鴨着く島

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「東京アラート」発令

2020-06-04 16:03:38 | 日本の時事風景
小池東京都知事はついに「東京アラート」を出した。直近一週間の感染者数、陽性率など数項目の基準を勘案してそう宣言したらしい。

「東京アラート」は映画のタイトルにしてもおかしくない表現だ。

しかし新型コロナウイルスによる死者数は2月頭初から3か月で900人(東京に限ると300名余)というは、他の欧米諸国などと比べて圧倒的に少ない。

また去年の秋からこれまで、全国でインフルエンザに罹患したのが約700万で、死者数が1万人をはるかに超えたのだが、こちらの方はそう脅威を感じていない(メディアもほとんど取り上げない)。

同じウイルス性の疾患だが、その辺はどうも首をかしげる。余りにも新型コロナ感染にたいして恐怖心が強すぎるのではないかと思ってしまう。

確かに感染後に軽症から重症化への道のりが長すぎるので、インフルエンザのようにすぐに隔離というわけにはいかないきらいがあって、気が付いた時には手遅れだったりするのがこの新型コロナの特徴だ。

そのため、ちょっとやそっとでは医者にかからない(薬で治そうとする)アメリカではそれが裏目に出てしまった。

今さら「東京アラート」を出すくらいなら最初の緊急事態宣言の時にロックダウンしてしまえばよかったと思う。

ただ、東京は政府の中枢機関が集まっている関係で出しづらかった点は大いにあるのだが、問題はロックダウンには強制力が伴うから企業の活動停止に直結し、そのため「休業補償」が膨大になるから出せなかった面もあるだろう。

世界でロックダウンした都市は多くあるが、向こうでは「休業補償」はどうなっているのだろうか。

各国政府が政府の資金から出すのだろうが、回りまわって最終的には中国政府に請求書が送られるのだろうか。それはまずあり得ないが、中国もWHOへの拠出金が0.2パーセントなどという人を馬鹿にしたレベルからもっと出すようにならざるを得まい。

それはそうと、「東京アラート」は直下型地震でも出されるようになるかもしれない。最近関東周辺などで震度4クラスの地震が頻発しているのが気になるのだ。

この頃は梅雨入り後の豪雨が各地で起きるようになった。普通は梅雨が終わりそうな頃に大雨が降って明けるのだが、最近は梅雨の最中でも所かまわず豪雨が頻発している。新型コロナを抱えての避難所の仕様が云々されている。

「ウィズ コロナ」(コロナとともに)だそうだ。