰抜け神父(ヒュー・オコナー)に 石頭のこんこんちきオヤジ市長(アルフレッド・モリーナ)...とにかく それぞれの役のキャラクターの書き分けが良くできているし 役者自体は良くはまっていると思えるのに...物語全体のちぐはぐ感は 否めません。村人が それぞれ抱えている問題点はそのままでも もっと思いっきりファンタジックに もっと不思議なチョコレート屋さんにしてしまえば素敵だったんじゃないかしら...。
ありゃりゃ...きっと『ショコラ』を好きな人 多いですよね...。なんで、こんな辛口なんだろ... 。でもね、なんだか雰囲気に流されて撮ってる感じがしちゃうんですよ。フリーハンドで丸を描いたら 最初と最後がずれちゃった! あぁ~あ...みたいなとこ ありませんか?
あ! 忘れちゃならない...そうだ ジョニデ でした。ジョニー・デップ自身は 流れ者の‘ルー’という役を 素晴らしく演じきっているし、相変わらず才能豊かな役者だな と思うのだけど(ギターはマジで弾いてるし、チョコレートは本当に美味しそうに食べるし...)、‘ルー’は 彼じゃなきゃ出来ないという感じの役ではないし、どちらかというと もっと繊細な役の方が好きなのかも...。そりゃぁ~ 彼にしかできない様な役ばかりをする必要は ないんですけどね。
...たみおちゃん、siuちーん、やっぱ もうちょっと白っぽいジョニデの方が よかったみたいョ...オレ。そういえば、基本的に男っぽい男は苦手なんだった...。ひょっとして、神経質男の方が好きなのか...? そういえば、我が家の殿は 男っぽいのは体毛だけ!!だ。お陰で私は、毛深い人が好きなの...?なんて 有らぬ疑いを掛けられることも しばしば...。不本意なり。
さてさて 気を取り直して!! ジョニデ祭とは関係ありませんが、一緒に借りてきた 他二本:『フルモンティ』と『女はみんな生きている』─── むかぁ~し昔、公開時から気にはなっていたのに なかなか出会えなかった『フルモンティ』...やっと辿り着きました。旧作でも 必ずお店にあるとは限らないのよね。どうやら ある程度の期間で いくつかの店舗で廻している様で、いつぞやは『コールド・マウンテン』が なかなか見あたらなかったのです。『女はみんな...』も ちょっと変わった展開が楽しみな作品です。
それでは、また
「イングリット・ペーシェント」の時もアカデミー賞もらったから見たけどいまいちでしたし・・ジョニデは好きなんですけどね。
「フルモンティ」は、私は、楽しいコメディでした。
全然 雰囲気違うから分からなかった...。
私も『イングリッシュ・ペーシェント』は、あまり面白いと
思わなかった作品です。長いし...。
『ショコラ』は、好きだという人も多いのではないかと
思うのですが、7部門だったかなぁ...アカデミー賞で
ノミネートされながら ノミネート止まりっていうのは、
それなりに原因があるのかも知れません。
あまり、アカデミーっぽい作品じゃないのも確かですけど、
だったら カンヌとか参加してみれば良かったのに...。
でも、私は この監督が作品に対して もうひとつ
筋が通っていないのだと思います。
他の二枚も 順次UPしますね。(*^_^*)
そっかー、男らしい男にはそそられないのね。
でもジョニデって根っこの所が女々しい感じがして(いい意味で、だよ)好きだわ。
女々しいんだけどカッコつけちゃう、みたいなの、ジョニデが演じるとイイのよ。
「フルモンティ」は慧さんのおすすめだったよね。あれ、痛快だったなぁ。
ジョニデ自体はよかったけれど、出番も少ない…みたいなこと言ってました。
そっか、イマイチでしたか。
そうそう、女々しい感じするよね。
うん、そこがいい。
でも、ヴァネッサみたいなタイプが好きな そんな奴なんだなぁ...
いえいえ、ヴァネッサは魅力的だと思うんだけど...
...分かる? 云わんとすること?
『フルモンティ』楽しかったよ。(^_^)v
【ELSAさんへ】
うんうん、そうね。
出番は そんなに多くない。
で、あの役が仮になかったとしても 話は成立しそうなの。
でも、DVDのタイトルには ジュリエット・ビノシュ
ジョニー・デップ と 謳われてるので、ファンは
期待過多になっちゃうかも。
私は、作品の作り上げ方がね ちょっと気に入らなかったかな...。
ジョニデ祭ね 今慧は「ネバーランド」の後「シザーハンズ」「フェイク」借りてきてるこれから観るところ そして「夢のチョコレート工場」観たよ
『フルモンティ』観た?
子どものお金当てにしちゃあ・・駄目でしょうって突っ込みいれたくなるけど・・・でも思わず身体が反応するとことか笑えるよね
ご覧になってみたら 慧ねえさん けっこう好き
かもですよ?『ショコラ』...。
いやぁ~~~ なんだか自分の感覚でものを云うというのは
責任重大ですね。(;^_^A
『フルモンティ』も、ほぼ書き終わりました。
読み直して手直ししたら UPしますね。
ところで、『夢のチョコレート工場』...どうでした?
原作が元々 ブラックだから、子ども向けの作品といえども
やっぱりブラックでしたでしょうか...?
【慧の試写会】に UP済みかな...。
伺いま~す。
まだ眠っている相方が目を覚まし
PCをあけ渡さなければならなくなる前にせっせとコメント!
ジョニデ、ビノシュ好きの私だけど、『ショコラ』は今のとこ、もう一度観たいとは思っていないのです。ジョニデとビノシュが結ばれる?シーンも色気を感じなかったな。
ビノシュの衣装の色使いが好きで、そういう意味では絵本をめくり返す感覚でもう一度観たくなることはあるかも。
ビノシュ好きのクセに、『イングリッシュ・ペイシェント』も『ポンヌフの恋人』も観てないんですよね。最初に観た『存在の耐えられない軽さ』が鮮烈だったからかな…?
それでもファンだと言っちゃうけど(笑)
機会があったら『耳に残るは君の歌声』をご覧になって~。
せつないジョニデ炸裂よん♪
映画の感想は賛否が分かれると思いますが。
襟ぐりの広い服は 個人的にも好き。
彼女、悪くないと思ったよ。
役者は みんな良かったよね。。。と思うのよ。
『耳に残るは君の歌声』...
探してみるね。ありがと☆
あっちのブログ こっちのブログ、なんだか いろんなとこで
みんな連鎖的にジョニデってるよ!
『イングリッシュ・ペイシェント』のレビューは こちら↓
http://blog.goo.ne.jp/karyo-mayumi-desu/e/3f8dbe6063ab596ad88411ff9fd13cf3