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消費税8%決定

2013年10月01日 | 時事
「最後の最後まで悩んだ」安倍首相が4月の消費増税を正式表明
これで来年4月からの消費税増税が決定した模様です。

もう10月なので、来年とはいえ半年しかありません。パッケージに値段が記載されているものは刷新しないといけませんし、10円単位の自販機や切符などは料金体系を考え直さないといけません。もちろん5の倍数でなくなるので、再び1円硬貨の増刷や扱い方を検討しないといけないでしょう。つまり、今日の判断はかなりギリギリのタイミングだったわけです。まあ安倍政権になり、参院選で勝利した時点で覚悟はできていましたが、勝った勢いで宣言するのではなく、「最後まで悩みましたよ」というアピールは一応成功したのではないでしょうか。再来年10月に上げる予定の10%もまた別に検討するらしいですしね。

消費税が1%上がると2兆円の税収増になるそうで、今回の8%増税によって6兆円程度増える予測なのだとか。ちなみに現行の5%では、毎年10兆円ぐらいで推移しているそうですから、あながち的外れではなさそうな数値です。しかし、税収総額で見ると、実は必ずしも上がるわけではないと言うのが現実のようです。実際、5%になった時はその年は増えたものの、他の税を下げたりしていますし、いわゆる駆け込み特需の反動やら不況やらで次の年は大幅に下げています。そもそも来年度予算自体は100兆円規模になるのに、税収総額は多少増えても5~60兆で、やはりあと40兆は借金で賄うしかありません。8%増税は、現状を劇的に変える性質のものではないのです。先ほどの計算を単純に当てはめると、とりあえず借金をせずに1年間をやりくりするには消費税を20%アップしないとダメなわけですしね。しかもそれでトントンですから、1000兆の借金を利息を考えずに返済プランを立てると、消費税30%で100年、35%ですら50年かかるわけです。それくらい危ういのが日本の財政。今の暮らししか考えずに「増税反対」とか言っている場合ではありませんな。

素人考えでは、ダイエットと同じで税収を増やすより歳出を抑えればよいと思うのですが・・・せめて民主党にかき回される前の歳出80兆の水準に戻せれば、将来的に20%くらいの消費税でやっていけるのかな?う~ん、それでも厳しい。
コメント
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