(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

単語で会話

2010年02月18日 | 時事
【from Editor】少子化の本当に怖い話
「先生、トイレ。」「先生はトイレではありません。」

まあ、子どもが単語でしか話せないと言った話は今に始まったことでなく、昔から言われてきたことですけどね・・・理想の夫婦の条件にツーと言えばカーというような文化が昔から日本にはありますし、父親が家では「飯、風呂、寝る」としかしゃべらないなんてことも昔から言われてきたことです。つーか、この反応を導き出すための母親の問いかけって、「アナタお帰りなさい、ご飯にします?お風呂にします?それともアタ・・・ゲフゴフ(笑)

本題。家庭内など、狭い世界の中ではしゃべらなくても結構意思が通じるものです。しかし、社会に出たときにはそれでは通用しません。そういった社会性を身につける場が学校であるべきと思います。だから、学校では文章で話させるよう指導に力を入れているわけですし、「家庭内の会話が少ないから単語でしかしゃべれない」は必ずしも的中とは言えないと思います。原因は、記事にもある通り、学校が家庭化してきていることが大きいでしょうね。

自分は大規模校ばかり回っているので、毎年クラス替えがあり、いつも新鮮な気持ちで1年を過ごしてきましたが、単学級ではずっと同じ仲間と生活していくこととなり、必然的にコミュニケーションも少なくなってしまいます。これも今に始まった話ではありませんが、年度当初の「新たな気持ち」がないのは、子どもにとって大きなマイナスとなることは想像に難くありません。

さらに、もう一つの原因は「テスト」にあるとも考えられます。日本のテストは正答を単語で書かせる問題が多いですし、論述式の問題は非常に弱いと言う結果がPISAの調査からも分かっています。新学習指導要領では、表現力に重きが置かれていますから、これからのテストには、論述式の問題が多くなっていくでしょう。こうした問題に子どもが筋道立てて応えるには、我々大人も筋道立てて話していかなければならないわけですな。

子どもにまつわる問題は、全て大人に跳ね返ってくることを忘れてはいけません。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もやし | トップ | ダブルマックツイスト »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事」カテゴリの最新記事