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スコットランド

2014年09月15日 | 時事
18日に英スコットランド住民投票 独立の行方、世界が注視
イギリスが分裂するかもしれない住民投票が18日に行われるようです。

イギリスの正式名称は、「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」であり、スコットランドはこのブリテン島の北部3分の1ぐらいに当たります。元々この島はイングランド、スコットランド、ウェールズの国に分かれていて、ブリテン島とアイルランド島の北部と合わせて大英帝国、通称イギリスと呼ばれているわけです。連合王国ですから、1つ1つが王国であり、4つの国をまとめてイギリスと称しているようです。今回の騒動は、北海油田の地下資源がほとんどスコットランド側に眠っているため、スコットランド自体がその権利を独り占めしてそのまま独立してしまおうと言うというのが発端のようです。イギリス全体の収入に大きく関わる大問題ですから、残る3国が慌てて止めようとしているのも心情としてよく分かりますね。
ちなみに、ブリテン島の西に位置するアイルランド共和国は、19世紀にイギリスから分離独立した国であり、分裂はイギリスの歴史上、前例が全くないわけではないようです。もちろん、当時は独立戦争を経ていますし、今でも北部アイルランドの帰属問題が残っているようですから、今回住民投票と言う民主的な方法が選択されたのは、少なくともその時の失敗を生かして…ということなのでしょう。

日本に置き換えて考えると、北海道などの島でなく、本州から東北地方だけがべキッと独立を宣言するようなものなので、やはり大変違和感がありますね。しかし、例えば秋田県にある油田が実は中東並みの埋蔵量だと分かったりすると、こういう事態も起き得るのかもしれません。地元の人は、地元の資源として恩恵を享受したいと思うでしょうし、国としては日本国の資源として最大限利用したいと考えるものです。本来、皆にとって喜ばしい発見だったはずなのに、仲違いの元凶になってしまうのは歴史の皮肉と言うか、人類史の乗り越えるべき大きな課題ですな。いずれにしても、18日の住民投票の結果で決まるそうなので、動向に注視したいと思います。

ところで、もしスコットランドの独立が決まったとすると、イギリス国旗のユニオンジャックから青い部分が取り除かれるとのことで、デザイン的に白地に赤の放射模様となるわけです。これ、まるで旭日旗なのですけど、どこかの国がまたうるさく言ってきませんかね?
コメント
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