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草舟

2016年07月18日 | 時事
草舟の航海 自力での到着ならず 人類渡航の謎深まる
神話の時代の技術でできる舟で、実際に日本に渡れるか実験をしてみたようです。

しかし、結果はどうやら失敗。潮流が早く、手漕ぎでは方向を定めて進むのは無理だという結論に至った模様です。まあこれは実験なので、最初からスタートとゴール地点を仮定して辿り付けるかどうかを試したわけですし、参加者も「必ず生きて戻る」ことが大原則ですが、そもそも古代に日本へ渡った人々が、命の危険がない単純な冒険心で、しかもそこに島があることを知っていて目指してきていたという前提は、明らかにおかしいのではないかと思います。

昔の人が外海に出るということは、漁をしていて漂流したという事故以外には、その土地の食べ物がなくなったとか勢力争いに敗れて追っ手から逃げるとか、何らかの理由で新天地を探さざるを得なくなったためでしょう。民族単位の大移動だとすれば、当然その中には多くの人々が上陸できずに亡くなってしまうでしょうし、一部が何とか日本にたどり着いたという位の確率だったのではないでしょうか。しかし、僅か数グループだったとしても、それはもう日本渡航大成功の瞬間なわけです。つい最近だって北朝鮮の脱北者が日本に流れ着いたりしていますし、残念ながら遺体が漂着することだってありますからね。特定はできなくとも、偶然性が高くとも、日本に向けての海流は確かに存在するわけです。草舟の性能の如何ではなく、多くの人が挑戦し、幸運にも日本に近い場所で潮の流れから抜け出せた人々が偶然辿り着いたというのが真相なのかもしれません。

今回の実験は、ルートの謎が深まったというより、牽引してもらったとはいえ草で作った船が沈まずにそれだけの長距離を進めたということが分かったことが成果なのではないでしょうかね。

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