iPodプレイリスト研究（32）ランナーズハイ

十数年前、kamokamoはランニングを日課としていた時期がありました。
年に数回のバドミントンの対外試合に向けたもので、当時ほぼ一日置きのバドの練習以外に自主的に行なっていたトレーニングです。
早朝の町を走るのは気持ちの良いものでしたが、そこにあったのはただ「体力維持のために走らなければ」という義務感だけで、走る事そのものが楽しいと感じたことは一度もありませんでした。昔からランニングや水泳など、ゲーム性の無い単調なスポーツは大嫌いでしたから。

しかし、ランニングマシンで速度を、iPod でテンポをコントロールすると、このままずっと走っていたいというような恍惚感に浸れるようになりました。最初にしんどいなと思っていても、そのうち全く苦痛を感じなくなり、まるで何時間でも走っていられるんじゃないかという錯覚に陥ります。これは世に言う「ランナーズハイ」と言われる現象でしょうか？

しかし調子に乗り過ぎて無理をすると次の日にトンデモナイことになりますので、時間と速度は少しずつ上げるよう心がけています。錯覚は錯覚ですから

現在は、テンポ116のウォーキングから始めて気分を高揚させ、テンポ160（80）前後のランニングを20分程度、再びテンポ116のウォークでクールダウンです。その日の体調に合わせて、マシンの方で運動の強さ（速度）をコントロールしています。

ところで、kamokamoは市街地はランニング出来ないなとつくづく思います。余りにも自分の世界に入り過ぎるため周囲が見えなくなり、車に跳ねられてしまう可能性が高いからです。
しかし、このストレス社会の中で何もかも忘れて自分の世界に没頭出来る時間は、実に貴重だと思います。

iPodプレイリスト研究（31）：体に染みわたる食

宮古島で「島人の心優しさ」の次に感動したことは、「食べ物が美味しい」ということです。（お～～～い、サンゴ礁の青い海じゃないのかい？？）

島豆腐、ジーマミー豆腐、サトウキビのアイスクリームなどが格別だったのは、水が美味しいからでしょうか。
また豚肉料理はどれもトロトロの柔らかさ。味は総じて薄味で、口に含むと溶け出して滋養が体に染み渡るようでした。

う、うま過ぎる、ともかくうま過ぎますよ～～！！

この宮古の豚料理の秘訣は一体何だろう？
家で作ってもなかなか上手く行かないんだけど？



三度目に宮古を訪れた時、思いがけず豚料理のコツを知る事が出来ました。


「よくテレビの料理番組で『先ず肉の表面を焦げるまで焼いて、旨味を閉じ込めて』とか言ってるでしょ？絶対それをやっちゃいけません。肉は先ず茹でて悪いものを取り除かなくてはダメよ～。肉と一緒に悪いものを食べているから本土の人は長生きしないのよ～。」

「豚肉は固まりのまま茹でますよ。最初はアクがいっぱい浮いて来るからね。肉に一通り熱が通るくらい、5分ほどかなぁ、沸騰させたら、その煮汁を全部捨てます。ダシが出ているのに勿体ないと思っちゃいけません。汚れやアクや体に良くないものがいっぱい溶け出してますから、思い切って全部捨てて下さいよ。」

「次に新しい水に替えてもう一度茹でます。浮いて来た脂は丁寧に取り除いてください。もしまたアクが出て来たらそちらも丁寧に除いて下さい。」

「泡盛なんかも入れて、肉がトロトロになるまで茹でます。2時間以上茹でるかな～。結構時間がかかるので一度に沢山作って保存しておいて少しずつ使うと良いですよ。これで豚味噌なんかも美味しく出来ますよ。」

