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先日、南海地震関係の大変興味深い資料を見せてもらいました。

その中からいくつか抜粋して、昭和南海地震(以下昭和)と安政南海地震(以下安政)の両地震を比較してみました。


【起こった日 震源 マグニチュード】
昭和 1946年12月21日午前4時19分 震源:和歌山沖 M8.0
安政 1854年12月24日午後4時頃  震源:土佐沖  M8.4
(安政地震のエネルギーは昭和の4倍)


【同時発生した東海・東南海地震】
昭和 2年前に「昭和東南海地震」 震源:三重県志摩半島沖 M7.9
安政 32時間前に「安政東海・東南海地震」震源:遠州灘 M8.4

過去の南海地震のパターンを見比べると、多くの場合まず東海・東南海が発生し、それから数時間(この場合はほぼ同時と考えられている)もしくは1~3年後に、南海地震が起こるようですね


【岡山の震度】
昭和 震度4~6 湯原:軽震 西大寺:烈震
安政 震度4~6 被害甚大。しかし山辺の浅原、西坂、生坂では被害家屋はほとんどなし
震度の違いは、地盤の固さによるものだとはっきり分かるわね


【揺れた時間】
昭和 湯原1分 岡山5分 矢掛・福渡10分 
安政 美作で10分以上(美作の矢吹文書による)
1分でもゾッとするのに、10分以上って……想像も出来ないわ
 
【津波】
昭和南海地震 岡山県1.0m以下 高知県・徳島県では5~6m
安政南海地震 岡山県は虫明2.1m児島で5~6m 高知県11m 徳島県9m 大阪湾2.5m
       長時間にわたり何度も襲来。
う~~ん、安政では岡山にも高い津波が押し寄せたのか。


【液状化と地盤沈下】
昭和 広範囲に液状化 江戸時代以降の新しい干拓地が30~60cm沈下
安政 昭和より広範囲に液状化。泥水が吹き上げ地面低くなり、家が地面に潜り込み田畑が歪んだという記録多数

液状化が起こった地区では家屋への被害も著しく、南海地震では建築物倒壊の主な原因は液状化みたいです。
現在、市街地のほとんどが埋め立て地なのに


つづく

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