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iPS角膜移植

2019年08月29日 | 時事
再生医療の実用化第一号ですかね。すごいニュースですな。

角膜は自己再生せず、一旦病気になるともう移植しかないわけですが、必然的に亡くなった方からの提供しか方法がありませんでした。しかしiPS細胞から培養した「角膜シート」なら、理論上いくらでも生産できるわけで「角膜提供者不足」という問題は今後一切なくなるということですな。心配はやはり新しい技術なので拒絶反応とか副作用とかですけど、今のところ経過は良好とのことで、iPS細胞の研究の中で最も実用化が近いといわれていたものだけに実用化に向けての偉大な一歩が刻めた模様です。

うちの祖母も全盲でしたけど、原因は脳腫瘍の手術中に視神経が切れてしまったということだったので、おそらくこの技術をもってしても回復は望めないでしょう。しかし視覚障がいにはかなり程度の違いがあり、光を感じる程度といった症状の場合は移植で完全に治る可能性が高いのではと思います。技術の進歩によって救われる患者さんの喜びは計り知れません。

ノーベル賞から早7年。安全性が第一ですが、スピード感をもって実用化を推進していただきたいものですね。

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