これは宮古のおばあに伺ったお話ではありません。元カツオ漁師のおじいの御言葉でした。
島人の食に対するこだわりは感動的です。


さて、kamokamoも再び沖縄料理に挑戦しました。
三枚肉の固まりは比較的手に入り易いですが、骨付きの固まり肉はなかなか手に入りませんので、スペアリブ用の肉で代用しました。
驚いた事は、最初に肉を茹でた時のお湯に、アクに混じって沢山のゴミが浮いて来ることです。今までこれを全部食べていたかと思うとゾッとしました。
お湯を替えるとその後アクや汚れは出なくなり、澄んだ非常に美味しいスープとなりました。これは感動モノです。是非一度お試しください。
茹で上がったトロトロ肉は小分けして冷凍し、色々な料理に重宝しています。黒糖を使った美味しい豚味噌も出来ましたよ。

宮古の食に対するこだわりを知った時から、kamokamoはファーストフードやインスタント物が食べられなくなってしまいました。

iPodプレイリストには関係ないけれど：宮古島市

「私は【宮古島市】でよかったと思いますよー。【宮古島】の宮古だということがハッキリ分かるしね～。」

「えっ、何の事？？」
宮古島を初めて訪れた時、kamokamoはタクシーの運転手さんの話に面食らってしまいました。

話はどうやら、市町村合併に伴う新市名に関することらしいです。
何でも、宮古島周辺を含む市町村合併でほぼ新市名に決定していた「宮古市」を巡ってスッタモンダした挙げ句【宮古島市】に変更されたらしいです。

宮古島の中心地は平良市（ひららし）です。しかしkamokamoはその時まで「宮古島の中心地は沖縄県宮古市だ」と勝手に思い込んでいました。空港は「宮古空港」だし、新聞は「宮古新報」「宮古毎日新聞」、ケーブルテレビは「宮古テレビ」、フェリーは「宮古フェリー」、観光協会は「宮古観光協会」、それに「書けば宮古！」「読めば宮古！」という面白そうな本までありましたし。宮古島が沖縄県宮古市になっても全然違和感が無いではありませんか。なのに何で？？

何気なく宮古島の宮古郡下地町HP掲示板を訪れて、へぇぇえええー！この書き込みには驚いた（特に140あたり）。こっちにも関連記事を発見。


う～～～～ん、今から考えると運転手さんの「宮古島市で良かったと思いますよー。宮古島の宮古だということがハッキリ分かるしね～。」にはひょっとすると島民の「…の宮○市にはもうウンザリ」という気持ちが込められていたのかもかもしれないなぁ。


などというと宮古島の方々に失礼です。実に穏やかで親切な方ばかりですから。
宮古人の心優しさ、どんな災難も「何とかなるさー」で切り抜けて来た大らかさ。
それはkamokamoが宮古島が好きになった一番大きな理由です。

大好きだよぉ～～宮古～～！

iPodプレイリスト研究（30）柔軟性の回復

最近、トレーニング以上にその後の休息が大切だということが分かって来ました。疲労が回復しないまま次のトレーニングに出かけると、また突然腰が悲鳴を上げそうになります。
以前はほぼ一日置きにジムに通っていましたけれど、内容が次第にハードになり体力的にきつい状況になりましたので、最近は少なくとも中２日は休息を置くことにしています。そのかわり、家でストレッチを行なうことにしました。
ストレッチは体温が38度以上にならなければ効果が無いそうですから、家で行なう時には注意が必要です。ラジオ（テレビ）体操、または庭掃除や拭き掃除など、軽く汗をかく程度に充分に体を動かした後で行なうことが大切です。起き抜けにいきなりストレッチではかえって逆効果かもしれません。

ところで、ストレッチには嬉しい効用がありました。
１年前、右股関節が炎症を起こして時々飛び上がりたくなるよう痛みが走るようになりました。その後、幸い（？）腰を痛めて2ヶ月間安静にしたところ、痛みは無くなったけれど、まるで関節が固まったような状態になっていました。
丁度その頃NHKの「ためしてガッテン」で「50肩」の特集があり、その症状【肩関節が炎症を起した後、動かなくなる】がkamokamoの股関節炎そっくりだったので「これってひょっとすると50肩の股関節バージョンでは？？？」と目の前が暗くなりました。しかし「痛みが無くなった後で少しずつ動かしてやると回復の可能性もあります」という偉い先生の言葉を信じることにしました。

