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「上皇」復活

2017年04月21日 | 時事
退位後は「上皇」「上皇后」…有識者最終報告
歴史の教科書で出てくるような言葉が実に200年ぶりに復活する模様です。

歴史上、上皇なられた天皇は59名と、第125代を数える天皇家の歴史の中では意外にも半数近くが逝去でなく譲位により代替わりしているのだとか。そう考えるとそれほど珍しくもないかもしれませんね。ただし、パッと思いつくのは白河上皇や後鳥羽上皇のように、藤原氏の政治から脱却するため「治天の君」として君臨した時代ですが、最終的には承久の乱で島流しに遭い、その後武家政治に取って代わられてしまったという歴史もあり、一般的には余り良いイメージではないような気がします。まあ、今上陛下が「権力の二重構造」を振りかざすという事態は全く考えられませんが(笑)日本人の苦手な「最悪の想定」も含め、陛下のお気持ちも忖度しつつ、しっかりと話し合って結論がまとめられたようですね。

自民党は「今上陛下に限って」の議論に押し留めたいようで、民進党は恒久法もしくは皇室典範の改正に踏み込むべきという意見を出しています。自分はこの件に関してははっきり民進党が正しいと思っています。秋篠宮殿下が皇嗣(皇太子の意)となり、悠仁様が継承順2位となるわけですが、このままでは30年後、天皇家過去最悪の存続問題が浮上するのは火を見るより明らかです。結婚されお子さんが生まれても、男子である確率は単純に1/2ですし、万が一「皇統が絶えるかも」という可能性が高まってから女性天皇なり旧皇族なり話し合っても、その継承者は何の準備もできないわけですからもう後の祭りです。とかく天皇制に関しては中々議論する場すら設けられませんし、愛子様の誕生後一旦は浮上した議論も悠仁様の誕生で一瞬に頓挫してしまったように、今の機会を逃すとそれこそまた何年も「何とかなるさー」と保留にされかねません。安倍総理は総裁任期が延びましたが高々数年の話ですし、内閣や官僚は「在任中に問題が起こらない」ことが全てで、難題は全て先送りにして逃れようとしてしまう傾向があります。折角の長期安定政権なのですから、憲法改正、皇室典範改正も含め、しっかりこの国の在り方について国民も巻き込んだ議論をしてほしいところですな。

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