映画『百円の恋』を観た。「負け犬がどん底で立ち上がる」というよくある話だが、主人公の挑戦の対象がボクシングで、30過ぎという年齢の問題があり、生産性が乏しいのが特色。作中で「自己満足は止めてくれ」とさえ言われる。 100yen-koi.jp
映画『百円の恋』 それでも主人公がボクシングに挑む姿に説得力があるのは、彼女の人生があまりにもままならず、他に打ち込むべきものがなくなっているとともに、彼女の周囲の人々も多かれ少なかれ同様であるからだ。彼女は無自覚のうちに、他の人々の思いを背負って戦うことになる。
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