崔子玉座右之銘は、あの空海も名筆で著して自らの戒めとした言葉です。(崔子玉は後漢の儒人)
作家である猪瀬氏がこれを知らないとは考えられないのですが。
隙あらば足を引っかけて転倒させようと手ぐすね引いている輩も多い中、
ここはそっくりそのまま、猪瀬氏にお贈りしたいと思います。
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崔子玉座右之銘
無道人之短(人の悪口を言うな)
無説己之長(自分の自慢をするな)
施人慎勿念(人にやってあげた事を恩に着せるな)
受施慎勿忘(人にやってもらった事はいつまでも忘れるな)
世誉不足慕(「俺ってすごいだろ」を世に認めさせようとしてどうすんの)
唯仁為紀綱(「仁」つまり心を配り情け深いことのみを人生の規範としろ)
隠心而後動(思ったままを口にするな、よく考えて行動しろ)
謗議庸何傷(人からの誹謗中傷は気にすんな)
無使名過実(自分を実力以上に見せようとしては駄目駄目)
守愚聖所臧(あえて愚者に甘んじることを昔の聖人もよしとしている)
在涅貴不緇(ブラックな中にあっても黒く染まってはいかん)
曖曖内含光(ダメダメの中にも光はある)
柔弱生之徒(やわらかくしなやかに生きろ)
老氏誡剛強(突っ張って衝突しながら生きることを老子も戒めておる)
行行鄙夫志(ツッパリはつまらん奴の生き方だ)
悠悠故難量(ゆったりおだやかであれば、あなたの力量は誰にも計り知れない)
慎言節飲食(言葉を慎み暴飲暴食は控えるように)
知足勝不祥(足ることを知れば思いがけない災いも乗り越えられる)
行之苟有恒(常にこれらを心がけていれば)
久久自芬芳(長い年月の間には自ずから徳が備わってくる)
こちらのサイトを参考にしました。
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