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稲むらの火

2011年04月26日 | 震災
「濱口梧陵」の玄孫 教科書復活にも複雑 「稲むらの火」1年早ければ…
今年から5年生の教科書に載っているらしいですが、現在差し替え教材を準備中だとか。

この話、自分は子どもの頃のどこかのタイミングで知っていました。年代から教科書ではないようなので、木曽三川公園のアニメだったかな?
この庄屋のすごい所は、稲に火をつけ火事を起こして村人を外に出し、津波に気づかせるとともに避難場所への誘導灯とした所だけでなく、その後私財を投じて堤防を作り、88年後の未来の村人の生命財産まで守り抜いた所にあります。まさに「100年に一度の災害に備える必要」を感じて実行した、今の政府とは真逆の人物であるわけです。ここで教科書に復活するのは、皮肉以外の何物でもありませんな。

しかし、「大津波が全てを飲み込み・・・」などの記述が被災者の心情を刺激しかねないという配慮から、教科書会社では1学期の教材であったところを2学期に回すとか、別の教材を教えることで回避する等、対応に追われているようです。個人的に、被災地区以外では何の躊躇もなく、今こそすぐにでも教えるべき教材であると思いますし、被災地であっても、若干の時間をおく必要は感じますが、全く別の教材には差し替えるべきでないと思います。テレビでは、地震があると地震を扱ったアニメが差し替えになってしまいますが、学校教育というのはそうした目先の感情でなく、それこそ10年後、100年後の未来を見越して動くべきだからです。子どもの心は、大人が心配するよりも強くできています。むしろ今年度中に行うことで、まさに「生きた教育」になっていくのではないでしょうか。なぜなら、次に100年後の未来を守るのは、今回被災した子ども達なのですから。

それにしても、誰もが考えつく「津波などの有事の際にドーム型のバリアがウイーンと出てきて原子炉をすっぽり覆う防衛システム」は実現不能なのでしょうかね。
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