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夏休みの宝物

2015年07月20日 | 時事
心配な子どもの夏休みの自由研究! あなたなら手伝う?
まあ自分は、100%親の力でなければ別に良いのではないかと思っています。

一研究、一作品、一努力というように、何でも良いから長い夏休みを有効に使って普段できない体験をして欲しいというのがこの手の宿題の意図です。なので、完全に自分の力でやり切ったという達成感溢れるヘンテコな作品でも、親子で楽しい時間を共有したのだなと分かる非の打ち所のない力作でも、どちらでも趣旨は達成されていると言って良いでしょう。何をどの程度やらせるか悩む親も多いようですが、2学期初頭に「宝物発表会」を行い、2~3日展示もするので、それに耐えうる作品であれば何でもいいと思います。中には市販の工作キットを使って済ます子もいますけど、別にそれで成績をつけるわけでもありませんし、せいぜい展示会場で色違いの同作品を見つけ苦笑いを浮かべる程度です(笑)
ちなみに自分の子どもの頃を思い出してみると、トイレットペーパーの芯で変なロボットを作ったり、近所の工場見学をしてまとめたり、酢で卵の殻を溶かしたり、セミの羽化の観察をしたり、工作教室や絵画教室に通って済ましたり・・・つーかこうして見ると、とりあえず作ったのは自分でも、そのお膳立てはほぼ親任せだったことが分かりますね。例えば何かの研究をする場合、やはり動機から予想・実験・まとめと一般的なスタイルを守らなければなりませんから、それらの構成を子どもが独学で行うのは不可能でしょう。いかに子どもをやる気にさせ、自力でやり遂げた気にさせるかが勝負ですな。もちろん科学作品展とか社会科作品展とか、そういう所に出す作品はちゃんとした体裁を保ちつつ学年相応の「子どもらしさ」が求められますから、そこまで計算して手伝わないといけません(笑)今は宿題代行業者なるものもあるそうですし、ネットを調べればいくらでも類似研究の参考作品はあると思うので、教師側もどこかに出品する場合はそういう「大人の関与」がどの程度かを見極める必要があるわけですな。まあ、大体賞を取るような子は医者とか資産家とか教員とかの家庭が多く、兄弟で受賞している場合が多いも事実です。そして、いざ受賞し学校で授賞式のスピーチ原稿を書かせようとすると、本人はそこまで分かっていなかったというオチがつくことも・・・まあ作品展側も極端に例年のレベルを下げるわけには行かないので、ある程度は大人の関与も見て見ぬフリなのかもしれません。そういった世界に無縁な校内展示レベルで良いのならば、まあそこまで目くじらを立てることもないと思います。

読書感想文でも、一年生の頃は字を書くのも精一杯なのに何百文字も書けるはずもなく、親に「次何書くの!」と聞きながら書いた覚えがありますが、だんだんコツが分かって自力で書けるようになりましたし、研究や作品ノートなどでも、経験を積むことで自力がつくものでしょう。普段の決められた宿題などではなく、自分で決めたことをやり遂げたり、努力を積み重ねたりしたことは、どんなことにチャレンジしたとしても将来きっと大きな力になると思います。自分の論文好きはこういう所から来ているかもしれないですし、様々なジャンルに興味がわいたのも夏休みの経験が生きているのでしょう。何よりこの年になって6年間毎年何やったか覚えているくらいですからね(笑)自分の子どもが30年も前のことを鮮明に覚えていてくれたら、親冥利に尽きるだろうなあ・・・

余り宿題だからと構えず、楽しんでやればそれが一番ではないでしょうか。

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