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白マグロ

2014年11月23日 | 時事
「白いマグロ」解体・販売取りやめ研究機関へ
マグロのアルビノでしょうかね。ただし、肉は普通と同じ赤身だそうです。

自然界には極稀にメラニン色素ができない「アルビノ個体」が生まれ、ホワイトライオンなどが有名ですが、一般的には虚弱体質である場合が多く、成体として発見されることはさらに輪をかけて珍しいとされています。動物にとって毛色は保護色の役目も果たし、敵から身を守る、または気づかれずに襲うために役立ちますから、真っ白であることは生きていく上でかなり不利であることは想像に難くありません。
魚の多くも背が青く、腹が白い色をしていますが、これも実は保護色であり、海上から魚影を見るときには海の「青」と同化し、逆に海中から上を見ると太陽の光が乱反射して「白」が見えにくくなるためにああなっていると言われています。そもそもメラニン色素は太陽の光に反応して黒くなる仕組みですし、必然的に背側に色がつく仕様だとも言えます。何か理に適っていると言うか、生命体のシステムって本当に良くできていますね。逆に深海に生息する生き物は元々光が届かない世界ですから、色素を作る材料も必要もなく、全身白っぽい生き物が多いというわけです。マグロも実は深海魚から進化したという説もあるそうで、ひょっとしたら先祖返りなのかもしれません。いずれにしても、貴重な個体であることは間違いないので、是非安易に食べてしまわずしっかり研究し尽くして欲しい所です。まあ、その後は「スタッフが美味しくいただきました」となるのでしょうけど(笑)

ちなみに韓国で「白マグロ」というとバラムツのことを指しますが、一時期問題になった下痢が止まらなくなるあの魚のことです。その名前を冠して市場に出さなくて良かったですね。

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