鴨着く島

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イグノーベル賞なら

2019-02-20 09:39:07 | 日本の時事風景

トランプ大統領が去年のノーベル平和賞候補への推薦を安倍首相に依頼し、安倍首相が推薦状を送ったらしいことが明るみに出た。

冗談もほどほどにしてくれ。

初の黒人(ハーフ)大統領で、就任早々にヨーロッパを歴訪した際、プラハで核廃絶を格調高く宣言したオバマ氏のやって来た、あるいはやりかけて来た政策(核軍縮・オバマケア・パリ協定調印など)をことごとく葬り去り、「小さなロケットマン」が率いる小さな国北朝鮮の核放棄を迫るための話し合いの端緒を付けただけで、結局は何にも進展していないのに、ノーベル平和賞も何もないだろう。

これに加担した安倍首相も首相だ。

もし二人がそろってノーベル平和賞を受賞できるとすれば、太平洋戦争の恩讐を越えて、国連憲章に違反している二国間軍事同盟(日米安保)を廃棄して、真に正常な二国間の間柄にした時だろう。

安倍首相がさらに一歩進めて日本を「永世中立国(ただし専守防衛の自衛隊は保有する)」にしたら、単独でノーベル平和賞を受賞するだろう。露・中・韓以外の世界の多くの国に推薦依頼を送ったら、喜んで推薦状を書いてくれるに違いない。世界はそれを待っている。

一方、トランプ大統領に値するのは、せいぜい「イグ・ノーベル賞」だ、残念ながら。