そこで少しずつ、絶対無理をしないように股関節のストレッチを行いました。
それから苦節数カ月、ストレッチのために足裏を合わせて座る事も出来なかった状態から、まだまだ左右のバランスには欠けるものの、何とか足裏を合わせてあぐらがかける状態まで回復してきました。これは嬉しいことです。
世の中、何事も絶対諦めてはいけないなぁと思いました。

トレーニング後にお気に入りの音楽を聴きながら時間をかけてゆっくりと体を伸ばす事は、実に気持ちの良いものです。「気持ちが良い」、これが長続きのコツだと思います。それを可能にしてくれたiPodシャッフルに、感謝感謝です。

iPodプレイリスト研究（29）思わぬダイエット効果2

体重減少の原因として、エクササイズの他にも思い当たることがあります。

人から口々に「太った」「太った」と言われてショックを受けた主人が、kamokamoのエクササイズと期を同じくして生まれて初めてダイエットしようと決心したことです。
しかし空腹を我慢したり辛い運動をするなど大嫌い。結局、高野豆腐ダイエット、炭水化物ダイエット、スキムミルク・ヨーグルトなど、小耳に挟んだモノを少しずつ取り入れて、美味しく楽して痩せようということになりました。

先ず、我が家から白いご飯が姿を消しました。
ご飯は玄米に生協の「十穀米の素」を混ぜて炊いています。ご飯というより、料理の一品という位置づけになっています。今まで一度も使ったことが無かった炊飯器の「玄米」モードにおまかせしています。
玄米はそのまま炊くより、フライパンで香ばしくなるまで煎って炊くと少しおいしくなるかもしれません。
炊きあがりにかなり時間がかかるので、kamokamoは一度に大量に炊いておいて、炊きあがったら直ぐ一食ずつラップに包んで冷凍にしています。

次に、殆ど毎日、高野豆腐が夕食に登場します。（これは結構満腹になり満足感が。）
昆布だしとみりん、塩と醤油少々で薄味をつければ、全く飽きが来ません。
10分くらいは鍋を火にかけるので、時々目先を変えて野菜を一緒に炊きます。

朝はヨーグルト。安売りしている時にプレーンヨーグルトを買い込んでおきます。
最近はこの中にスキムミルクを大さじ3杯ほど混ぜ込んで話題のスキムミルク・ヨーグルトにしています。まぁ、カルシウムが増えるので良いかな。当然ですが砂糖は入れません。
バナナと冷凍のブルーベリー（これも生協で売っている）を結構沢山ヨーグルトにトッピングしています。

変わったといえばこれだけです。
朝はその他、普通にバターを塗ったパン（但し半切れ）、卵、紅茶と、到って普通です。
夕飯も十穀玄米と高野豆腐の他は通常のオカズです。どこかで空腹を我慢している事など、全くありません。

しかし、しか～～～し、半年これを続けて、何と主人は5キロ痩せました。kamokamoはエクササイズをプラスして3キロ減
ま、元の体重が違うけどね。

iPodプレイリスト研究（28）：思わぬダイエット効果

kamokamoの腰痛予防エクササイズもかなり進化を遂げ、ウオーキングの間に10分程度のランニングを挟めるまでになりました。ようやくリハビリ域から脱して、体力増進に移行しようとしてます。気の長い話です。
相変わらずランニングに最適な85BPM前後の曲不足に悩まされていますが、78程度のジョギング曲でお茶を濁しています。90BPM以上の曲ではアップテンポ過ぎてkamokamoにはかなりきついです。

