(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

一人っ子政策廃止

2015年10月30日 | 時事
中国、「一人っ子政策」廃止=独自の産児制限、36年で終止符―高齢化に危機感
確かに両親2に対して子ども1では先細りになるのが目に見えていますからね・・・

中国の人口は13億とか14億とか言われていますが、確か自分が中学の頃に習ったのは12億とかだったので、一人っ子政策中でも人口増加は続いていたことになります。まあ農村部は緩かったり、双子が生まれたりもするので計ったようにはいかないでしょうけど、それでも現在の出生率は1.6と数字上ではそれほど高いわけでも低いわけでもなく、人口抑制策としてはまあ成功していたと言って良いでしょう。逆に現在全く抑制していないインドは、20年前は8億程度だったのにもう12億まで人口を伸ばしてきていますから、中国が人口第1位の座を明け渡す日もそう遠くないでしょう。

しかし、問題になるのは2位じゃダメなのかと言うことではなく(笑)その内訳です。出生率が2を割っているのに人口増加が続くというのは、医療の進歩により出生率の減少以上に死亡率が減っているためで、これは当然、日本と同じく高齢化が進んでしまうという現象に行きつきます。特に経済発展の目覚しい中国では農村部より都市部の人口が急増しており、彼ら若い世代が一人っ子政策にコントロールされれば、近い将来一気に人口減少社会に転じてしまうことも考えうるわけです。30年を一世代と考えると、今の中国の親世代はほとんど一人っ子で育ったことになりますが、自分の育った環境以上の子どもを産むと言う思考には中々至らないものです。現に一昨年から「親が一人っ子の場合は2人までOK」という緩和策を出したそうですが、期待したほどの成果は上がらなかったとか。忙しすぎるとか、経済的にという都市部独特の課題ももちろんあるでしょうけど、自らに兄弟とともに育った経験がなく、周りにも親に聞いても誰も知らないとなれば、その負担感は計り知れません。制度以前に、やはり近代化した暮らしというのは中々出生率を増やすには至らないのかもしれません。

日本は既に人口減少社会になって久しく、この出生率1.4とかのまま単純計算すると、西暦3400年頃には日本人が0人になってしまうそうです。中国のことよりも、まず自国のことをしっかり考えないといけませんな。歴史上、出生率を増加させるのに一番手っ取り早いのは戦争を行うことのようですけど、流石にナシでしょうし(笑)定年を延ばすのも一過性に過ぎません。働き手を移民でまかなうとか、親が結婚相手を決めていた昔の制度を復活させるとか、ありとあらゆる手を打っていく必要があると思います。

その前に自分をどうにかしないとね(笑)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