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調理実習

2012年06月20日 | 時事
キャベツで食中毒?調理実習の5年生23人搬送
飲食店なら食中毒即営業停止ですが、調理実習も禁止になるのですかね。

附属小ということで家庭科の専任教師のようですが、普通の学校では担任がやるわけです。もちろん自分も高学年を受け持てば腕前を披露しますが、給食で生野菜が出なくなって久しいのに、家庭科の調理実習ではサラダ作りなど、普通に生野菜を使っているのは、恐いなあと思います。

家庭科の学習では、指導要領によると、2年間で切る料理、煮る料理、炒める料理と、ご飯と味噌汁を作ることになっています。材料としては米・野菜・いも・卵が上がっており、生肉と生魚を扱うことは禁止されていますが、生野菜は禁止されていません。
もちろん炒めたり味噌汁を作ったりする前に「切る」学習を進めなければならず、5年生のこの時期に「生野菜サラダ」を作ることは、まあ順当だと言えるでしょう。しかし、6月と言えば食中毒シーズンの最盛期であり、そんな一番危険な時期に、一番不慣れな料理人達が、大勢でワイワイ作るサラダ・・・その恐さが分かってもらえるでしょうか。

当然学校でも、衛生管理には細心の注意を払っています。手洗い・消毒はもちろん、エプロン・マスク・三角巾までつけ、調理器具も事前に全て熱湯消毒するとあれば、およそ家庭の調理環境とは比べ物にならないほど徹底していると思います。あと、毎回の実習の後に検食用に保存食を残さないといけないのですが、そんな対応は一般の飲食店ですら行っていないのではないでしょうか。今回も、原因が比較的容易につかめているのはおそらくこのためでしょう。ただ、ここまでしても持ち込まれる雑菌を100%防ぐ術はないというのが現実なのではないでしょうか。

県によっては生野菜の調理実習を禁止しているところもあるようですし、ひょっとしたらもうすぐ学校では完全に生野菜の存在が消えてしまうかもしれませんね。そのうち、家庭で生野菜を食べて腹痛を起こし、「学校が教えていないからだ」とか訴えられないだろうか・・・ありえそうで恐いなあ。

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