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金塊盗難の背景

2017年05月31日 | 時事
福岡で事件が急増、日本はなぜ「金塊密輸天国」になったのか
多発する金塊盗難や密輸事件の背景に日本のシステムの弱点があり、それを狙われている模様です。

以前現金盗難と現金持ち出し事件が同日に起きたことがありましたが、両方とも金塊の取引をするためのお金だった模様です。先日はこの事件より前に起きた金塊盗難事件の犯人が逮捕されましたし、それとは別に金塊を密輸しようとしたとして何10kgと押収されるような事件が続発している模様です。

では何故事件が多発するのかということですが、金相場自体が高騰し、通常取引でも単純に回した分だけ儲かる状態であるということもありますけど、実は現在、香港や韓国から金を密輸して日本で売りさばき、利ざやを稼ぐという手口のゴールドロンダリングが行われているのだとか。日本で売られた金塊はまた香港で売られることになっているらしく、その際に消費税分が還付されることから、売った人は消費税分、取引所は手数料分が確実に儲かる状態となっているそうです。消費税は8%といっても、金塊の取引は億単位ですから、もし1回の取引が4億なら8%の約3千万もの日本の税金が売り主の手に渡ってしまうわけです。もちろん、本来なら日本に多額の金塊を持ち込む時点で関税がかかるわけですが、それを密輸で済ませれば丸儲け状態なわけですね。肝心の金塊は香港と日本をぐるぐる回るだけで減りませんし、犯罪グループが躍起となって密輸しようとし、さらに別の犯罪グループがその金塊や購入資金を狙って強盗事件を起こすという負の食物連鎖のような状態のようです。

さらに困ったことに、どうやらこれらの犯罪行為に対しての取り締りや罰則が日本はかなり緩いらしく、低リスクで稼げるという悪評までついている始末です。これは早急に対策をしないと大変なことになりますね。少なくとも押収した金塊は没収し国庫に納めるくらいの厳しい措置をとらないと、今までの損を取り返せないのではないでしょうか。

そのうち黄金の国ジパングが復活するかも・・・?


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