四冠に後退

井山裕太十段、十段戦第４局で敗れ四冠に後退
井山５冠（棋聖・本因坊・王座・天元・十段）が十段を落としてしまった模様です。

昨年は碁聖と名人を落としていましたが、ほかのタイトルは防衛したのでまだまだ７冠返り咲きまであると思っていましたけど、さすがに７分の３を落とすと厳しくなりますね。しかも十段はまだ永世資格を取ってないタイトルなので、ぜひ防衛してもらいたかったのですが・・・囲碁の永世資格は連続５期または通算１０期なので、連続で達成するのが一番楽なのですが、一度陥落すると再奪取が大変なので、これで永世７冠の夢にも大きく後退したことになります。やはり常に勝ち続けるというのは難しいのでしょう。

勝った村川八段は若手かと思いきや井山の１つ下（２８）なので、どちらかというと日の目を見れなかった世代にあたるわけですな（笑）一応過去に王座を取っていますから、通算タイトル２期獲得という規定により九段昇段となりました。これまで井山がタイトルを独占していたので、最近この「タイトルを取って九段」がなかなかいなかったのですよね（笑）若手はもちろんですが、最近ではアラフォー世代の再活躍が目立つ中、ぜひアラサー世代にもがんばってもらいたいものです。