鴨着く島

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犬のフィラリア予防薬は「イベルメクチン」

2021-05-22 20:02:01 | 日記
先日、動物病院からハガキで狂犬病予防の注射の案内が来ていたので、今日の午後受けに行くことにした。

天気が良ければ2キロばかりの動物病院まで歩いて行こうと思ったのだが、午前中はあいにく降りみ降らずみの天気だった。

午後になって雨が上がり、空の状態を眺めると明るくなってきていたので、このところ雨ばかりで行きそびれていた散歩を兼ねてウメを連れ出した。

なじみの散歩路から外れると、やはり落ち着かないしぐさを見せていたが、10分も歩く頃には道草ならぬ「道嗅ぎ」を始めた。いつものマイペースの癖に戻っていた。

25分後には動物病院に到着。すぐに狂犬病予防の注射を打ってもらい、フィラリア予防の薬を処方されて一件落着。

すぐに同じ道を取って返し、我が家にはちょうど一時間後に帰ることができた。ただ途中の道路上でマムシらしき蛇が死んでいたのに出くわし、怖気づいたウメが後ずさりをした際に、緩かった首輪が外れてしまったのには困った。

首輪を付けようとするのだが、ウメはなかなか捕まらない。下手に追えば道路に飛び出して危ない。それで勝手に前を歩かせ、時おり大声で車の危険を察知させ、何とか家まで無事に戻ったのだった。

帰ってから牛乳を飲ませ、そのあと早速フィラリア予防薬を飲ませようと薬の箱(6個入り)の箱書きを見て驚いた。何と成分があのイベルメクチンだったのだ(ブルーの線引きをしたら油性だったので読めなくなってしまったが)。



明治製菓の関連会社が販売しているこの薬の正式名は「パナメクチン・チュアブル」だが、成分はイベルメクチンと何とか酸塩である。イベルメクチンはノーベル医学賞を受賞した大村智・東京理科大学名誉教授の創成した薬で、アフリカなどでフィラリア・線虫駆除薬として役立っている。まさか犬用のフィラリア予防薬にも使われているとは!

某週刊誌によるとこのイベルメクチンは新型コロナ治療薬にもなり得るそうで、特にドイツなどでは盛んに治験がされているらしい。去年の今頃話題になったインフルエンザ薬「アビガン」とともに、日本発の治療薬ということになる。

もし自分が罹ったら愛犬とともに、このパナメクチンを飲んでみようか(笑)。


ところで新型コロナの大規模ワクチン接種会場が大阪や東京で指定され、それを自衛隊の医療部隊が担当することになったが、17日から始まった予約サイトで、毎日と朝日の記者が架空の市町村番号と架空の接種券番号を入力したら予約完了となってしまったらしい。

両新聞記者はすぐに取り消すと同時に、予約サイトへ通報したのだが、これについて安倍前総理が「とんでもない話で、まさに妨害愉快犯だ」とツイッターで揶揄した、と報道されていた。

しかしこの「試み」によって、予約サイトシステムの不備が分かり、今後架空(偽)の予約が取れなくなるのであれば問題ないだろう。

もし両記者が正常に予約をし、その予約を誰か別人の便宜を図るためにそちらに回したなどと言うのであれば、問題になろう。利益誘導だからだ(自民党の得意技だ)。

だがこの場合、両記者がサイトの不備を突いて利益を得たわけではなく、むしろ不備を指摘したことによってサイトの運営がより正常になり得るわけだから、安倍さんの「愉快犯」は言い過ぎだろう。

ともあれ、ワクチン接種の早期実施は喫緊の課題で、他人のことを揶揄している暇はない。尻に火がついている!



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