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フロリダ銃乱射

2016年06月14日 | 時事
銃乱射はテロか憎悪か、思い当たり過ぎるフロリダの闇
死者50人というアメリカ史上最悪の乱射事件になってしまった模様です。

この件についても、以前の黒人射殺事件と同様、50人も殺せるような性能の銃を民間人が入手可能であること自体が問題だと思うわけですが、アメリカ世論はどうしてもそうではなく、人種問題か性的少数者かイスラムテロか、とにかく銃以外問題にもっていき、銃規制の話題になるのを極力避けようとしている様子が伺えますね。
つい先日もアメリカのアイドルがファンに銃殺されるという問題が起きていました。まあ日本でも似たようなのがあったわけですけど、日本は一命をとりとめアメリカは即死なのは、やはり殺傷力の高させいでしょう。しかしあれも銃を娯楽会場に普通に持ち込めることは問題にならす、日本と同じくストーカー問題としてああだこうだ議論していたように記憶しています。どんな問題にどうこじつけようが、本質がそこにない以上議論は行き詰まるに決まっていますし、仮に例えば今後性的少数者に対する偏見が薄まったとしても、銃がある限り再び同じ事件が別のシチュエーションで起こるのを防ぐことができないわけです。その都度銃以外の問題は何かなかったのかスケープゴート探しに躍起になり・・・を永遠と繰り返すつもりなのですかねアメリカは。

「銃を持っていれば、か弱い女性も屈強な男に支配されずに済む。」というのが全米ライフル協会の主張です。これは西部開拓時代など、今のように市民が丸腰でいても通報すれば警察が安全を守ってくれるような時代じゃなかった頃、自衛の権利として保証されていた名残であり、イギリスの植民地支配から独立したアメリカ史の伝統そのものなのです。しかし、当然ながら自衛力の行使は必要最低限度であるべきですが、相手の武装状態によってはより威力のある自衛手段を講じなければならなくなり、結局50人も殺せるようなライフル銃をも容認するようなことになってしまうわけです。この辺りは核軍縮などと同様の性質をもっており、オバマ大統領はお互い武器を放棄することで少しでも現状を良くしようと努力しているわけですけど、おそらくライフル協会が支持母体となっている共和党政権になると、この問題はさらにテーブルに載せることが難しくなってしまうでしょう。建前でいくら尤もらしいことを言っても、単純に規制が進むと銃が売れなくなって困るのはライフル協会ですからね。

トランプ氏は、「性的少数者達も武装していればこのようなことにはならなかった」とでもいうつもりでしょうか・・・
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