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リーダーシップ

2011年04月10日 | 震災
首相執務室は開かずの間 「何かあったらお前らのせい」
産経は首相批判のつもりで書いているようですが、これを読んで少し菅首相を見直しました。

阪神淡路大震災の時も、民主党の前身、社会党が政権を執っていたわけですが、当時の村山首相は大臣達とテレビにかじりつき、現地入りしたのも2日間くらい後だったと聞きます。それを考えれば、この震災の最大の懸念が千葉から北海道までをなめ尽くした津波でなく、「福島原発」であることをピンポイントで見抜き、わずか震災半日後に上空からですが現地を視察し、その後も、何も知らない官僚や保安員を怒鳴りつつ、対策を講じていたわけです。国民全員が危機意識の足りない日本の中で、それなりのリーダーシップを発揮していると言えるのではないでしょうか。

しかし、現在それをうまくいかなくしているのが、「トップダウン式」の命令系統の中間に位置する官僚や、マスコミであると思います。上の命令を、中間の勝手な判断で薄めていけば、それこそ伝言ゲームのように末端まで正しい情報が伝わらなくなってしまいます。中途半端に偉い人がたくさんいるので、中々難しいのでしょうけど、こういうときぐらい教員のような「ナベブタ式」で、トップの命令を一気に末端まで浸透できるようなシステムに変えるべきなのではないでしょうか(図解)
命令
↓  o<トップダウン>       o<ナベブタ>
↓  oo           oooooooooooo・・・・・・・←末端
↓ ooo
↓・・・・・・・←末端

あと、マスコミがトップの命令や指示に噛み付いたり、末端の動きを邪魔したりという現状も何とかしたいですね。記者会見の質問や、被災者への密着取材などを見ていてもちょっとひどすぎます。ココこそ、それぞれ独自に勝手に取材するのでなく、とりあえずNHKをトップに取材体制を決めるべきではないでしょうか。今のマスコミには、リーダーシップが全く見えません。現状では、ネットで愚痴や情報(デマも含む)を垂れ流しているのと、そんなに変わっていない気がします。厳しい試験を勝ち抜いたエリート達なのですから、もう少ししっかりしてほしいと思います。

これは学校でも一緒で、学級長・班長クラスをしっかり育てないと、学級組織すらままなりません。学校にしても、政治にしても、報道にしても、ボランティアにしても、今求められるのはリーダーシップ。みんなで勉強する時なのかもしれませんね。

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