ところで、トレーニングを始めた頃と比べると、何と体重が3キロ少なくなりました。特に無理してダイエットしたという意識も無く、到って健康的に体重と体脂肪量が減少しています。
よくトレーニング直後に体重を量ると極端に減少していることもあります。でもそれは単に水分が抜けてしまったからで、トレーニング後に美味しくビールを頂くと、あっという間に戻ってしまいます。体重と体脂肪率は変動が激しいため、決まった時間に同じ条件で計測しなければならないそうです。

「大切なのは体重や体脂肪率の減少ではなく、「体脂肪量」の減少です。体重と体脂肪率に一喜一憂してはいけません。体脂肪量を常に意識してください。」と偉いお医者さんがおっしゃっておられました。
体脂肪量は体重に体脂肪率をかければ直ぐ出て来ます。しかし体重を量った後で電卓を叩くのは面倒なものです。今度体重計が壊れたら体脂肪率だけでなく体脂肪量も表示される高機能なものに買い替えたいなぁ。でも我が家の体重計も健康そのもので、なかなか壊れてくれません。

ところで、思わぬダイエット効果には少し思い当たることがありますが、長くなりそうなので次回に回します。

アップルストアがアラモアナにありました

写真は、ダイヤモンドヘッドの裾野にある石原裕次郎の別荘（現在は持ち主が違う）のすぐ近くです。

ホノルルは相変わらず日本人観光客で溢れていました。
しかし、以前レジで順番待ちをしなければならなかったブランドショップには殆ど客がいないではありませんか。免税店のギャラリアも閑散としていますし、以前の賑わいは一体何処へ行ってしまったのでしょう？ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターから撤退して近所に独自の店を構えるブランドが多くなりましたが、そのお洒落な独立店にさえあまり客が入っていません。

う～～ん、これは一体どうしたことでしょう？
確かに日本の景気は悪くなったかもしれません。でも、ホノルルにやって来る日本人観光客の数はそれほど変わっていないような気がします。ひょっとして、ものの考え方や価値観の大きな変化が日本人にあったのでしょうか？（まあ、ブランド志向も一巡してお子様からお年寄りまで行き渡ると、もう良いよって感じになっちゃうかも。）

以前に旅行で出会った若い娘さんの「旅先でブランド品を買い漁る人の気が知れません。私はそのお金でまた旅行したいです。」という言葉が印象的だったのだけれど、確かにお金や貴重な旅行の日程の殆どを買い物に費やすより、ご当地の自然や風景を満喫したり様々な文化に触れたりする方が余程楽しいかもしれませんね。

などと考えながら、それでも足は自然にアラモアナ・ショッピングセンターへと向かっていました。

アラモアナ・ショッピングセンターは相変わらず多くの人で賑わっていました。でも個々のブランドショップはやはり閑散としています。本当に客の入りが悪いです。
しかしその中にあって、際立って客でごった返している店を発見！
見なれたロゴと店舗の構え。そうです、Mac教徒にとっては聖堂とも言うべきアップル・ストアです！
こんなところで出会うなんて、感激～～っ！！
kamokamoは吸い込まれるようにアップル・ストアに吸引されて行きました。

おぉ、店内に漂う価値観を共有する者だけが感じる人種を越えた客同士の連帯感と居心地の良さ。
久しぶりのキーボードの感触、見なれた青い画面。
早速操作を…。
あれれ、アルファベットが並んでいるやん。そうか、英語圏だもんね、仕方ないか。
システム環境はこれかな？あれ？並びがよく分からんね。
そうか、OSXが10.4になっちゃったんだ。まだ10.2を使っているkamokamoにはよく分からないや。
うちのMacも早く10.4にしなければ。
見てなさいよ～～、今度ここに来た時には、華麗にMacを操ってやるからね。

時が経つのも忘れて夢中で英語版Mac君と格闘していたkamokamoは、「もういい加減にしなさい」と家族に腕を引っ張られて店から連れ出されてしまいました。