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井山裕太名誉天元

2019年12月18日 | 時事
囲碁界で4つめの名誉称号を得たのは初の快挙だそうです。

しかし、実はもう一つ、名誉王座についてもリーチ(4連覇)状態だったのですよね。こちらは芝野虎丸名人に奪取され、惜しくも失冠してしまいました。基準となる「連続5期もしくは通算10期」というのは、一度落とすと達成するのがかなり困難になってしまいます。井山3冠の初タイトルは20歳で、現在30歳なので、当たり前ですが既に取っている名誉称号(棋聖・本因坊・碁聖)についても全て連続5期の方で達成しています。5年なら全盛期の勢いでなんとかなりそうですけど、何度か失冠しつつ四半世紀、すなわち人生をかけて10期獲得すると言うのは、このAI時代においては不可能なのではないでしょうか。そう考えると将棋の羽生さんはまだ時代に恵まれた感がありますね。

そうはいっても、残る名人・十段・王座についてもあと4~5期で達成となるわけで、もう一度返り咲けばまだまだチャンスはあると思います。タイトルを持ちすぎていても地方対局が増えて大変なので(笑)名誉称号を得たタイトルはもう手放してこの3つに焦点を絞ればいけるのではないでしょうか。とりあえず、次にある十段戦については現在挑戦者決定戦にまで進んでいるので、ぜひ頑張ってほしいですな。


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