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将棋界スマホ禁止

2016年10月05日 | 時事
将棋界、スマホ持ち込み&外出禁止に…違反の場合は除名相当処分
まるで受験生のカンニング防止措置ですが、そこまでソフトの性能が上がったということなのでしょうね。

囲碁でも3月にアルファ碁が韓国のトッププロを破ったことで話題になっていましたが、あれはスパコン4台を接続して演算機能を極限まで高めた対局ですから、言ってみれば大学4つ分の研究機関を1人で相手にしているようなものでした。しかし将棋はそんな大業なものではなく、既にPCどころかそれこそポケットに入れて持ち運べるスマホアプリで既にプロの読みを上回るレベルにまで高まっているのだとか。プロとソフトとの公式戦は早くから連盟が制限をかけていたので、今年アルファ碁に遅れること2ヶ月後にようやくトップクラスの棋士との対局が実現したわけですが、既に太刀打ちできるレベルではなく、全く歯が立たずに敗れてしまっていました。来年はいよいよ羽生名人だという噂がありますけど、この情勢だともしかしたらそれすらも消化試合になってしまうかもしれませんね。今ではプロの局面研究でもソフトが指した手を検討することが実際に行われているらしいですし、顔も名前も分からないネット将棋では、ズルを防止するために「ソフト一致率」のようなものが計算され、余りにもソフトの選んだ候補と指し筋が似ている場合、非難の対象になってしまうのだそうです。プロというのは対局料や賞金だけでなく、アマに指導をしたり本や講義・アマ大会などの解説、メディアなどで色々とプロの技を披露したりすることで生計を立てているわけですが、高々1万円程度のソフトを買えばプロ以上の対局や手筋の研究ができてしまうとなると、将棋というコンテンツが生み出す利益の多くが今後棋士ではなくほとんどソフト開発会社に行ってしまうわけですから、これはもう将棋のプロ組織の存続に関わる大問題ですね。

ちなみに囲碁の市販ソフトも相当性能アップしており、噂では東洋囲碁で8~9段レベルだそうです。自分も一度「天頂の囲碁6」で打たせてもらったことがありますが、その時は8子置いても勝てませんでした(笑)昇級戦は余り打ってないので現在級は東洋7級のままですけど、一応東洋初段の人に親善対局の定先で数目勝てるくらいにはなったのですけどね・・・道のりは遠いorz
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