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惑星

2006年08月25日 | 時事
冥王星除外に教科書困惑、プラネタリウム歓迎
こういう記事を見ると、学校で習うことは必ずしも絶対じゃないことが良く分かりますね。

ついこの間新しい星が発見され、「第10惑星だ」ともてはやされたわけです。その後、慣用的に呼ばれていた惑星の定義をはっきり決めようということで、一時は12惑星論で決まりかけましたが、それはおかしいぞ、ということでもう一度話し合った結果、なんと第10惑星はおろか元々惑星であった冥王星が事実上の戦力外通告を受け、まさかの8惑星で決着と相成りました。
この一連の流れはそれぞれ「最新情報」ですので、「10番目の惑星発見」「惑星は12個に」などという記事もその時点では間違いでも何でもありません。情勢が変わり、常に新しい情報が入ってくる中で、過去に決定した事項が覆ることは良くあることです。しかし、これが教科書になると、決着が着かない時点での情報は「誤情報」以外の何物でもなく、教科書に載ってしまうとそれは「ウソの記事」として掲載されることになってしまうのです。幸い、今回は教科書の締め切りが1ヶ月後らしく、とりあえずは静観していられるようですが、たまたま1ヶ月前が締め切りだった辞典や図鑑などは大打撃でしょうな。

聖闘士聖矢やセーラームーンなど、惑星をモチーフにした作品も今後書き直しを要求されたりしてね(笑

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (穏高)
2006-08-26 01:39:40
取り敢えず、今回の騒動(?)では、アメリカの科学者の態度が科学者然としていて良かった。

例外を認めないという態度は、科学者として大切だと思うので。
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Unknown (alpha)
2006-08-26 10:44:06
「第10惑星」さえ見つからなければ、こうして議題に上って降格されることはなかったのにね。

75年前、何故冥王星を惑星にしたのか、そちらの経緯にも興味があります。
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Unknown (穏高)
2006-08-26 19:12:16
確か、海王星が見つかった時点か、その後くらいに第9惑星の存在は示唆されていた筈。なので、それに関係するのかも。



そうそう、前回書き忘れたけど、ホルストの「惑星」は構成を変えられることなく済んで良かったと、本気で思った。
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Unknown (alpha)
2006-08-28 22:28:53
wikiで見てみました。

何やら「あるぞ」と言われていて、探したらあったからコレ幸いと名づけたっぽいですな。ずいぶん前から「おかしいぞ」とは言われてきた話のようです。

仮説を立てて実験し、誤差が出た場合、自分の実験が間違いだったと思う人は多いですが、実際「仮説が違っていた」とは考え難いですからね。宇宙に夢を抱くものとしては残念ですが、科学としては確かに英断だったと思います。



ホルストは「火星」と「木星」しか聞いたことありませんけど、同じくwikiによるとドコゾの誰かが「冥王星」を付け足したらしいですね。“補完”なのか“蛇足”なのかは聞いてみないと判断できませんけど。
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Unknown (穏高)
2006-08-28 23:27:57
ほほう、冥王星なんてのもあったんだ。聞いたことがないな。

そのうちにCD屋でも覗いて、探してみようっと。
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Unknown (alpha)
2006-08-30 21:32:14
この曲が作曲されたときには冥王星が発見されていなかったので、ホルスト自身の曲ではありませんが、ホルストの専門家でイギリス・ホルスト協会理事の作曲家コリン・マシューズによる「冥王星、再生する者」(Pluto, the renewer)と言う曲が2000年に作られたそうです。

何やらイギリスでは公認らしく、演奏会ではよくこの曲まで演奏されるそうですが、勝手に第三者の曲が付け足されているのって故人が知ったらどう思うのでしょうかね。
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