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山と山口の神隠し

2018年08月15日 | 時事
理稀ちゃん発見時の姿 ボランティアに「ぼく、ここー」
見つかったのか・・・本当に良かったです。

行方不明になったのが12日で、発見まで68時間。通常3日72時間が命の壁と言われ、これ以上過ぎると生きている可能性がぐんと減ってしまうことを考えると、この発見したボランティアの男性が早朝に山の中に入って捜索していたことは奇跡としか言いようがありません。しかしこの方の話を聞いていると、奇跡で片付けるのは申し訳ないくらいしっかりした理論と経験に基づく捜索だった模様です。

通常、子どもが行方不明になって捜索をするときに、我々教員がまず探すのは川、つまり「下」なのですよね。用水路やため池に落ちていないか、崖に落ちていないか、現場は海岸が近いので海に流されていないか・・・「となりのトトロ」もそうでしたけど、常にそうした最悪の状況を視野に入れて探します。しかも見落としがないように徐々に範囲を広げながら探すので、もしその範囲にいない場合はいくら人数が多くても探しているうちにさらに遠くに行かれてしまい、発見できず、見つけるのは「もしかしたらこっちに行ったのではないか」と深く遠くを探している、捜索隊とは別の方だったりするのですよね。
生きていることを前提に考えた場合、子どもはどう考えるかと言うと山、つまり少しでも高い所から知ってるものを見ようとする。だから「上」にいるはずだ・・・ということを力説するこのボランティアの方の話を聞いてなるほどと思いました。しかもそれは、別の子が行方不明になったときに同様に捜索隊に加わっていた経験からの発想だったとのこと。東日本大震災など多くのボランティアに携わっていた模様です。大分の方のようですが、この日広島へ行こうとしてたまたまニュースを聞いて探しに来たといいますから、ご両親にとっては本当神様のような方でしょうな(笑)

それにしても3日間か・・・丁度お盆の期間だし、まさに神隠し。ご先祖様を大切にするご家庭だったのでしょうなあ。
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